トヨタが「“新”クラウンセダン」を発表！ 全長5mの「正統・FRセダン」に「匠の黒すぎ仕様」と「斬新・黒銀2トーン」を初設定！ 「所有感」まで満たす2つの特別仕様車 どんなモデル？

■2つの「特別なクラウン」デビュー

　トヨタは2025年6月2日、「クラウンセダン」に2つの特別仕様車を設定し、発売しました。

　一体どんな特徴があるのでしょうか。

　クラウンセダンの現行型は2023年11月に発売しました。

　通算16代目となった「クラウン」シリーズでは、多くがクロスオーバーSUVと融合した新タイプとなりましたが、クラウンセダンのみは「4ドアセダン」かつ「FR（後輪駆動）」という、従来の特徴を継承した正統派モデルです。

　こうした特徴により、これまでクラウンが長年培ってきた「ショーファーカー」の立ち位置を守り、安心感がありフォーマルなセダンタイプを必要とするユーザーに向けて展開されています。

　ボディサイズは、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mm、ホイールベースは3000mmです。

　パワートレインは、185馬力を発揮する2.5リッターエンジンと180馬力のモーターを組み合わせた「マルチステージハイブリッドシステム」（以下HEV）を基本に、182馬力を発揮するモーターと水素燃料電池を組み合わせる、クラウン史上初のFCEVも設定。

　デザインは、クラウンらしい落ち着きとフォーマルさを重視し、ショーファーカーとして使用するにふさわしい印象を与えるとともに、後席の居住性を最大限に配慮したものとなっています。

　エクステリアでは縦型の大きなグリルを基本とする威厳のある表情で、ボディサイドはクーペ風の流麗なシルエットながら、華美な加飾やキャラクターラインを施さずにシンプルにまとめています。リアは印象深い存在感のある横一文字のテールを採用。

　またエクステリアを精悍で引き締めた印象にさせる「BLACK PACKAGE」を用意。クローム加工の各部がブラックアウト化させ、フォーマルながらもスタイリッシュに変化します。

　価格（消費税込）はHEVが730万円、FCEVが830万円です。

　そして今回登場した特別仕様車は、クラウンの誕生70周年を記念する「Z“THE 70th”」と、現行型クラウンのみを展開する専門店「THE CROWN」専売の「Z“THE LIMITED-MATTE METAL”」の2モデル。

　いずれも特別な内外装を施し、ほかのクラウンとは異なるスタイリングで特別感と所有感を満たします。

　Z“THE 70th”は、「世界に誇る日本のクラウン」を表現した専用内外装をあしらったモデルです。「“THE 70th”」シリーズとして、「クラウンクロスオーバー」にも同名の特別仕様車が用意されています。

　エクステリアでは「プレシャスメタル×プレシャスホワイトパール」「プレシャスメタル×プレシャスブラックパール」という専用ボディカラー2色を設定。

　いずれもフロントフェイス上部からルーフ、トランク上部のほか、ボディサイドのウインドウ上部周辺が金属のような鈍い輝きを放つ「プレシャスメタル」となり、特別なオーラが漂っています。なお、通常カラーも選択可能です。

　足元は、マットブラック塗装を施した20インチアルミホイールを備え、スタイリッシュにコーディネートしています。

　インテリアでは、光沢のあるブラックの特別色「ブラックラスター」を採用し、インパネやセンターコンソール、ドアトリムの杢目パネルも専用のブラックに変更。シフトノブや専用キー、マニュアルケースなどにもTHE 70thロゴを施し、精悍さを引き立てています。

　通常はオプションとなるプロジェクションカーテシイルミも標準装備され、THE 70thのロゴが浮かび上がり、乗車時に特別感を演出。アクセサリーではTHE 70thロゴをあしらった専用サイドデカールも設定し、さらに優越感も感じられます。

　新クラウン セダン Z“THE 70th”の価格（消費税込）は、755万円（HEV）、855万円（FCEV）です。

※　※　※

　もう1タイプの特別仕様車「Z“THE LIMITED-MATTE METAL”」は、クラウンクロスオーバーと「クラウンスポーツ」にも設定されている特別仕様車シリーズのひとつです。

　エクステリアはTHE LIMITED-MATTE METAL共通専用色「マットメタル」で、表面には匠の技術によって塗装面の手入れを楽にする「特殊表面処理（TMコート）」を採用。専用マットブラックの20インチアルミホイールも装着し、ブラックに統一。

　インテリアでは、THE LIMITED-MATTE METALシリーズおよびTHE 70th共通で、ブラックラスター色仕上げとブラック杢目を採用しました。

　ステアリングやシフトノブは滑り止めのディンプル加工を施して操作性を向上したほか、インパネにはTHE LIMITED-MATTE METAL専用のレーザー刻印を追加。車内のアクセントになっています。

　このほか、専用キーやマニュアルケースも付属し、クラウン専売店でしか買えないことをアピールできます。

　新クラウンセダン Z“THE LIMITED-MATTE METAL”の価格（消費税込）は、810万円（HEV）、910万円（FCEV）です。（くるまのニュース編集部）

Comments

[coo********]

もううんざりですけど、チョットしたマイナーチェンジを「新型」と表記するのは、内規でやめにしません？
あるいは、法整備が必要かな

[VTR1000f]

特別仕様車を新型と表記するな！
写真の見出しも毎回「超カッコイイ」物書きとして終わってないか？