MotoGP第15戦インドネシアGPの決勝で、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(グレシーニ)は4位と、自己ベストとなる結果を残した。
ディ・ジャンアントニオは7番手からスタートすると、オープニングラップで一時は14番手までポジションを下げてしまった。ただそこから少しずつ挽回していき、最終的に4位という自己ベストでのフィニッシュを果たした。
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インディペンデントチーム最高位を記録したディ・ジャンアントニオは、パルクフェルメで涙を流す姿も捕えられており、今回の結果を「とても誇りに、そして嬉しく思う」と語っている。
「(レースは)いいスタートを切ることができて、マルク(マルケス/レプソル・ホンダ)とかなり接近していた。ただウイリーしたときにアクセルを戻す必要があったんだ。ミスをしてしまったせいで1周目は15番手付近にまで落ちてしまった」
「『くそ!やらかした!』と思ったよ。でも27周の長いレースだったから、集中を維持することが求められた。それに僕には良いペースがあったからね。バイクと自分をただ感じ取っていこうとしていた。ものすごいペースだったよ」
「凄く速く走れたし、何の不安もなかった。ライディングにも余裕があったのが幸いだったし、どんどん追い抜いていくことができた。フロントタイヤにはソフトを選んでいたけど、うまくマネジメントできた」
「素晴らしいレースができた。今はとても上手くやっていて、順調なんだ」
「舞台裏ではたくさんの取り組みが行なわれている。最善を尽くしていても簡単ではないけど、結果は自分の力だけで獲得できるものじゃない。全力を尽くしても結果が得られなけれな疑いも持つだろう」
「僕らは集中を維持し続け、馬車馬のように働いた。この結果は勝利でも表彰台でもないけれど、素晴らしいレースだった。パルクフェルメに踏み入れたということが、新鮮な空気を送り込んでくれた。これが必要だったんだ」
そんなディ・ジャンアントニオだが、彼はマルク・マルケスのグレシーニ加入にともない、今シーズン限りでシートを失うこと決まったばかりだった。残る来季シートがレプソル・ホンダの1席のみという状況になってからの好結果は、タイミングが遅すぎた感もある。
ディ・ジャンアントニオは「ちょっと残念だ。僕らには自信と忍耐が必要だった」と語る。
「僕らが積み上げてきたものが、そこまで来ているのにそれが終わりになってしまうようなものだ。だけど、僕らは信頼と忍耐をもって取り組んできた」
「”いい話”にはなるだろう。でも様子を見てみよう。未来がどうなるかは誰にも分からないよ。今は大丈夫だし、”もしも”については考えたくない。僕は今を楽しんで取り組んでいるんだ」
「僕たちはこのスポーツの頂点で争っている。あまりたくさんのシートがあるわけじゃないし、結果が悪ければ交代させられる。分かっていることだ。僕は自分のために取り組んでいるし、疑ってくる人に証明できればと思っている」
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