次世代の小型電動SUV
韓国の自動車メーカーであるキアは、新型EVの「EV3」のコンセプトモデルを公開した。
【画像】キアのBセグメントEV、新たなステージへ【キア・コンセプトEV3と現行のソウルEVを写真で比較】 全26枚
EV3は小型のBセグメントSUVで、欧州や米国市場への導入も見込まれる。キアのEVラインナップにおける最新モデルであり、2024年に発売予定とされる。
現在販売されている同クラスのソウルEVと入れ替わるような形で投入されるが、デザインは大きく異なる。実際、コンセプトEV3のボディサイズは明かされていないが、ソウルEVよりもわずかに大きく見える。ボクシーなスタイリングと、リアに向かって曲線を描くルーフラインが特徴的だ。
ミドルサイズのEV5やEV9との類似性が高いが、低いフロントセクションや刷新されたLEDヘッドライト、シャープなラインと滑らかなボディフォルムなど、新しい試みも見られる。
キアのデザイン責任者であるカリム・ハビブ氏によると、EV3で重視したのは使いやすさと柔軟性の融合であり、フェンダー部分のボディクラッディングなど、人気の高いデザイン要素を採り入れているという。フロントガラスは前方に押し出され、室内空間を最大化するために角度を立てている。
持続可能な内装材
コンセプトモデルのエクステリアは市販バージョンに「かなり近い」とのことだが、インテリアはそうでもない。リアドアは後方に開くタイプで、ハビブ氏によると、これはインテリアをよりよく見せるためのものだという。
インテリアは比較的ミニマルで、ドライバーディスプレイとインフォテインメント・デイスプレイが1枚のパネルに収められている。ステアリングホイールは少し変わった形状で、キアのロゴが右側にオフセットされている。ダッシュボードに物理的なコントロールはない。
フロントシートの間にはテーブルのようなセンターコンソールがあり、4つのポジションに設定できる。コンソールの表面には、キノコの根を培養して作られる菌糸が使われており、特殊な処理によって革のような質感になっているという。
キアはこのような持続可能素材の使用を拡大しようとしているが、菌糸体はまだ本格的な量産には適していないと考えられる。
シートも天然素材で作られている。リアシートはフラットに折りたたむことができ、荷室を拡大できる。
EV3はヒョンデ・グループのEV用プラットフォームのE-GMPを採用し、技術的な詳細は明らかにされていないが、複数のバッテリーサイズを設定する可能性が高い。
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キア乗りはカブト・クワガタムシの幼虫といっしょ♡