F1ベルギーGPを5位で終えたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)にペナルティどころか警告すら与えられなかったことに不満を抱いている。
ルクレールとピアストリは、3番手を争っていた。そして8周目、ケメルストレートで2台は横並び(左にピアストリ、右にルクレール)となったが、レ・コームへのブレーキング時にこの2台が接触。ピアストリはこれにより、フロアにダメージを負った。
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この事故については審議対象となったものの、いずれのドライバーにもペナルティは出されなかった。
スチュワードはこの接触について、ルクレールはピアストリを故意に押し出したわけではないと判断したと説明している。
しかしピアストリはこの裁定に納得していない。レース後にメディアの取材に応じたピアストリは、当時はスチュワードの裁定理由をまだ理解していなかったかもしれないが、不満を露わにした。
「僕の位置からすると、もう白線の上にいたから、挟まれる形となってしまったんだ」
ピアストリはそう語った。
「まず、大きなクラッシュにならなかったのは、本当に幸運だったと思う。というのも、ブレーキングゾーンでホイール同士が接触したんだからね」
「でも、僕はどこにも行き場所がなかった。だからペナルティがなかったのは……必ずしもペナルティが必要だったとは言わないけど、少なくとも白黒旗(警告)か何かが出るべきだったと思う。あれが許されるなら……ああいう接触は確かに問題だけど、最低限のスペースしか空けずに走ってもペナルティを受けないという状況は、決して良い状況だとは言えない」
なおこのシーンを見た元F1ドライバーのファン-パブロ・モントーヤは、当時はルクレールの方が明らかに前にいたため、ピアストリとしてはもっと前にいなければ、スペースを主張することはできなかったはずだと語った。
その後ルクレールは、バーチャル・セーフティカー(VSC)中にピットストップできたことで、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の前に立つことができた。しかしレースペースの面ではアントネッリの方に分があり、最終的にオーバーテイクを許したものの2位で終わった。
一方でピアストリは、特にスティント終盤にペースが落ち、5位フィニッシュとなった。チームによれば、ルクレールとの接触によるダメージで、1周あたり0.2~0.3秒ほど失っていたという。
「最初のスティントでは、ダメージが(ペースが上がらなかった)大きな要因だったと思う。ダウンフォースがかなり低下しただけでなく、マシンのバランスにも大きな影響が出た。フロントウイングの角度を調整するまでは、かなり苦労したんだ」
そうピアストリは語った。
「ルイス(ハミルトン/フェラーリ)には前に出られたけど。2回目のスティントは、かなり良くなったと思う。それまではクリーンエアの中でも、ドライブしづらかったんだ」
「ただルイスが目の前に近づき、集団に巻き込まれると、またしても信じられないほどドライブするのが苦しい状況になった。1秒半から2秒ほど離れると、ようやくペースが安定したんだ。それでもマシンはまだダメージを受けていたから、それは間違いなく影響した」
「スティントの最初は非常に競争力があったと思うけど、終盤はそれほど良くなかったかもしれない」
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