2019年にレカロレーシングチームを発足させ、国内最大級のワンメイクシリーズTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceのプロフェッショナルクラスに参戦しているRECARO Racingは、シーズン当初に予告していたとおり7月24~25日に開催予定の第4戦SUGOより、長年スーパーGTで活躍してきた小暮卓史がチームに加わることを発表した。
長年にわたってホンダのエースドライバーとしてGT500クラスを戦い、現在はGT300クラスでJLOCのランボルギーニをドライブする小暮が、同じくGTドライバーたちが多数参戦している86/BRZレースに挑む。ゼッケン番号は“909”、車両はスバルBRZだ。
RECARO RACING TEAM 戦いの流儀。苦悩のなか86/BRZレースの最後尾から見た景色
小暮は2021年シーズン第4戦より、レカロレーシングチームからシリーズ初参戦を果たす予定。これにより同チームは、佐々木孝太、井口卓人、小暮という3人のドライバー体制で、今季の残り8ラウンドを戦っていくことになる。
レカロジャパンは、自動車用本格フルバケットシート『プロレーサーRMS』の開発などに、モータースポーツを通じて得た知見や経験をフィードバックすることを目的とし、2019年にレカロレーシングチームを設立。同年より国内最大級のワンメイクシリーズである86/BRZレースに参戦し続けている。
2021年シーズンのプロフェッショナルクラスには、ここまで906号車RECARO 86 DL Kをドライブする佐々木と、988号車RECARO BRZ BS Tをドライブする井口の2台体制で参戦。開幕戦もてぎ、第2戦富士、第3戦オートポリスを終えた時点で井口がランキング10位につけている。
そんな今季の中盤に差し掛かる第4戦菅生ラウンドから、レカロレーシングチームに小暮が加入する。参戦にあたって小暮は「86/BRZレースのプロクラスのレベルの高さ、ナンバー付きワンメイク車両の難しさは充分に理解しています」とコメント。
「レースに参加したい気持ちと、簡単には参加できるレースではないという想いに葛藤してきましたが、ようやく決心がつきました」と胸の内を明かした。
レカロレーシングチームのチームマネージャーを務める前口光宏氏は「チームメイトの佐々木孝太選手も井口卓人選手も小暮卓史選手の加入を歓迎し、ともにテストを重ねてきました。チームメイトでもあり、同じレースを戦うライバルでもありますが、非常に良い関係を築けています。残りのレース全戦を3台で走り切りたいです」と抱負を語る。
なお、小暮がスバルの生産拠点がある群馬県の出身であること、スバル車で公式レースに参戦することは今回が初めてということもあり、地元のスバルディーラー、富士スバルがチームを全面的にバックアップすることを約束。同じくスバルBRZで参戦する井口がドライブする988号車と合わせて、車両メンテナンスからレースメカニックのサーキットへの派遣などのサポートを行うという。
2019年9月からチーム加入を誘われていたものの、1年と10カ月もの間葛藤し続けた小暮。悩み抜いた末に答えを出した2010年のスーパーGTシリーズチャンピオンは7月24~25日、スポーツランドSUGOで開催される今季第4戦で86/BRZレースデビューを果たす。
■TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第4戦以降のスケジュール
RoundDateCircuit第4戦/第5戦7月24日(土)~25日(日)スポーツランドSUGO第6戦/第7戦8月28日(土)~29日(日)十勝スピードウェイ第8戦9月18日(土)~19日(日)鈴鹿サーキット第9戦/第10戦10月16日(土)~17日(日)岡山国際サーキット第11戦11月20日(土)~21日(日)富士スピードウェイ
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
【MotoGP】苦境が好転しないホンダ、チーム側も予想外? 「理論的には良い改善をしているはずなのに」と困惑
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる
EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
ホンダが新型「軽バン」発売!“ 柱無い”斬新モデル、反響は? 6速MT&CVTの「N-VAN」136万円から
スバルが新型「本格“2ドア”スポーツカー」発表! 6MTのみ&ガチガチボディ採用! 「超スポーティ仕様」どんな人が買う?
なぜ「車にかけるお金」は2位から18位に転落したのか?──教えて、博報堂生活総研さん! 30年間の観測データで分かった、若者のクルマと恋愛事情。<前編>
ストロール「SC出動時に前方のクルマが急減速し、接触を避けられなかった」:アストンマーティン F1第5戦決勝
みんなのコメント