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若きカーマニア「YOKOHAMA Car Session」3名が選ぶ今年の1台はフィアット、三菱、レクサスのあのモデル!━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】

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若きカーマニア「YOKOHAMA Car Session」3名が選ぶ今年の1台はフィアット、三菱、レクサスのあのモデル!━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】

■YOKOHAMA Car Sessionとは?
ちまたでは「若者のクルマ離れ」が進んでいるとされているが、クルマ好きなZ世代はちゃんと存在している。2024年3月20日、神奈川県の横浜赤レンガ倉庫にて「YOKOHAMA Car Session」という35歳以下の若者が愛車を展示するイベントで、105台ものクルマが集まった(2回目は4月20日に開催予定! 詳細はこちら)。同イベントを主催したのは、後藤和樹(愛車はいすゞ ピアッツァ XE)、本田浩隆(愛車はシトロエン BX)、甲野大輔(愛車はホンダ S2000とロータス エスプリ V8)の3人。カーマニアである彼らは、いまどんなクルマに興味を持っているのだろうか? 5つのテーマに沿って回答してもらった。


今年いちばんのクルマ

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フィアット 500C コレツィオーネ 1957|Fiat 500C Collezione 1957
Selector:後藤和樹
非力ながらもキビキビ走るエンジンと、都市部でも取り回しの良いサイズ感が非常に好み。なかでもルパン三世でお馴染みのnuova500ゆずりのキャンバストップを採用した500Cは、個人的に所有したい1台だった。しかし「いつかは」という想い虚しく、日本向けモデルの生産終了がアナウンスされてしまった。
最後の限定車として登場したこのモデル。「1957」と言うのは、今回オマージュされたnuova500の発売年を表しており、ツートーンのカラーが目を惹く。これにアイボリーのソフトトップと、ホワイトレザーのシート、ウッド調のインパネでおめかし。なんとも愛らしくお洒落さんである。自動車史に名を残すであろう最後の500を、nuovaの面影を纏って駆け回る。なんとも粋な1台だと思う。


三菱 トライトン|Mitsubishi Triton
Selector:本田浩隆
日本では長らく「ピックアップトラック=仕事グルマ」という固定概念があった。ところが、昨今では“ガチ四駆”として河原、砂浜、林道から雪山まで踏破できる“全天候型遊びグルマ”として、アクティブな趣味を楽しむユーザーにウケているという。
トライトンは、そんなガチ四駆のイメージに恥じぬ、強固なラダーフレーム構造とパジェロやランエボ譲りの機能がてんこ盛りされている。これだけでもクルマオタクの筆者は垂涎ものである。
エクステリアはやはりカタログ表紙のオレンジのボディカラーが良い。アウトドアシーンにも映えると思う。デザインは「ダイナミックシールド」の威圧感はあるが嫌味な印象はなく、かえって愛らしさすら感じる。飽きずに長く付き合っていけそうな「頼れる相棒」としての素質を感じた。


レクサス LBX モリゾーRR|Lexus LBX MORIZO RR
Selector:甲野大輔
ファミリーカーのフリをした本格スポーツSUV。サーキット、高級ホテル、キャンプ場、どんなシーンにもコレ1台で対応できる万能選手。全幅1,840mmと機械式駐車場にも収まりやすいサイズなので都心部の制約が多い駐車場事情にも対応。
もし今の自分が購入するならば(MTのスポーツカーを2台持っていることを考慮して)ATを選ぶと思うが、レクサスの現行モデルでありながらMT設定があるのも嬉しいポイント。マッシブなデザインには色気すら漂い、価格設定も全てをコレ1台でこなせると考えれば決して高価だとは思わない。トヨタ自動車会長兼レーシングドライバーであるモリゾウ氏が掲げた開発コンセプト通り、普段使いできる楽しいクルマ枠として今イチバン欲しい1台。


ドライブデートしたいクルマ

レクサス LC500 コンバーチブル|Lexus LC 500 Convertible
Selector:後藤和樹
あくまでも個人の意見だが、ドライブデートにぴったりのクルマとはやはり、ラグジュアリーオープンに限るだろう。流麗な曲線美を持つLCコンバーチブルは、クーペがベースだが、オリジナルのパッケージングを採用しており、幌を格納していてもクーペと同等のラゲッジを誇る。これに5リッターV8という大排気量エンジンはロングドライブにもってこいの余裕ある走りを実現。
内装のディテール面も素晴らしく、しっとりしなやかなレザーシートは同乗者にも嬉しい。カッコよくて、乗り心地もよくて、荷物も積めるオープン。その開放感ゆえ、海や山、イルミネーションを巡るなんてのも良い。LCの車窓から見る四季折々の景色に、同乗者もメロメロになってしまうことだろう……あ、クルマにね(笑)


家族でお出かけしたいクルマ

スバル レヴォーグ レイバック|Subaru Levorg Layback
Selector:本田浩隆
筆者は独身の為、世のお父さん・お母さんに乗って欲しいクルマというテーマで考えてみた。
家族のクルマとして、幼少のころからステーションワゴンに乗ってきた筆者としては、レヴォーグレイバックを推したい。散々語られつくされてはいるが、スバル車の卓越した走行安全性はやはり特筆すべきもの。ADASも運転がうまい人の操作をうまくトレース出来ていると感じられる仕上がりになっている。スポーティ路線のレヴォーグよりも柔らかい顔つきになっている点もファミリーカーとして好感が持てる。
ボディカラーはフェンダーアーチのトリムが映えるセラミックホワイトがイチオシ。リアシートの居住性も、グラスエリアが広いせいか窮屈さは感じず見晴らしもいい。カーゴルームも広々で、アウトレットで爆買いしても積み残しなく持って帰れる。


運転が楽しいクルマ

アルピーヌ A110 S|Alpine A110 S
Selector:甲野大輔
ホンダBEAT、フェラーリF355、ナローから992までの歴代911など、それこそ64馬力から500馬力オーバーまで新旧様々なスポーツカーを軽く100台以上は運転してきたが、その中でもトップクラスに楽しい! と感じた1台。ライバルとされるアルファ4Cやエリーゼと比べて路面追従性や快適性で明らかに秀でており、クラスベンチマークとされるケイマンと比べても軽快感はワンランク上で安定感はほぼ互角。
オリジナルのA110を現代に甦らせた外装はカッコ良さと愛嬌を兼ね備えており、内装も豪華ではないものの要所要所にフランスらしい洒落っ気を感じる。よくぞここまでバランス良くまとめたなぁ、と感動した。A110 Rはさすがに過剰な気はするものの、A110 Sでここまで痛快なのだから究極進化系のRも一度ぐらいハンドルを握ってみたい。


とにかく見た目で欲しいクルマ

ベルトーネ ランナバウト|Bertone Runabout
Selector:後藤和樹
2024年3月にこの世を去ってしまったカーデザイン界の巨匠、マルチェロ・ガンディーニが1969年に発表したコンセプトカー、「A112ランナバウト」をご存知だろうか。
後にFIAT X1/8等のデザインにも引用されたスポーツカーが、55年の時を越えて復活する。
オリジナルからのウエッジシェイプボディを引き締めるキャラクターラインが印象的で、後端部から車体センター付近で角度を変えノーズまで落ちて行く。タイヤハウスよりも低い位置にあるノーズラインも相まって、より薄くスポーティに、そして未来的に見える。しかし、キリッと入った赤いラインと車体下部の色分けは先代のオマージュで、懐かしさと、先進さを絶妙にまとめ上げる。これがガンディーニのデザインの妙と言うやつだろうか。
そしてこちら、コンセプトカーと侮るなかれ。なんと約5800万円で販売されるという。安全上の制約から、デザインの自由度が下がってきている現代に、ここまで割り切った作品を実現してくれたエンジニア様とガンディーニ氏に敬意を表する。


シトロエン XM|Citroen XM
Selector:本田浩隆
1990年、21世紀の足音が聞こえる時代に誕生した、シトロエンの旗艦がXMである。筆者はミドルクラスのBXに長らく乗っているが、「薄くて、長くて、鋭い」見た目をしたXMは、常に憧れの存在であった。
イタリアのカロッツェリア・ベルトーネによって描かれたデザインは、ボディサイドをえぐるように入れられたプレスラインや、特徴的な流し目をしたヘッドライト、リアドアからクォーターピラーにかけてキックアップしつつ、ボディを一周取り巻くグラスエリアなど、今から35年も前のデザインとは思えない、未来的なものとなっている。
筆者はイベントに向かう道中、明け方の中央道でイエローバルブを点けたノアールのXMにブチ抜かれた経験があるが、全身に電撃が走ったのを覚えている。いつかは、追い抜いたクルマのドライバーたちに電撃を走らせる側になりたいものである。


アストンマーティン ヴァンキッシュS|Aston Martin Vanquish S
Selector:甲野大輔
逞しさと美しさを兼ね備えた「まさにアストンマーティン」な1台。内装はDB9以降の世代と比べるとややチープなのは否めず、発展途上だった6速セミATは現代の優秀なトランスミッションとは比べ物にならない。それでもその古典的かつ美しいボディデザイン、そしてアストンマーティンV12という甘美な響きだけで諸々のネガティブな要素を吹き飛ばしてしまう魔力がある。実際過去に購入を検討したこともあったが、調べれば調べるほどサラリーマンには到底維持できないと泣く泣く断念した憧れの1台。
余談だが現在所有するエスプリV8も様々なネガ要素はあるものの、ボディデザインに惚れ込んだ。そして007のボンドカーに選ばれたクルマである。そう考えるとヴァンキッシュSに惹かれるのは自分にとって当然の結果なのかも知れない。

文:くるくら
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