■量産前提の協業は初!27年中めどに
三菱自動車はスタートアップ企業「Highlanders(ハイランダーズ)」と共に、「人とロボットが共に働く新しい産業基盤づくり」の実現に向けた協業に関する基本合意書(MOU)の締結式が、都内でおこなわれました。
【画像】三菱自動車とHighlanders社がヒューマノイドロボット開発でタッグ! 詳細を画像で見る
近年、日本の製造業では少子高齢化による労働力不足が深刻化しており、生産現場の自動化や省人化が大きな課題となっています。
こうした状況を受け、三菱自動車はスタートアップ企業との共創を通じて新たな価値創出を推進。そのなかのひとつとして、今回協業を発表した東大発のスタートアップHighlandersと共に、人と協働するヒューマノイドロボットやロボティクス技術の開発を進めており、今回の提携によって製造現場への本格導入を目指します。
まずは三菱自動車の工場でヒューマノイドロボットを実際に運用し、作業データや運用ノウハウを蓄積。将来的な開発や生産体制の構築につなげていくとしています。
そして2027年中をめどに、三菱自動車京都製作所京都工場の遊休建屋を活用してヒューマノイドロボットを量産、三菱自動車の工場内の生産ラインで実際に運用をおこないながら、作業データや運用ノウハウを蓄積して将来的な開発や生産体制の構築につなげていく考えです。
同社が長年培ってきた自動車生産での量産設計や品質保証、耐久・安全設計、機電統合制御技術、工場運営のノウハウをロボット製造にも活用することで、高品質な国産ヒューマノイドロボットの実現を目指します。
締結式には、三菱自動車工業 取締役会長 兼 代表執行役CEO 加藤隆雄氏とHighlanders 代表取締役 兼 CEO 増岡宏哉氏が登壇。
今回の協業について「国産性で最先端技術を担うこと」「スピーディな量産化に向けた意向」がお互いに合致して始まったといい、加藤CEO曰く、「初めて話を伺ったときに“ピン!”ときた」とのこと。
また会場では、Highlandersの2足歩行型「N」と4足歩行型ロボットが実際に歩いて登場し、報道陣からも大きな注目を集めていました。
三菱自動車によると、自動車メーカーとヒューマノイドロボット開発企業が量産化を前提として協業するのは初めての取り組みになるといいます。
Highlandersにとっては、自動車メーカーという生産パートナーを得ることで量産化を含めた事業の拡大を加速できる一方、三菱自動車にとっても人材不足を担うヒューマノイドロボット分野での技術や事業ノウハウを蓄積できるメリットがあります。
自動車メーカーが培ってきたものづくりの技術と、最先端のロボティクス技術を融合させる今回の協業。人手不足が深刻化する製造業において、自動車工場で培われた量産技術が国産ヒューマノイドロボットの普及を後押しすることになるのか、今後の動向に注目が集まりそうです。(くるまのニュース編集部)
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