NX8が日産の最高傑作EVとなる可能性
日産が、中国市場で人気の電動SUVセグメントにNX8を投入する方針を正式表明しました。とくに中国でも発売中のアリアを上まわる強力なEV性能を実現している様子が判明しています。
日産の反撃キター! 中国に投入のPHEVセダン「N6」がたった223万円なのに中身の充実っぷりがヤバい
まず、日産は2025年4月から本格EV第一弾であるN7を発売開始しながら、年末にピックアップトラックのフロンティアプロ、ミッドサイズセダンのN6を矢継ぎ早に投入しました。後者の2車種は日産初となるPHEVであり、N6は発売開始10日間で1万台を超える受注を獲得するなど好評を博しています。そして、日産がN6に続いて発表したのがミッドサイズSUVのNX8です。
NX8は、全長4870mm、全幅1920mm、全高1680mm、ホイールベース2917mmのミッドサイズSUVセグメントです。このSUVセグメントは、N7やN6が属するセダンよりも販売規模が大きく、日産が本命セグメントに勝負を挑んできたということになります。とくにNX8で注目すべきは、日産史上初となるレンジエクステンダーEV(EREV)と800Vシステムを採用しているという点でしょう。
まずEREVは、現在中国市場で急速に成長しているセグメントであり、大容量バッテリーを組み合わせることで、ユーザー側はEV走行のみで日常使いのほぼすべてを賄うことが可能となります。自動車メーカー側は、BEVとのプラットフォーム共有が容易となることもあり普及が進んでいます。
また、800Vシステムは、中国ではテスラを除いた多くの自動車メーカーが採用を進めており、超急速充電性能と電費性能の向上に期待できます。
すでに関連当局に提出された車両登録情報から判明済みのEV性能の詳細について、まずBEVには73kWhと81kWhという2種類のバッテリー容量が採用され、航続距離はCLTC基準で最長650kmを確保しています。ただし、同セグメントのテスラモデルYは、78.4kWhバッテリー搭載のRWDグレードで821kmという航続距離の長さを実現しており、電費では遅れをとっているといえます。
その一方で、注目は急速充電性能でしょう。BEVには800Vシステムを採用しながら5C超急速充電に対応。NX8のバッテリー容量から推測すると、約400kW級という超急速充電に対応していることになり、SOC10%から80%まで15分以内で充電を完了できる見込です。
これは大衆セグメントでは最速クラスの充電スピードとして期待できそうです。
ちなみにSunwoda製の73kWhバッテリーは、N7と同様のバッテリーを共有している可能性が高く、その場合は400Vシステムとなります。日産としては、エントリーグレードはN7と共有する400Vシステムを採用してコストダウンを図りながら、上級グレードの81kWhには5C超急速充電に対応する800Vシステムを採用することで先進性をアピールしてくるのではないかと推測できそうです。とはいえ、N7は最大250kWの急速充電に対応し、SOC10%から80%まで19分で充電可能であり、エントリーグレードでも実用的な充電性能であることも間違いないでしょう。
中国版アリアは800Vシステム採用へ
また、現時点における公式情報をベースにすると、N7と同じく前輪駆動なのか、リヤにモーターを搭載する後輪駆動なのかは不明ですが、搭載モーターの最高出力は250kWと強力です。さらに、EREVにはN6と同じ21.1kWhバッテリーと、さらに大容量な37.4kWhバッテリーの2種類をラインアップし、EV航続距離はWLTCモードで最長185kmを確保しています。
これは競合となるBYD Sealion 06 DM-iの26.6kWh、Galaxy Starship 7 EM-iの18.4kWhと比較しても大容量であり、N6と同じように、大容量バッテリーを全面に押し出して、BYDとジーリーというライバルに勝負を挑んできているのです。
NX8にはLiDARが初搭載されるという点も重要です。N7やN6にはLiDARが搭載されておらず、Momentaと共同開発しているハイエンドADASでは、あくまでも高速道路上における追い越しや分岐、障害物に対する回避挙動などを実現するハイウェイNOAにしか対応していませんでした。NX8ではさらにLiDARを搭載することで、市街地における信号や右左折、転回、高度駐車機能と連動させたDoor to Door(D2D)機能などに対応するシティNOAにも対応させます。
ただし、このNX8はEVシフトにおける日産のジレンマとも呼ぶべき存在といえるかも知れません。というのも、日産は同じミッドサイズSUVとして、中国を含むグローバルでアリアも発売中です。とくにアリアは、日本国内で2026年にマイナーチェンジを実施しています。
ところがEV性能を比較すると、NX8には800Vシステムや5C超急速充電、より強力な搭載モーターなどでアリアを大きく上まわります。
さらに搭載バッテリーについて、アリアは三元系である一方、NX8はエネルギー密度で不利となるLFPを採用。ところがパックレベルでのエネルギー密度はほぼ変わらないという状況です。その上でNX8は250kW急速充電に対応見込みであり、充電スピードでアリアを大きくリードする見込みなのです。
ちなみにアリアは、現在65kWhバッテリー搭載のエントリーグレードが14.49万元(日本円で約325万円)で購入可能で、日本国内と同等グレードに相当するB6グレードの半額以下という投げ売り状態といえます。
いずれにしても、同じ自動車メーカーが同じタイミングで発売する電動SUVであるにもかかわらず、そこに搭載されるテクノロジーは大きく異なっており、世界戦略車であるアリアが見劣りしているのです。
果たして、日産の中国市場における最新EV「NX8」が競争の激しい電動SUVセグメントにおいて、先進的なEV性能やハイエンドADASの採用などによってどれほどの販売台数を実現できるのか。中国市場におけるEV反転攻勢に成功したN7やN6に続く成功を収めることができるのか。
NX8に関する最新動向には大いに期待することができるのと同時に、このような日産の最新テクノロジーが中国国外でも広く普及していくことにも期待せずにはいられません。
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みんなのコメント
なんかやる事がらチグハグなんだよな…