現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 三菱自動車、日産の米国工場でSUVの共同生産や投資を検討 日産にはPHVをローグとして提供

ここから本文です

三菱自動車、日産の米国工場でSUVの共同生産や投資を検討 日産にはPHVをローグとして提供

掲載 3
三菱自動車、日産の米国工場でSUVの共同生産や投資を検討 日産にはPHVをローグとして提供

三菱自動車は5月8日に開いた決算会見で、日産自動車の米国工場に日産と共に投資し、SUVを共同生産する検討に入ったことを明らかにした。三菱自の世界販売台数に占める米国比率は約2割(2024年度)で、主力の東南アジアに次ぐ規模があるが、現地に工場はなく、日本から輸出している。日産と共同生産することにより、重点市場と位置付ける米国でのシェア拡大を図る。同社はルノー、日産とのアライアンスに加え、鴻海(ホンハイ)精密工業など、他社との協業も加速させる。OEM(相手先ブランドによる生産)供給や共同生産などを通じ、現地需要に応じた車種を補完する。

日産の米国工場への投資額や時期、生産車種などは今後詰める。アライアンスを組む日産とは、すでに軽自動車の企画・開発やOEM供給を行っており、今後さらに協業を深化させる方針。グローバルでは次世代ピックアップトラックの共同開発や生産、電動車、電池などでの協業を進める。オセアニア地域では25年、日産にピックアップトラックをOEM供給する。北米では25年度にSUVのプラグインハイブリッド車(PHV)を、日産「ローグ」としてOEM供給する。電気自動車(EV)では26年後半に日産の次期「リーフ」をベースとした新型車を投入する計画だ。

三菱自動車の2026年3月期決算、営業利益28%減の見通し トランプ関税で400億円減益

同じくアライアンスを組むルノーからもEVやハイブリッド車(HV)などのOEM供給を受け、25年に欧州で発売する。

ルノーや日産以外との協業も進めている。オセアニアでは26年後半に鴻海からEVをOEM調達する。加藤隆雄社長は「商品ラインアップ、車の大きさ、規制に対応できるかを考えたとき、鴻海の車種が合致した」と経緯を説明した。現段階ではオセアニア地域のみでの販売となる。鴻海を含めた他社との協業については、「アライアンスの中で適当なものがなければ、鴻海に限らず(他社とも)協議して最適な商品を選定していく」(加藤社長)との考えを示した。

同社は23年に策定した中期経営計画で、今後5年間で自社開発のEV2車種を含む電動車9車種を投入する方針を掲げているが、足元ではEVの普及が停滞し、HVやPHVが再評価されている。こうした状況を踏まえ、同社はHVとPHVの開発に専念し、環境規制などでEV投入が必要な地域には主にOEM車種を活用する方針だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ、カナダのEV大型投資計画を延期 わずか1年で大幅な方針転換 EV市場投入延期も検討
ホンダ、カナダのEV大型投資計画を延期 わずか1年で大幅な方針転換 EV市場投入延期も検討
日刊自動車新聞
【リーフ兄弟車も】三菱自動車決算で見せたアライアンス、ホンハイなど多様な選択肢!時代の変化を生き抜くために
【リーフ兄弟車も】三菱自動車決算で見せたアライアンス、ホンハイなど多様な選択肢!時代の変化を生き抜くために
AUTOCAR JAPAN
日産、新たな経営再建計画「Re:Nissan」 2027年度までに国内外で7工場を閉鎖 2万人の削減も
日産、新たな経営再建計画「Re:Nissan」 2027年度までに国内外で7工場を閉鎖 2万人の削減も
日刊自動車新聞
日産、追浜工場と湘南工場の閉鎖が浮上 日産「当社から発表した情報ではない」とコメント
日産、追浜工場と湘南工場の閉鎖が浮上 日産「当社から発表した情報ではない」とコメント
日刊自動車新聞
旭化成、カナダの電池新工場「稼働予定に変更なし」 ホンダEV生産延期でも他社への供給でカバー
旭化成、カナダの電池新工場「稼働予定に変更なし」 ホンダEV生産延期でも他社への供給でカバー
日刊自動車新聞
三菱自動車が台湾の鴻海精密工業の傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股份有限公司(Foxtron)と電気自動車のOEM供給について覚書を締結
三菱自動車が台湾の鴻海精密工業の傘下で電気自動車の開発を担う鴻華先進科技股份有限公司(Foxtron)と電気自動車のOEM供給について覚書を締結
カー・アンド・ドライバー
ブリヂストン、米国工場で乗用車タイヤ200万本増産へ トランプ関税に対応
ブリヂストン、米国工場で乗用車タイヤ200万本増産へ トランプ関税に対応
日刊自動車新聞
日産が経営再建計画「Re:Nissan」発表 新型「スカイライン」の投入計画を明らかに
日産が経営再建計画「Re:Nissan」発表 新型「スカイライン」の投入計画を明らかに
グーネット
トヨタが米ウェストバージニア工場に8800万ドルを追加投資、次世代ハイブリッドトランスアクスルの組み立てラインを導入
トヨタが米ウェストバージニア工場に8800万ドルを追加投資、次世代ハイブリッドトランスアクスルの組み立てラインを導入
@DIME
マツダ、通期決算見通しを未定に トランプ関税影響読めず 2025年3月期は過去最高の売上高
マツダ、通期決算見通しを未定に トランプ関税影響読めず 2025年3月期は過去最高の売上高
日刊自動車新聞
三菱自動車が日産の次期型リーフをベースとした電気自動車を2026年後半に北米市場へ投入すると予告
三菱自動車が日産の次期型リーフをベースとした電気自動車を2026年後半に北米市場へ投入すると予告
カー・アンド・ドライバー
【ホンダ決算報告】関税影響6500億円!米EVシフトは5年遅れ、次世代ハイブリッド強化へ
【ホンダ決算報告】関税影響6500億円!米EVシフトは5年遅れ、次世代ハイブリッド強化へ
AUTOCAR JAPAN
マツダ「2025年3月期決算」発表! 注目の「次期CX-5」「自社製EV」「新型エンジン」にも言及! 売上高は“過去最高”の一方「トランプ関税」の影響も!?
マツダ「2025年3月期決算」発表! 注目の「次期CX-5」「自社製EV」「新型エンジン」にも言及! 売上高は“過去最高”の一方「トランプ関税」の影響も!?
くるまのニュース
日産の決算、最終赤字6708億円は過去3番目 2026年3月期見通しは未定 関税影響は4500億円
日産の決算、最終赤字6708億円は過去3番目 2026年3月期見通しは未定 関税影響は4500億円
日刊自動車新聞
スズキ 米中の影響が軽微な決算でインドを中心としたグローバル規模での成長への期待感は大きい
スズキ 米中の影響が軽微な決算でインドを中心としたグローバル規模での成長への期待感は大きい
Auto Prove
スバル、2026年3月期の決算見通しは未定 トランプ関税対策で営業利益1000億円以上へ
スバル、2026年3月期の決算見通しは未定 トランプ関税対策で営業利益1000億円以上へ
日刊自動車新聞
日産 決算発表で大幅赤字と大規模リストラ 販売収益拡大と手持ち資金のタイトロープ
日産 決算発表で大幅赤字と大規模リストラ 販売収益拡大と手持ち資金のタイトロープ
Auto Prove
日産「新型スカイライン」開発へ! 再建計画「Re:Nissan」始動で「純利益“マイナス6700億円超え”」を立て直す!「2025年3月期決算」を発表!
日産「新型スカイライン」開発へ! 再建計画「Re:Nissan」始動で「純利益“マイナス6700億円超え”」を立て直す!「2025年3月期決算」を発表!
くるまのニュース

みんなのコメント

3件
  • jin**********
    三菱のPHEV供給は北米向けのみ。しかも車両ごとOEM。なので日本国内では買えません。自社開発しているというPHEVが国内向けの本命でしょう。
  • kaz********
    日産と三菱自動車は立場が完全に逆転したな!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408 . 1万円 583 . 4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9 . 0万円 458 . 1万円

中古車を検索
日産 リーフの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408 . 1万円 583 . 4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9 . 0万円 458 . 1万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村