■ちょうどいいサイズに高性能4WDを搭載
スズキは2025年の夏頃に、新型コンパクトSUV「eビターラ」の発売を予定しています。
【画像】超カッコイイ! これがスズキの「新型コンパクトSUV」です! 画像で見る(77枚)
一体どのようなクルマなのでしょうか。
eビターラは、2024年11月にイタリアで披露されたコンパクトSUVのBEV(バッテリー電気自動車)です。
スズキにおける初のBEV市販車で、新たなBEV世界戦略車の第1弾にあたります。
ベースとなったのは、2023年1月にインドで開催の「オートエキスポ」でワールドプレミアされ、同年10月には日本で開催された「ジャパンモビリティショー2023」で公開されたコンセプトカー「eVX」。実質的にこのコンセプトカーの市販モデルとなります。
なお、「ビターラ」という車名は、日本でも一時期ヒットしたコンパクトSUV「エスクード」の海外名称と同様ですが、完全な新開発モデルということで、ビターラおよびエスクードの系譜とは関わりはありません。
コンセプトは「Emotional Versatile Cruiser(エモーショナル バーサタイル クルーザー)」を提唱。
先進感と力強さを併せ持つデザイン、BEVらしいキビキビとしたシャープな走りを実現するパワートレイン、悪路での走破性のみならず、よりパワフルな走りを提供する電動4WD「ALLGRIP-e」、新開発プラットフォーム「HEARTECT-e」が特長だといいます。
デザインは、「High-Tech & Adventure(ハイテク アンド アドベンチャー)」をテーマに、BEVの先進感とSUVの力強さを持つ、冒険心を刺激する力強いたたずまいを実現しました。
エクステリアは、エッジの効いたくさび型のヘッドライトにタフなイメージを感じるブラックの樹脂パーツを組み合わせ、存在感を発揮。
ボディサイドはSUVらしいラギットな雰囲気を持たせつつ、なだらかなテールやリアのドアハンドルをピラーと一体化させたヒドゥンタイプとしたことなどが、クーペのような流麗な雰囲気も感じます。
また、大径タイヤやBEV特有の自由度の高いレイアウトによるロングホイールベースにより、踏ん張り感と走破性、さらに室内空間の拡張にも役立っています。
ボディサイズは、全長4275mm×全幅1800mm×全高1635mm、ホイールベース2700mm。最低地上高180mmです。
インテリアは直線を基調とし、無機質なメタル加飾や幾何学的なデザインのテクスチャを用いたことで、タフな印象を与えます。
その一方、メーターとインフォテインメントシステムを一体化させた「インテグレーテッドディスプレイ」や左右を仕切る大きなセンターコンソールが奥行きと安心感を付与しています。シフトノブはダイヤル式です。
なおインド仕様車ではブラックの内装色に加え、上質な雰囲気のブラック×ブラウンのカラーも用意し、コンパクトクラスを超えた高級感を感じさせます。
走行性能では新開発のプラットフォーム HEARTECT-e(ハーテクトe)により、軽量化と高電圧からの保護、ショートオーバーハングによる広い室内空間をもたらすとともに、メインフロアはフロア下メンバー構造を廃止し、電池容量を最大化。
パワートレインは、モーターとインバーターを一体化した高効率のeアクスルと、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(49kWh/61kWh)を組み合わせ、駆動方式は2WDと4WDを用意します。
2WDモデルは、最高出力106kW(約144馬力)・最大トルク189Nmを発揮するモーター+49kWhのバッテリーの標準仕様に加え、出力とバッテリー容量をアップし、128kW(約174馬力)・189Nmのモーター+61kWhバッテリーを搭載する高性能仕様を用意。
また4WDモデルは前後2モーターにより、システム合計135kW(約183馬力)・システム最大トルク300Nmを発揮するなど、シリーズトップの出力を誇ります。バッテリーは61kWhのみで、スズキ独自の四輪制御技術「ALLGRIP-e(オールグリップe)」を組み合わせます。
オールグリップeは、発進時や低速から高速までの追い越し時のシャープな加速をもたらすとともに、レスポンスに優れた緻密なコントロールも可能としています。
さらに、片側タイヤが浮くような路面で空転したタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを配分(LSD機能)する、悪路脱出モード「Trailモード」も備え、本格的な走破性を実現しています。
新型eビターラは、2025年春からインドのスズキ子会社 マルチ・スズキ・インディア社(以下マルチ・スズキ)のグジャラート工場で生産開始され、2025年夏頃からインド、欧州、日本など世界各国で順次販売されます。
現在のところ、新型eビターラの日本仕様車に関するスペックや価格などはまだアナウンスされていませんが、2025年2月に発表された中期経営計画「By Your Side」では「2025年度中」の投入を予定していると明らかにされています。今後の動向に注目です。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
インドのシェアが少しずつ落ちてるから攻めに転じてるのかな。