MotoGP第9戦イタリアGPで3位を獲得したVR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、地元イタリアでの表彰台に格別の感覚を味わえたという。
ジャンアントニオは7番グリッドからレースをスタートすると、中盤には3番手を走るフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)の背中を追いかける位置につけた。
■イタリアGP”フルマーク”のマルク・マルケス「誓って言うけど、守りの気持ちで臨んでたんだ」
そのまま終盤にかけてその差を縮めていき、ジャンアントニオがラスト2周でバニャイヤをオーバーテイク。表彰台最後の1席に滑り込み、最後は2位のアレックス・マルケス(グレシーニ)に迫る走りを見せつつ、地元イタリアで3位を獲得した。
ジャンアントニオにとってイタリアGPでの最高峰クラス表彰台はこれが初であり、「まさに夢のようだ」と語った。
「最高だよ」と、ジャンアントニオは3位となった気持ちを表現した。
「MotoGPのレースを観て育ってきて、バレンティーノ・ロッシやロリス・カピロッシ、マックス・ビアッジ達が表彰台に立っている姿を見てきたんだ。イタリア人ライダーが、スペシャルヘルメットやスペシャルカラーでファンの前で表彰台に立つなんて、まさに夢のようなんだ」
「残り5周くらいで4番手を走っていた時、僕は1周ごとに『4位じゃない。4位じゃないぞ。今日は4位のレースじゃない』と自分に言い聞かせていた」
「それで最後までプッシュして、全力を絞り尽くした。その甲斐はあったよ。ペッコにはかなりアグレッシブなオーバーテイクを仕掛けたけど、彼はブレーキングで凄く強いから、それしか方法が無かったんだ。そして、表彰台を獲得することができた」
ジャンアントニオは偉大なイタリアの先輩ライダーが立ってきたムジェロでの表彰台には、鳥肌が立ったとも語った。
「表彰台の感覚はもう最高だったよ。ピットウォールに立って、下にいる皆と一緒に祝いたかった。あの感覚は素晴らしいものだった。レザースーツの下で、鳥肌が立っていたのを覚えている。忘れられない1日になった」
ジャンアントニオは2位となったアレックス・マルケスに最後は0.2秒差にまで迫っていた。あと数周あればオーバーテイクもできたとジャンアントニオは考えているものの、結局予選で前に出られなかったことが問題だと彼は語った。
「全体的に長いレースだった。いつものことだけど予選が凄く良いわけじゃないせいで、長い戦いになるんだ」
「あと数周あれば、アレックスのことを捕まえられたかもしれない。だけどそもそも、僕がもっと前の位置からスタートする必要があるんだ。彼ら相手に戦いたいなら、少なくとも2列目からスタートする必要がある」
「後ろからスーパーな追い上げをするには、バイクをプッシュして自分自身を限界まで追い込むんだけど、それはレースに勝つためのやり方じゃないんだ。結局のところ、アレックスやマルクが絶好調の時に戦おうとするなら、彼らと一緒にスタートを切る事が求められている」
ジャンアントニオは直近のイギリスGPやアラゴンGPでは良い結果を残せていなかった。その点でも、イタリアGPでの3位は彼にとって嬉しい結果と言える。
彼は今回の結果でさらにモチベーションが高まっており、今後も調子を維持して上位との差を縮めて行きたいと意気込んだ。
「ここ数戦での厳しい戦いから良い状態に戻ってきているのは、僕自身にとっても、チームにとっても素晴らしいことだ」
「この先のレースに向けて、さらにモチベーションを高めてくれる。この調子を維持していかなくちゃだし、トップとの差をさらに縮めていければと思う」
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