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日産、新型「フロンティアプロ」を初公開! 同社初のPHEVピックアップトラック、日本導入はある?【新車ニュース】

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日産、新型「フロンティアプロ」を初公開! 同社初のPHEVピックアップトラック、日本導入はある?【新車ニュース】

日産初のPHEVピックアップトラック

新型ピックアップトラック「フロンティアプロ」は、日産が2027年夏までに中国で発売を予定している9車種の新エネルギー車(NEV)のうち、新型EVセダン「N7」に次ぐ2番目の車種。日産はフロンティアプロとN7に最新技術を搭載することで、競争力の高い商品ラインナップを充実させ、幅広いセグメントをカバーする狙いだ。
フロンティアプロは日産初となる電動ピックアップトラック。このモデルには、数十年におよぶ日産のピックアップトラックの伝統と知見、そして世界有数の新エネルギー車(NEV)市場である中国の最新電動パワートレイン技術を融合して誕生した。
このダブルキャブ仕様の5人乗り多目的ピックアップトラックは、市街地における日常的なドライブでの快適性や効率の良さに加えて、アウトドア用途にも対応しており、多面性を求めるファミリー層をターゲットに開発された。

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デザインコンセプトは「Rugged tech(逞しくかつ先進的)」で、モダンなエクステリアと広々として洗練された室内空間を両立。日産の上海デザインチームは、1980年代の日産D21型ハードボディピックアップのフードに開いた3つのエアインテークをオマージュし、フロントLEDライトを活用してフロンティアらしさを先進的に表現した。ホイールサイズは18インチで、265/65R18サイズのタイヤを標準装備する。


1.5Lターボ+モーターで408ps/800Nmを発揮

フロンティアプロのパワートレインは、ターボ付き1.5リッター4気筒エンジンに、トランスミッションに搭載された高出力電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを採用。システム全体で300kW(408ps)以上の出力と、最大で800Nm(81.6kgf-m)のトルクを発揮し、高いパフォーマンスと優れたエネルギー効率を実現する。中国市場向けではEV走行時の最大航続距離135kmの達成を目指す。
また、高いオフロード性能を実現するために、5リンク式リアサスペンションや、前後輪のトルク配分を自動で制御するIntelligent All-Wheel Drive(インテリジェント・オールホイール・ドライブ)の採用に加え、電動メカニカルリアデフロックを採用。この他、ドライバーは走行シーンや好みに合わせて「ハイブリッド」「ピュア エレクトリック」「パフォーマンス」「スノー」の4種類からドライブモードを選択できる。


室内空間にはその広さに加えて、標準装備のパノラマルーフ、10インチLCDインストルメントパネル、14.6インチインフォテインメントスクリーンなど、充実した快適装備を採用。一部グレードのフロントシートにはヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能も備わる。また、プラグインハイブリッドバッテリーを活用したV2L(Vehicle to Load)ポートを使用することで、家電機器などを最大6kWで充電することができる。
鄭州日産(ZNA)と共同開発した「フロンティアプロ」は、2025年末までに中国で生産・販売を予定しており、将来的には輸出も予定しているという。


スタイリッシュな新型EVセダン「N7」

東風日産の新型EVセダン「N7」は、従来の開発期間を大幅に短縮して開発されたモデル。2024年11月に開催された広州国際モーターショーで初公開され、2025年の4月に中国で発売される予定だ。
N7の空気抵抗係数(Cd値)は0.208を誇り、ドライビングの楽しさと乗員全員に快適な乗り心地を提供する、全方位でのインテリジェント機能を装備する東風日産の意欲作だ。
エレガントなプロポーションのN7は、広々とした室内空間を兼ね備えている。フロントには710個の高出力LEDとともに、日産ならではのVモーションデザインシグネチャーを採用。ボディサイドではフレームレスドアやフラッシュドアハンドルにより、クリーンでモダンな佇まいを演出している。リアには一直線に広がるライト内に882個のOLEDが組み込まれた。ホイールは19インチを履くグレードも用意される。
インテリアはファミリー層向けに心地良い環境を提供する。フロントシートには、49個の独立したセンサーからの入力に基づき、AIを駆使してシートを調整する姿勢適応システムを備えた「ゼロプレッシャーシート」を採用(助手席はオプション)。また、前席のシートには12ポイントのマッサージ機能を備えているほか、運転席は最大60mm拡張するエアクッション機構を備えており、快適性の追求に余念がない。
15.6インチのセンターインフォテインメントスクリーンは、2.5Kの解像度でコンテンツを映し出す。クアルコム製スナップドラゴン8295Pプロセッサーが搭載され、シームレスなエンターテインメントとコネクティビティ体験、そして中国のAI企業「DeepSeek」が開発したディープシークR1 AIインテグレーションを提供。これらのサービスは32GBのメモリと256GBのデータ容量により、高速で応答性が高い状態で使用できる。


モーターは最高で271ps/305Nmを発揮

N7のバッテリーにはリチウム鉄リン酸(LFP)を採用し、58kWhと73kWhの2種類を用意。フロントに搭載されたモーターの出力は、58kWhバッテリー搭載グレードで160kW(218ps)、73kWhバッテリー搭載グレードでは200kW(272ps)。最大トルクはいずれも305Nm(31.1kgf-m)を発生する。バッテリーの充電は残量10%から80%まで約19分間、30%から80%までは約14分で完了する。
CLTCモード(中国の燃費測定用走行サイクル)に基づく航続距離は、58kWhバッテリー搭載グレードで510km以上、73kWhバッテリー搭載グレードでは最大635km。フロントにマクファーソン式、リアにマルチリンク式のサスペンションを搭載しているほか、車酔いを和らげる機能により、乗員全員に快適な乗り心地を提供する。
中国における自動運転技術のリーダーであるMomenta社と提携し、「Navigate on Autopilot(ナビゲートオンオートパイロット)」と呼ばれる、地点から地点への移動が可能な高度な運転支援システムを採用したもの特色。
このシステムは、高速道路では合流や追い越しなどの複雑な操作をシームレスに処理し、市街地では車線変更や複雑な曲がり角の状況、他の車両が不意に車線に合流した場合などでも、スムーズに対応し、ドライバーに安心感を提供。また、自動駐車機能により、斜めのスペースや狭いスペースなど、難しい状況での駐車にも対応できる。
 
SPECIFICATIONS
日産フロンティアプロ|Nissan Frontier Pro
ボディサイズ:全長5520×全幅1960×全高1950mm
ホイールベース:3300mm
最低地上高:231mm
車両重量:3315~3355kg
エンジン:1.5リッター直列4気筒ターボ
システム最高出力:300kW(408ps)以上
システム最大トルク:800Nm(81.6kgf-m)
駆動方式:4WD
EVモード走行距離(目標値):135km(※)
※NEDC(New European Driving Cycle)に基づく認証値
日産N7|Nissan N7
ボディサイズ:全長4930×全幅1895×全高1487mm
ホイールベース:2915mm
モーター最高出力:160kW(218ps)または200kW(272ps)
モーター最大トルク:305Nm(31.1kgf-m)
駆動方式:FWD
バッテリー容量:58kWhまたは73kWh
一充電航続距離(CLTCモード):510km以上(58kWh)/635km(73kWh)

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