イギリス仕様の右ハンドルの生産台数は、わずか158台
2025年7月に英国バークシャー州タプロウで開催されるRMサザビーズのオークションに、1973年型のフェラーリ「365GTB/4 デイトナ」が出展されます。
【画像】超希少な右ハンドルの「デイトナ」を発見 半世紀前のフェラーリ365GTB/4を写真で見る(33枚)
どんなクルマなのでしょうか。
1968年のパリモーターショーで初公開された365GTB/4は、フェラーリが真の独立企業であった時期、つまり創業者エンツォ・フェラーリ氏からフィアットが40%の株式を買い取る前に登場した、最後のV12グランドツアラーでした。
車名の365とは、1気筒あたりの排気量(cc)、GTはグランツーリスモ、Bはベルリネッタ(クーペ)、4は4カムシャフトを意味しています。
そして「デイトナ」は愛称で、1967年のデイトナ24時間レースでフェラーリ車が1-2-3フィニッシュしたことから呼ばれるようになったということも、クルマ好きなら知っているでしょう。
その不朽のエレガントなデザインを証明するように、2024年に発表されたフェラーリの最新フラッグシップ「12チリンドリ」は、60年近く前に発表された祖先のデイトナから、明確なスタイリングのヒントを得ています。
今回出品されたシャシナンバー「16773」のデイトナは、英国サリー州のフェラーリ インポーターが1973年5月にオーダーしました。
イギリス仕様となる右ハンドルのデイトナ クーペはわずか158台しか生産されておらず、その1台です。
ボディカラーはロッソキアロ(クリアレッド)、インテリアは黒のコノリーレザーが張られ、エアコンも装備していました。
1973年10月にロンドンのディーラーで初登録されましたが、6か月後に次のオーナーに引き渡されました。
彼は1998年7月まで所有し、その後、フェラーリ オーナーズクラブGN副会長が共同経営するガレージで大規模なメカニカル オーバーホールを受けました。
ほどなくして、フェラーリ コレクターの業者が1999年6月にこのデイトナを購入しました。
彼らは2001年5月、ボルトンのコンクール受賞歴のあるレストア業者に依頼し、工場出荷時のボディカラーに再塗装しました。
オークションのカタログ作成時の走行距離3万4714マイル(約5万5550km)は掛け値なしだということが分かります。
このシャシナンバー「16773」のデイトナは、由緒正しいモデルであり、さまざまなコンクールやイベントに出展して注目を集めてきました。
ゴーズワース ホールのクラシックカーイベントではクラス優勝を果たし、2023年に開催されたノーザンフェラーリデイでは最高のグランドツアラーに選ばれました。
ファクトリーカラーの組み合わせで仕上げられ、エンジンとギアボックスはオリジナルのままです。
この1974年式フェラーリ 365GTB/4「デイトナ」、オークションでの落札価格は45万英国ポンド~55万英国ポンド(1英国ポンド=約197円として、約8865万円~約1億835万円)と予想されています。(VAGUE編集部)
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みんなのコメント
もちろん右ハンドル。
左ハンドルの実車なら1億円は超えるのでは?