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ルクレール、初のスプリントシュートアウトを制し”ダブルポール”。角田裕毅は不運18番手|F1第4戦アゼルバイジャン

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ルクレール、初のスプリントシュートアウトを制し”ダブルポール”。角田裕毅は不運18番手|F1第4戦アゼルバイジャン

 F1第4戦アゼルバイジャンGP、スプリントレースの予選にあたる”スプリントシュートアウト”が初めて実施され、フェラーリのシャルル・ルクレールが最速となった。

 スプリントレースにおける新フォーマットが早速実施されている今回のアゼルバイジャンGP。土曜日の午前はFP2ではなく、”スプリントシュートアウト”と呼ばれる予選形式のセッションを実施し、スプリントレースのスターティンググリッドを決定することになった。

■ルクレールがPPで逆襲の狼煙上げる。フェルスタッペン2番手……角田裕毅はQ3進出で8番手!|F1アゼルバイジャンGP予選

 基本は従来の予選と近い形式だが、12分間の”SQ1”および10分間の”SQ2”は新品のミディアムタイヤ、8分間の”SQ3”は新品のソフトタイヤでのアタックが義務付けられる。なお、使えるタイヤはそれぞれ1セットずつだ。

 なお、アルファタウリの角田裕毅とマクラーレンのランド・ノリスは、金曜日の予選までに全6セットのソフトタイヤを使用。新品のセットは残っていないため、SQ3に進出しても走行はできない状態でスプリントシュートアウトに臨んだ。

 快晴のバクーは気温24度、路面温度48度というコンディションでSQ1のセッションが開始。多くのマシンがピットレーンに並び、ピットレーンオープンと共にコースイン。一方、フェラーリやレッドブルといった上位勢は少しタイミングをズラしてコースインしていった。

 たびたびコーナーを飛び出すクルマの影響で黄旗が振られる中、各車、タイヤを温めながらラップを重ね、アタックのタイミングを図った。

 残り時間が3分を切った頃から、各車が本気のプッシュを開始。少しずつタイムを上げていった。

 しかし各車が最後のアタックにかけていた残り時間30秒というタイミングで、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)がターン15でクラッシュ。これで赤旗が振られ、SQ1は終了となってしまった。

 SQ1トップはフェラーリのルクレール。ただ1分42秒820で、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にも0.4秒以上の差をつけるアタックだった。

 このSQ1でノックアウトされたのは周冠宇(アルファロメオ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、角田、ピエール・ガスリー、ニック・デ・フリーズ(アルファタウリ)の5台。金曜日の予選ではQ3に進出した角田は十分SQ1突破を狙えるペースがあったものの、もう少しでタイムを出せるというタイミングで赤旗が出てしまうという不運だった。

 クラッシュしたサージェントを除いて、14台がSQ2へ。時間がより短くなり、温めに時間がかかるミディアムタイヤを履くということで、多くのマシンが我先にとコースへ向かった。

 SQ2ではフェルスタッペンがタイム計測1周目からアタック。1分42秒417をマークした。その後方では、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がランオフエリアにマシンを逃し、黄旗が振られた。

 フェルスタッペンが早々にピットに戻った一方で、その他のマシンはアタックを続け、ルクレールが0.083秒差に迫る2番手タイムを出した。

 ノックアウトされたのは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、サージェントの5台だ。

 アストンマーチンは、DRSが開かないトラブルに引き続き見舞われているようだったが、フェルナンド・アロンソがランス・ストロールにスリップストリームを使わせ、タイムアップに貢献した。

 8分間のSQ3は、ソフトタイヤを使ったアタックに。ノリスは新品ソフトタイヤがないため、9台のアタック合戦となった。

 レッドブルの2台は早々にピットレーンでセッション開始を待ち、先陣を切ってコースインしてアタックに向かった。

 セルジオ・ペレスが1分41秒876をマークした一方で、フェルスタッペンはセクター2で遅れてしまい、2番手。さらにはルクレールが1分41秒697を叩き出し、暫定トップに立った。

 各車はそのままコース上に残り、タイヤをクールダウン。ターン15付近では大渋滞になりながらも、SQ3最後のアタックに向かった。ここでペレスやフェルスタッペンはタイムを更新したものの、ルクレールを上回ることはできなかった。

 そのルクレールは最後のアタック中にターン5でクラッシュ。フロントウイングとノーズを壊したものの、幸いダメージは小さいようで、自走でピットに戻った。少々締まらない形になってしまったが、ルクレールは金曜予選と引き続き最速。決勝と同じくスプリントレースも、レッドブル2台を従えてスタートすることになった。

 4番手はジョージ・ラッセル。6番手にルイス・ハミルトンが入っており、メルセデスは今回3番手のチームといったところだ。5番手のカルロス・サインツJr.は、ルクレールのクラッシュでラストアタックを放棄せざるを得なかった。

 7番手はウイリアムズのアレクサンダー・アルボン。アストンマーチン勢の前のグリッドを確保している。

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