ベントレー史上最強の新型SUV「ベンテイガ スピード」が登場！ 0-100km/h加速は3.6秒【新車ニュース】

650ps/850Nmを発揮する4リッターV8ツインターボを搭載

新しいベンテイガ スピードは、6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジン（635ps/900Nm）を搭載した従来モデルを凌ぐ最高出力とパフォーマンスの両面でさらなる進化を遂げた。さらに、これまでのベンテイガで最もダイナミックなシャシーセッティングを採用しており、新たな走りの次元を切り拓く。
搭載されるのは最高出力650ps、最大トルク850Nmを引き出す4.0リッターV型8気筒ツインターボ。このスペックは従来のW12モデルに最大トルクこそ譲るものの、最高出力は15ps上回る。この最新パワーユニットにより、0-100km/h加速をわずか3.6秒（W12搭載車は3.9秒）でこなし、最高速度310km/hという驚異的なスピードを実現する。
標準装備のスポーツエキゾーストシステムは、ハイパワーV8の個性を際立たせる豊かで力強いサウンドを響かせ、エモーショナルなドライビング体験を可能にする。このシステムは、リヤディフューザーから現れる2本の楕円形テールパイプによる視覚的特徴も持つ。
さらに、より強い響きのサウンド体験を求めるオーナーには、オプションでアクラポビッチ製チタンエキゾーストシステムが用意されている。このシステムは、ほんの少しアクセルを踏むだけで、秘めたパワーが響き渡るような、躍動感のあるサウンドが体感できる。

極めて鋭いターンインが体感できる進化版SPORTモードを採用

新型ベンテイガ スピードに搭載する3つの走行モードのうち、COMFORTモードとBENTLEYモードは従来モデルと同様のチューニングが施されており、日常使いから長距離のグランドツーリングまで、快適かつ洗練されたドライビングを楽しめる。一方で、SPORTモードは大幅に進化。ステアリングの応答性、ロードホールディング性能、そしてドライバーとの一体感が飛躍的に向上しており、サスペンションの減衰特性は従来のベンテイガV8と比べて15％剛性が強化されている。
この進化したSPORTモードにより、ドライバーはV8エンジンのポテンシャルをコーナリング時に引き出すことが可能となり、極めて鋭いターンイン性能が体感できる。また、ブレーキ性能とドライバーエンゲージメントを極限まで高めるため、オプションのカーボンセラミックブレーキが用意されている。これを選択することで、SPORTモードにおいてESCダイナミック設定が有効となり、ESC（電子制御スタビリティコントロール）の介入が緩和。これにより、状況に応じてダイナミックなドリフトアングルやパワーオン時のオーバーステアといった、エキサイティングな走りが可能になる。このESCダイナミックプログラムには、ベンテイガとして初となるローンチコントロール機能も組み込まれている。
さらに、全輪操舵（オールホイールステアリング）を新たに標準装備。低速～中速域では前輪とは逆方向に後輪を操舵することで小回り性能が向上。一方、高速走行時には前後輪が同じ方向に操舵されることで、優れた安定性を実感できる。


ダークティント仕上げの22インチホイールやブライトウェアが一線を画す

エクステリアは他のベンテイガとは一線を画す印象的なデザイン。ダークティント仕上げのブライトウェア（金属パーツ）に加えて、フロントドア前端にはクロームのSpeedバッジが輝く。22インチの専用ホイールはダークティントまたはシルバーから選択可能だ。
ヘッドランプにはスピード専用デザインが採用されており、内部構造とベゼルにダークティントを施すことで、より引き締まった表情を演出。テールランプも同様に、グレーのレンズとダークティントのベゼルが組み合わされ、リヤビューに独自の存在感を与えている。
さらに、ベントレー史上初となる23インチのスピード専用ホイールも見逃せない。カーボンセラミックブレーキを選択した場合にのみ装着可能で、仕上げはグレーサテン、ブラック、ブラック×ブライトマシンの3種類から選べる。ブレーキキャリパーは、標準ブレーキやカーボンセラミックブレーキでも、全7色の鮮やかなアクセントカラーが用意される。
新型ベンテイガ スピード専用オプションとしてもうひとつ注目すべきは、スピード・ブラックルーフだ。ボディカラーに応じてグロスまたはサテン仕上げから選べ、テールゲートスポイラー下部を含むこのブラックルーフが、強く自信に満ちたスタイルを際立たせる。


ドアパネルなどには新開発のプレシジョン・ダイヤモンドキルトをあしらう

インテリアは唯一無二のパフォーマンスを明確に物語るデザインでまとめられている。標準装備として、スピード専用のドライバーインフォメーションディスプレイに加え、助手席側フェイシアおよびドアシルプレートにはSpeedのバッジがあしらわれ、シート上部にもSpeedのロゴの刺繍が施されている。
ベントレーならではのブルズアイスタイルのエアベント、オルガンストップ、センターエアベントには、標準のクローム仕上げに加え、ダークティント仕上げも選択可能。シートショルダーパネル、ドアパネル、そして4座仕様ではリヤシート背面にまで、新たに開発されたプレシジョン・ダイヤモンドキルトが採用され、繊細かつ立体的な美しさが空間を彩る。カラーコーディネイトには、スピード専用のカラースプリットが採用されており、落ち着きある濃色のセカンダリーレザーを基調に、シートの外周部やドアトリム、インストルメントパネル側面には、メインカラーが巧みにアクセントとして配されている。