『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、ボディを守る技術・商品の最新状況をレポートする。
プロテクションフィルムを施工するワケ
2桁ナンバー物語 Vol.9 湘南33のトヨタ・ランドクルーザー・プラド(前編)
自身の不注意で、わが360モデナのリアバンパーにうっすら傷をつけてしまった。しかも、相手様のクルマにも傷をつけてしまったので、申し訳ない気持ちでいっぱいである。
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この顛末を友人に話すと「プロテクションフィルム、貼っていなかったの?」と、訊かれた。プロテクションフィルムとは、飛び石や傷などから愛車を守る透明な薄いフィルムだ。スマートフォンの画面を守るために貼るフィルムに近い。
近年、スーパーカー・オウナーのあいだでプロテクションフィルムは急速に普及した。とくにサーキット走行の多いユーザーは、こぞってフィルムを施工するという。飛び石の被害を防げるからだ。
とはいえ施工費用はそれなりに要する。施工箇所やフィルムの材質によっては3桁万円になるそうだ。
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それでも多くのオウナーが施工する理由は、愛車のパーツを守るためである。とくにカーボンファイバーといった特殊な素材を使ったパーツは、おどろくほど高価だ。一般的な素材であってもそれなりの金額になる。参考までに、ボクの360モデナのフロントバンパーですら、交換になればパーツ代は数十万円に達するという。
もっとも、お金で解決できるならまだいい。古いスーパーカーになれば、そもそもパーツが現存していない可能性もある。その場合、新品に交換したくてもできないのだ。ゆえに、現存すあるパーツを大切にしなくてはならないから、プロテクションフィルムで守るのである。
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そう考えると、プロテクションフィルムの施工は、たしかにそれなりの金額を要するかもしれないが、特殊な部品事情を考えれば、“高額”とは言い切れない。だからこそ、多くのスーパーカーが、新車購入と同時にプロテクションフィルムを貼るのだ。
スプレーという新たな選択
では、ぼくの360モデナはというと、プロテクションフィルムの類は一切施工していない。
購入した個体はワンオウナーゆえに状態はかなり良かったものの、ところどころに小さな傷や飛び石があったため、「今さらいいか」と、思い、プロテクションフィルムを貼ろうとすら考えなかった。しかし、もしやっていたら、リアバンパーの傷が防げたのかもしれない……と、思うと、悔しい。
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今後はより慎重に運転しようと心に誓ったものの、「もしかしたら、また……」という不安もないわけではない。だったら、ボディを守るべくプロテクションフィルムを装着しよう! と、思った
早速、その旨をフェラーリ横浜サービスセンターの高橋忠久工場長に相談すると、「稲垣さん、“スプレープロテクション”はご存知ですか?」と、言われた。
スプレープロテクション??? 聞いたことがない。訊くと、最新のボディプロテクション施工技術で、フィルムのかわりにスプレーを吹きかけることで、ボディを守るという。
スプレーでボディが守れるものなのか? とも思ったが、よく話をきくと、従来のプロテクションフィルムと遜色ないレベルでクルマを守ってくれるという。しかも、フィルムと比べると仕上がりがよりナチュラルであるという。
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とはいえ、いいことばかりではない。ひとつは価格だ。プロテクションフィルムよりも施工が複雑になるため、値が張るそうだ。フィルム貼りの、おおよそ1.5~2.0倍の金額になるという。
1000円が2000円になるのはいいけれども、10万円が20万円になる、といった具合だ。うーん、悩ましい……。はたしてそれだけ高額になったところで価値や効果はあるのだろうか? こればかりは施工しないとわからない。
そこで試しに、フロントバンパーのみにスプレープロテクションをしてもらった。はたして仕上がりはどうなるのか? 次週以降、リポートする。
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みんなのコメント
> 聞いたことがないる。
2箇所も誤字がありますよ。ライターの方も校正、校閲する方もプロではないんですかね。