スーパー耐久・富士24時間レースがいよいよ開幕！ 野尻智紀擁するホンダ有志チームは新フロントバンパーをシビックに投入

　スーパー耐久シリーズの名物イベントである富士24時間レースが、第3戦として5月30日（金）から6月1日（日）にかけて富士スピードウェイにて開催され、8回目の今年は10クラス60台が参加する。

　ST-2クラスに参戦するHonda R&D Challenge（HRDC）は、富士24時間レースから、新たなフロントバンパーを使用するシビック・タイプR（FL5型）に投入すると発表した。

　HRDCは本田技術研究所／本田技研工業の従業員有志で立ち上げられたプライベートチームだ。2019年からスーパー耐久シリーズにシビック・タイプRで参戦を開始し、2022年には先代モデルFK8型からフルモデルチェンジを受けた最新のFL5型を投入。2023年にST-2クラスでシリーズチャンピオンに輝いたが、昨年はトラブルもありタイトルを逃した。

　昨年大会に引き続き、HRDCは今年も富士24時間レースで2度のスーパーフォーミュラチャンピオンである野尻智紀をゲストドライバーに起用する。

　勝利を確かなモノとするべくHRDCが投入するフロントバンパーは、スーパーGTをはじめとしたサーキットマシンのエアロパーツの開発及び製造を行なうVARIS（バリス）の協力を経て開発された。

　HRDCは新たなフロントバンパーで、さらなる冷却性能とダウンフォースの向上を目指しており、公式テストで効果が確認できたため、第3戦からの投入を決めた。チームは既に2019年からVARIS製のボンネットを装着し、2024年からはリヤウイングも搭載。今回のフロントバンパーは初の試みとなる。

　HRDCのチーム代表を務める木立純一は、次のように語った。

「VARIS様には、2019年のスーパー耐久参戦開始から耐久レースにおける冷却効率向上やエアロダイナミクスに対するチャレンジにご協力賜り感謝しています」

「今回新たなチャレンジとしてフロントバンパーのアップデートを行ないます。すでにエアロダイナミクスの効果は公式テストで確認済みですが、24時間耐久レースでも表彰台の中央を目指して戦いその性能の高さを証明して参ります。HRDCは、Hondaのクルマづくりを担うエンジニアを中心に構成されたHonda従業員チームです。我々のレースを通じた飽くなきチャレンジに是非ご注目ください」

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ヤマト　カラーにしてほしいな