2024年までメルセデスに所属していたルイス・ハミルトン(2025年からはフェラーリ)は、過去にスーパーバイクの”極秘”テストを実施。これについてメルセデス代表のトト・ウルフは、テストの存在すら知らなかったという。
ハミルトンは2018年末、スペインのヘレス・サーキットで当時ヤマハが世界スーパーバイク選手権(WSBK)に投入していたYZF-R1を試すチャンスを得た。2014年のスーパースポーツ選手権(WSS)チャンピオンであるマイケル・ファン・デル・マークと、その当時のチームメイトであるアレックス・ロウズが同行し、2日間にわたってテストを実施した。
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しかしウルフ代表にとっては寝耳に水。俳優ダックス・シェパードのポッドキャスト“Armchair Expert”の中でこう明かした。
「彼らは私に知らせていなかった。彼は特にバイクが大好きな戦略主任とエンジニアと一緒に行っていた」
ウルフ代表はそう語り、次のように続けた。
「その2日間、彼らと連絡を取る術がなかった。その後、彼のエンジニアと話したら、何の問題もなく走り終えたと言われた。そして『何か聞いたとしても、ルイスは大丈夫だということを知っておいてほしい』と説明された」
「その後、彼に詳しい情報を求めると、ルイスが転倒したと言ったんだ」
ファン・デル・マークはハミルトンとのテストを終えた後、初日は主にハミルトンのスピードを抑えることに努め、「彼は怖がることなく、クルマと同じように速くコーナーを曲がろうとするから、彼を止める必要があった」と当時テストを振り返っていた。
そしてウルフ代表曰く、プロライダーの静止があったものの、テストでのハミルトンのペースアップが止まらなかったという。
「彼らはルイスがMotoGPライダーより4秒遅いだけだと言っていた。それは信じられないことだ」とウルフ代表は言う。
「スピード感覚はルイスの武器だ。それが彼をチャンピオンたらしめている」
ハミルトンは以前から四輪だけでなく二輪にも強い興味があることで知られており、2019年にはMotoGPレジェンドであるバレンティーノ・ロッシとマシンを交換。ハミルトンはヤマハのMotoGPマシンYZR-M1を、ロッシはメルセデスの2017年仕様F1マシンW08をドライブした。
過去にはMVアグスタのスペシャルなバイクをデザインしたこともあるハミルトン。最近では、グレシーニやKTMの買収計画にも関係していたと言われている。経営危機に立たされるKTMに関しては、メーカー側も真剣な交渉の存在を認めた。
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みんなのコメント
そうでないなら、契約者、ひいてはファン等に対して責任が無さすぎる。