アルピーヌ”非公式代表”ブリアトーレ、コラピントのパフォーマンスに不満「今後どうなっていくか見守るしかない」

　フランコ・コラピントにとって先日のF1スペインGPは、アルピーヌ加入3戦目のレースとなった。しかし同チームのエクゼクティブ・アドバイザーであり、急遽辞任したオリバー・オークスの役割を引き継ぐ形で非公式のチーム代表を務めるフラビオ・ブリアトーレは、そのパフォーマンスを不満に感じている。

　スペインGP前にブリアトーレは、今回のスペインGPがコラピントにとって、アルピーヌでの初めての本格的なレースになると語っていた。ジャック・ドゥーハンの後を受けてアルピーヌのシートを掴んだコラピントだが、加入初戦となったエミリア・ロマーニャGPでは予選Q1でクラッシュしてしまい、決勝では16位が精一杯。続くモナコGPでは予選で全く良いペースを発揮できずに最下位に沈み、決勝でも13位だった。

　期待を背負ってバルセロナでのレースに臨んだコラピントだったが、予選では19番手。決勝でも15位に終わった。予選8番手、決勝でも8位になったチームメイトのピエール・ガスリーに大きな差をつけられた。

　ブリアトーレは、コラピントについてスカイ・ドイツに次のように語り、プレッシャーをかけた。

「今回の結果に満足していると言ったら、嘘になるだろう」

「全く満足していない。今は今後の彼のシーズンが、どうなっていくか見守るしかない」

　さらにブリアトーレは、次のように続けた。

「もちろんフランコは非常に若く、アルゼンチンからだけでなく、あらゆる方面から大きなプレッシャーを受けていることを認識しなければいけない。彼は徐々に自分の足場を固めているところだ。彼は十分に強いが、この職業ではできるだけ早く自信を取り戻さねばならない。だから彼が早く自信を取り戻し、コースでそれを発揮できることを願っている」

　なおコラピントのアルピーヌ加入が発表された当初、まずは5レースの出場機会が与えられるとプレスリリースには記されていた。しかしブリアトーレはエミリア・ロマーニャGPの際、それとは異なる内容を語り、周囲を困惑させた。

　ただスペインGPの際にブリアトーレは、コラピントを起用するレース数について、改めて次のように語った。

「レース数については、正直に言って分からない。5レースとか4レース、あるいは3レース、2レース、1レース……そういうことは決して言うつもりはない。様子を見ようじゃないか」

「パフォーマンスが良ければ、彼がマシンをドライブする。そうじゃなければ……様子を見てみることにしよう」

　ブリアトーレは、さらに次のように続けた。

「2025年シーズンは、2026年に向けて準備する年だ。必要な実験は全てやる。フランコが残りのシーズン全てを走るかどうかは今のところは分からないが、どうなるかはパフォーマンス次第だ」

「我々が関心を持っているのはパフォーマンスだけであり、それ以外に注目しているモノは何もない」

Comments

[dff********]

なんであんたここにいるんだ？
永久追放だろ

[cam********]

昔からやけど、個人的にブリやんは嫌い。
永久追放の件はどうなったよ？
どれだけのドライバーが犠牲になったか。