現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > メルセデス・ベンツCクラスのSUV版? GLCがパワーアップして登場

ここから本文です

メルセデス・ベンツCクラスのSUV版? GLCがパワーアップして登場

掲載 更新
メルセデス・ベンツCクラスのSUV版? GLCがパワーアップして登場

■メルセデス最量販SUVのGLCが新しくなった!

 メルセデス・ベンツ日本は、2019年10月3日に新型「GLC」と新型「GLCクーペ」を発表し、同日より注文受付を開始しました。

アルファードを超える? トヨタが新型高級ミニバン「マジェスティ」発表!

 2015年6月に発表された先代「GLC」は、それまでのGLKクラスの後継モデルというポジションでした。車名からわかるように「Cクラス」のSUV版ともいえ、新型GLCは、Cクラスと同等の安全・快適装備に加え、高いアイポイントや同セグメントのなかでは低重心のためにセダンのような乗り心地と取り回しのよさをあわせ持ったプレミアムミドルサイズSUVです。
 
 また新型GLCクーペは、GLCと同等の走行性能、利便性を実現しながら、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムとSUVらしい存在感を両立したSUVクーペです。
 
 2代目となるGLCならびにGLCクーペの日本導入モデルにはどのようなラインナップがあるのでしょうか。

●GLCとGLCクーペは、5つのラインナップで発売開始

 GLCとGLCクーペは、エンジンや出力違いによってメルセデス・ベンツのブランドで2車種、メルセデスAMGのブランドで3車種、合計5車種のラインナップで日本に導入されます。

 メルセデス・ベンツでは、2リッター直列4気筒ディーゼルターボの「220 d 4MATIC」と2リッター直列4気筒ターボの「300 4MATIC」がラインナップされます。「GLC 220 d 4MATIC」が690万円(消費税込、以下同)、「GLC 220 d 4MATICクーペ」が721万円、「GLC 300 4MATIC」が775万円、「GLC 300 4MATICクーペ」が807万円です。
 
 メルセデスAMGからは、3リッターV6直噴ターボの「43 4MATIC」と4リッターV8ツインターボで出力違いの「63 4MATIC+」と「63 S 4MATIC+」がラインナップされます。「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC」が948万円、「メルセデスAMG GLC 43 4MATICクーペ」が980万円、「メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+」が1313万円、「メルセデスAMG GLC 63 4MATIC+クーペ」が1344万円、「メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+」が1487万円、「メルセデスAMG GLC 63 S 4MATIC+クーペ」が1519万円です。
 
 すべてのモデルが右ハンドルのみの設定となります。組み合わされるトランスミッションは、すべてのラインナップで9速ATとなります。駆動方式にFRはなく、4MATIC(四輪駆動)のみとなります。

■メルセデスらしい無骨さのなかに官能的な美しさが宿る

●質実剛健、しかし官能的になったデザイン

 新型GLCの外観は、メルセデス・ベンツのデザイン思想「Sensual Purity(官能的純粋)」に則って、現代的ラグジュアリーを表現しています。細かなエッジやラインを減らして面を強調するなど、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインとなっています。

 フロント部は、クローム仕上げのアンダーガードと往年の名車「300SL」を連想させる2本のパワードームを備えたボンネットが、SUVとしての存在感とパワーを表現しています。標準のラジエターグリルは特徴的なツインルーバーデザインとなっていますが、AMGラインを選択すると標準仕様とは異なる台形型グリルデザインとなり、ダイヤモンドグリルとシングルルーバーとなります。バンパー下部左右には2本のフィンが配置され、シルバークロームのフロントエプロンと相まってスポーティさが強調されるデザインです。
 
 リアセクションでは、バンパーとエグゾーストエンドが一新されました。リアコンビネーションランプはデザインが一新され、フルLED化されています。
 
 インテリアは、これまでのスポーティかつ上質なデザインコンセプトを受け継ぎながら、ダッシュボード中央にナビゲーションやエンターテイメントシステムの表示画面となる高精細10.25インチの「ワイドディスプレイ」が装備されました。
 
 また、インストゥルメントクラスター機能を持つ高精細12.3インチの「コクピットディスプレイ」には、スピードメーターやタコメーター、ナビゲーション、安全運転支援システムなどの情報を表示することができ、表示モードはクラシック、スポーツ、プログレッシブの3種類から選択可能です。
 
 ステアリングホイールはSクラスと同じデザインの最新世代のものが採用されています。手を離さずにナビゲーションの操作や車両の設定などがおこなえる「タッチコントロールボタン」や「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を設定するスイッチも備えられており、操作性がさらに向上しました。
 
 また、ゆっくりとカラーが変化し続ける「マルチカラーアニメーション」を搭載した「アンビエントライト(64色)」も装備されています。
 
 車室空間の快適さも高められています。各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、ミュージックなどのシステムを統合的にコントロールする「エナジャイジング コンフォート」をオプション装備すれば、「リフレッシュ」、「バイタリティー」、「トレーニング」の3つのプログラムから自分にあった快適な車内空間を手に入れることができます。
 
 さらに「エナジャイジング コーチ」機能を使うと、高度なアルゴリズムに基づいて、走行時間などを加味した上で、ドライバーのストレスレベルや睡眠の質などの個人データを活用し、ドライバーをサポートするモードを提案します。ただし、これはGarmin製スマートウォッチ(別売)を装着した場合のみです。
 
 また、対話型インフォテイメントシステム「MBUX」を搭載し、「ハイ、メルセデス」をキーワードにボイスコントロールが起動し、多くのインフォテイメント機能を音声認識でコントロールできます。
 
 新型GLCは安全面でも抜かりはありません。「Cクラス」や「Sクラス」と同等の最新世代の運転支援システムが標準装備されます。
 
「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、対向車線を横切って右折しようとする際、対向車線を直進してくるクルマと衝突する危険がある場合に10km/h以内であれば自動ブレーキが作動します。対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使っておこなわれます。

■好みに応じてエンジンは4機種5ラインナップ

●エンジンは大きく4タイプ
 
 GLC 220 d 4MATICに搭載されるエンジンは、2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンです。最高出力194馬力、最大トルク400Nmを発生し、現行「Eクラス」にも搭載されているエンジンです。

 従来型より高出力化された一方で、振動と騒音は低減されており、ディーゼルとは思えない快適なドライブを実現しています。

 このディーゼルエンジンには革新的技術が多数盛り込まれています。たとえば、シリンダーブロックとピストンに熱膨張率の異なる素材を採用したり、自社開発した表面コーティング「NANOSLIDE」を導入することで摩擦を低減し、効率性を高めています。
 
 さらに排出ガス浄化経路の短縮や選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルターを採用するなどして、排気のクリーン化にも力が注がれています。欧州において導入されているRDE(実路走行試験)規制にも適しています。
 
 GLC 300 4MATICには、2リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載されています。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステム「CAMTORONIC」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速が可能になりました。
 
 最高出力は258馬力、最大トルクは370Nmです。これは従来のGLC 250 4MATICに比べて+47馬力、+20Nmとなっています。
 
「メルセデスAMG 43シリーズ」のV型6気筒エンジンは、従来モデルより23馬力アップの390馬力となり、伸びやかな加速を実現しました。このパワーを四輪に最適に配分するために、メルセデスAMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を搭載しており、31:69とリアよりのトルク配分により、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンドリングを実現しました。

「メルセデスAMG 63シリーズ」には、「メルセデスAMG GT」に搭載されている最高出力476馬力、最大トルク66.3kgmの4リッターV型8気筒エンジンが搭載されます。

 さらにハイパフォーマンスモデルの「63S」も設定され、こちらは最高出力510馬力、最大トルク71.4kgmとなっています。
 
 メルセデスAMGが開発した新しい四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を搭載し、前後トルク配分は50:50から0:100の範囲で可変トルク配分し、発進時はもちろんのこと高速走行、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりの加速などにおいて、絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビングを楽しむことができます。
 
※ ※ ※

 気になる納車時期ですが、GLC 220 d 4MATIC、GLC 220 d 4MATICクーペ、GLC 300 4MATIC、GLC 300 4MATICクーペは2019年11月、メルセデスAMG各モデルは2019年12月を予定しています。

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「オフロードに最適。雪山を走るのがカイカンです!」【日産・テラノ】|こだわりの愛車探訪
「オフロードに最適。雪山を走るのがカイカンです!」【日産・テラノ】|こだわりの愛車探訪
グーネット
《航続距離746km ! 》新型bZ4X正式デビュー
《航続距離746km ! 》新型bZ4X正式デビュー
グーネット
岩手の四季を映す「ホテル森の風 鶯宿」の創作会席【料理じまんの宿18選】
岩手の四季を映す「ホテル森の風 鶯宿」の創作会席【料理じまんの宿18選】
グーネット
アウディで氷上ドライブ!“クワトロ”の走りを体感できる特別イベント開催【動画あり】
アウディで氷上ドライブ!“クワトロ”の走りを体感できる特別イベント開催【動画あり】
グーネット
欧風ロケーションにイタリア&フランス車が大集合!「和歌山イタフラピクニック2025」開催
欧風ロケーションにイタリア&フランス車が大集合!「和歌山イタフラピクニック2025」開催
グーネット
【沖縄】おすすめの車検作業実績3選!
【沖縄】おすすめの車検作業実績3選!
グーネット
33年ぶり復活!? 新型「“3人乗り”スポーツカー」がスゴい! 「700馬力」超えV12エンジン&「6速MT」搭載で1トン切り! 米国で登場したマクラーレンF1生みの親が手がけた「GMSV S1 LM」とは?
33年ぶり復活!? 新型「“3人乗り”スポーツカー」がスゴい! 「700馬力」超えV12エンジン&「6速MT」搭載で1トン切り! 米国で登場したマクラーレンF1生みの親が手がけた「GMSV S1 LM」とは?
くるまのニュース
日本では定着してないけど……アメリカ人を熱狂させる「NASCAR」を徹底解説!!
日本では定着してないけど……アメリカ人を熱狂させる「NASCAR」を徹底解説!!
ベストカーWeb
トヨタ「GR86」の”迫力エアロ仕様”登場! 2026年には「SUV仕様」も!?「KUHL RACING presents 2025年D1グランプリシリーズ 第9戦&第10戦」&「KUHLミーティング」開催
トヨタ「GR86」の”迫力エアロ仕様”登場! 2026年には「SUV仕様」も!?「KUHL RACING presents 2025年D1グランプリシリーズ 第9戦&第10戦」&「KUHLミーティング」開催
くるまのニュース
新「“2人乗り”FRクーペ」発表! 歴代で「最も軽量なボディ」&“660馬力超え”「V8エンジン」採用! “専用デザインの内外装”がカッコイイ! ベントレー「スーパースポーツ」英国に登場!
新「“2人乗り”FRクーペ」発表! 歴代で「最も軽量なボディ」&“660馬力超え”「V8エンジン」採用! “専用デザインの内外装”がカッコイイ! ベントレー「スーパースポーツ」英国に登場!
くるまのニュース
“不便さも含めて非日常”を楽しむ場所!? 京都・久美浜エリアに誕生したサウナとスパイスカレーでととのい尽くす「古民家ホテル」の特徴とは
“不便さも含めて非日常”を楽しむ場所!? 京都・久美浜エリアに誕生したサウナとスパイスカレーでととのい尽くす「古民家ホテル」の特徴とは
VAGUE
価格約177万円! イタルジェット「“新”スポーツスクーター」登場! 6速ミッションに並列2気筒エンジン搭載「ドラッグスター459ツイン」イタリアで発表
価格約177万円! イタルジェット「“新”スポーツスクーター」登場! 6速ミッションに並列2気筒エンジン搭載「ドラッグスター459ツイン」イタリアで発表
くるまのニュース
どこへも手軽に行けちゃう万能さがいいね! BMW新型「F450 GS」市販版が初公開 クラッチ操作不要の新技術を搭載した軽量アドベンチャー
どこへも手軽に行けちゃう万能さがいいね! BMW新型「F450 GS」市販版が初公開 クラッチ操作不要の新技術を搭載した軽量アドベンチャー
VAGUE
【三菱】わたしがデリカミニを推す理由【竹岡 圭】
【三菱】わたしがデリカミニを推す理由【竹岡 圭】
グーネット
ニューバランス「992 “Dark Ice Wine”」は熟成された芳香を感じさせるワイン色の一足──GQ新着スニーカー
ニューバランス「992 “Dark Ice Wine”」は熟成された芳香を感じさせるワイン色の一足──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
トヨタ新型「“5人乗り”ミドルSUV」がスゴイ! まさかの「70万円値下げ」&今なら「90万円オトク」! さらに“10年保証”もあって安心! 全長4.6mボディで“内外装刷新”した「bZ4X」最安モデルって?
トヨタ新型「“5人乗り”ミドルSUV」がスゴイ! まさかの「70万円値下げ」&今なら「90万円オトク」! さらに“10年保証”もあって安心! 全長4.6mボディで“内外装刷新”した「bZ4X」最安モデルって?
くるまのニュース
世界限定100台 メルセデスが作った6輪の“陸の覇王”をさらにブラバスがチューニングした孤高の1台!「G63AMG G700 6✕6 byブラバス」とは
世界限定100台 メルセデスが作った6輪の“陸の覇王”をさらにブラバスがチューニングした孤高の1台!「G63AMG G700 6✕6 byブラバス」とは
VAGUE
ホンダ斬新「“2ドア”スポーツカー」に反響殺到!「とにかくカッコイイ!」「絶対に買います」の声も!「超ロングノーズ&“後輪駆動”」採用した本格ライトウェイト・クーペ「スポーツEV」に大注目!
ホンダ斬新「“2ドア”スポーツカー」に反響殺到!「とにかくカッコイイ!」「絶対に買います」の声も!「超ロングノーズ&“後輪駆動”」採用した本格ライトウェイト・クーペ「スポーツEV」に大注目!
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

876 . 0万円 1023 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

165 . 0万円 1050 . 0万円

中古車を検索
メルセデス・ベンツ GLCクラスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

876 . 0万円 1023 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

165 . 0万円 1050 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村