レッドブルのお膝元レッドブルリンクで開催されているF1オーストリアGP。チームにとってのホームレースに臨む角田裕毅は、予選でまさかのQ1敗退。18番手とグリッド後方から決勝レースを迎えることとなった。
角田としては、レッドブル昇格後9戦目で最も自信を持って臨んだ予選だっただけに、本来のスピードを結果に繋げることができず、悔しさを滲ませた。
■唯一の1分3秒台! ノリスが爆速ラップでポール獲得。レッドブル角田裕毅は18番手でQ1落ち|F1オーストリアGP予選
オーストリアGP初日のFP1を17番手、FP2を7番手で終えた角田。2日目のFP3では9番手につけていただけに、続く予選でのトップ10入りも期待されていた。
Q1最初のアタックを終えた時点で角田は1分5秒386で8番手につけていたものの、2回目のアタックではコースの「あらゆるところ」でフロントタイヤのグリップ感が得られず、1分5秒369とわずかに自己ベストを更新しただけにとどまった。一方でライバルの改善幅は大きく、角田はQ2進出圏外まではじき出され、18番手で予選を終えることとなった。
「2回目のアタックで上手く調整することができませんでした。最初のアタックはいい感じでした」
予選を終えて角田はそう語った。
「常に完璧なラップはあるんです。だから、もっと上手くやれたところがあったはずです。ただ、最初と2回目ではバランスが全く違っていて、少し驚きました」
角田はチームとセットアップの改善を続けており、過去8戦と比べても、かなりの自信を持って予選を迎え、少なくともQ3に進出できると予想していたという。
「ここ数セッション、予選までは上手くいっているともいます。ポテンシャルも何もかも、どのグランプリよりも自信がありました。ただ、予選ではそれを上手くまとめることができませんでした」と角田は続けた。
「正直に言って、いつも上手くいかないというわけではないと感じています。僕は……とにかく、予選でなぜか上手く走れません。いくつか理由はありますが、本当にフラストレーションが溜まります」
レッドブルの2025年マシンRB21はスイートスポットが非常に狭いと指摘されており、4度のF1世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンですら扱いに手を焼いている。
フェルスタッペンが経験値を活かしてなんとか手懐ける一方で、角田はコロコロと表情を変える“じゃじゃ馬”に苦労してきた。限界ギリギリで走らせる予選ではマシンのピーキーさも色濃くあらわれ、レッドブル昇格以降、一貫して予選が角田の課題だとされてきた。
角田はスペインGPでは予選最下位に沈み、前戦カナダGPでは予選11番手と改善の兆しを見せていたものの、10グリッド降格ペナルティで再び後方スタート……角田としてもそうした状況が続いていることにウンザリしているという。
18番手からのスタートが決まったことで、セットアップ変更や戦略的判断のためにピットレーンスタートを選ぶか? と尋ねられた角田は次のように答えた。
「その必要はありません。戦略的にはこの後見てみる必要がありますけどね」
「もしその方が良ければ、そうするかもしれません。このマシンの問題は……本当にフラストレーションが溜まります。18番手とか19番手とか、そういうところからスタートするのは本当にウンザリです」
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みんなのコメント
いい時のセットアップから触らない方がいい。
戦略的にわざとやっているのかとも思いたくなる。