F1エミリア・ロマーニャGPでアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は5位でフィニッシュ。前戦マイアミGPから2戦連続の5位と好調だが、今回はさらに上位を目指せた可能性があるため、悔しさがあるようだ。
エミリア・ロマーニャGPでウイリアムズ勢はかなり好調な走りを見せ、アルボンは7番グリッドからレースに臨むと、最初のスティントをミディアムタイヤでひっぱり、レース中盤のバーチャル・セーフティカー(VSC)を機にピットへ飛び込み3番手に浮上した。
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その後マクラーレンのオスカー・ピアストリに先行を許したものの、レース終盤のセーフティーカー(SC)出動で2回目のピットストップでフレッシュなハードタイヤに履き替えた。
この時点でアルボンは5番手。レース再開後の終盤には、タイヤが厳しいシャルル・ルクレール(フェラーリ)を攻め立てたが、バトルの末コースオフ……ルクレールを抜けなかった上にもう一台のフェラーリに乗るルイス・ハミルトンに抜かれて6番手に後退した。
ルクレールがアルボンをコース外に押し出したのではないかとして審議対象となったため、フェラーリはポジションを戻すよう指示。アルボンはラストラップに5番手に戻り、そのままフィニッシュした。
アルボンの5位という結果はマイアミGPから連続で、徐々にチーム立て直しを進めているウイリアムズにとっては好結果といえる。しかし、アルボンとしては3位に入ったピアストリにもプレッシャーをかけられたかもしれないと、がっかりした気持ちもあるようだ。
「不思議な感じだよね」とアルボンはSky Sports F1に語った。
「純粋なレースでは3位、4位を争っていた。でもそれはセーフティーカーが無かったらという、実際のペースの話だ」
「VSCは少し運が良かったかもしれない。でも同時に、終盤のセーフティカーは不運だったから。2戦連続で5位になったのに少し変な言い方だけど、ちょっとガッカリしている部分がある」
「シャルルとのレースが少し違ったモノになっていたら、もう少し良い結果が出せたかもしれない。ルイスにも抜かれてしまったし、シャルルへのオーバーテイクに関して僕はもう少し我慢できたかもしれない」
「正直に言ってしまうと、履いていた新タイヤやペースから、前のオスカーすら捕まえられるんじゃないかと”舌なめずり”していたんだ」
なおアルボンはマイアミGPはともかく、エミリア・ロマーニャGPでもこうして強さを発揮できるとは予想していなかったと考えていたという。にもかかわらず好結果を残せたことで、他のレースに向けても期待できると彼は語った。
「奇妙だよね。正直、こんなことは続かないと自分には言い聞かせて来ていたけど、また速かった。状況によるものなのか、どうなんだろうね?」
「率直に言ってマイアミとここでは速かった。僕の考えでは、今週末に速いとはほとんど予期していなかった。マイアミでは良いだろうと予想していたけど、ここではそうじゃなかったんだ。だから他のレースに向けて、期待が高まっている」
「次(モナコGP)は良いレースになってくれるかもしれない。実際モナコはそんなに悪いことにはならないだろうと思っている。バルセロナ(スペインGP)は苦戦するかもしれないけど、この調子で楽しみながら続けていきたいね」
そしてウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、今季からチームに加入したカルロス・サインツJr.の存在がアルボンに刺激を与えており、ふたりの協力関係がさらにパフォーマンスを発揮させているという見解を示した。
「アレックスも他の人と同じように、最大限の力を発揮するためには追い込まれる必要があるんだ」
ボウルズ代表はそう語る。
「自分だけで絶対的な限界を見つけられるアスリートはエリートでもいない。少しでもそれを見出すために、他者が必要なんだ。なによりもまず、それが重要だ」
「今データを見ていると、アレックスはカルロスとは違う動きを見せているコーナーがあり、彼らは互いに影響を与えている」
「アレックスには政治的な動きは無く、だからこそカルロスも完全に彼らしくいることができる。彼は状況が自分に不利に働くといったことを心配する必要がないんだ」
「マイアミでの問題の一部には懸念があったのではないかとも心配していたが、実際は全くそうではなかった」
「アレックスはドライビングとレースが大好きで、それについて話すのも大好きなドライバーだ。最初のミーティングからアレックスはカルロスに『これやろう、あれをやろう、これを見てくれ』とか『このコーナーではこうやったんだけどキミの役に立つかも』と言ったふうに、様々なことを話していた」
「これは普通のことじゃない。普通のチームでは、あるドライバーがその全てを抑えようとするものなんだ」
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