F1サンパウロGPを3位でフィニッシュしたのは、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソだった。しかし残り2周というところで一旦セルジオ・ペレス(レッドブル)にオーバーテイクされたその瞬間、表彰台を失ってしまったと考えたことを明かした。
ここ数戦苦しい戦いを強いられていたアロンソとアストンマーチン。しかしサンパウロGPでは息を吹き返し、予選で4番グリッドを獲得。チームメイトのランス・ストロールも3番グリッドに並び、絶好の形で決勝レースを迎えた。
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その決勝レースでも終始上位を走ったが、レース終盤にはレッドブルのペレスが追い上げ、アロンソの真後ろについた。しかしアロンソは素晴らしいドライビングテクニックでペレスの攻撃をディフェンスし、3番手のポジションを守った。
ただ71周レースの70周目、ペレスがついにオーバーテイクを成功させた。アロンソの表彰台の可能性は潰えたと、誰もが考えただろう。しかし最終ラップにアロンソはペレスを抜き返し、フィニッシュラインまで逃げ切ってオランダGP以来の表彰台を獲得した。最終的なふたりの差はわずか0.053秒だった。
アロンソは70周目にペレスに抜かれたその時、今回の表彰台は奪われたと考えたと明かす。しかし、最終ラップでペレスのターン1へのブレーキングが遅れたことで、ターン4で抜き返すチャンスが生まれたと語った。
「チェコ(ペレスの愛称)から30周くらいプレッシャーをかけられたと思う。そして彼が残り2周という段階で抜いていった時、『もうダメだ。表彰台はもう不可能だ』と思ったんだ」
そうアロンソは明かす。
「でも、彼はターン1でブレーキをかけるのが少し遅れた。それで、僕は自分自身にこう言い聞かせたんだ。『よし! ターン4で突っ込むぞ』とね」
前述の通り、ストロールも入賞したことで、アストンマーチンとして久々のダブル入賞。この結果は、ファクトリー全体の功績だと語った。
「これはチームにとって驚異的な結果だ」
そうアロンソは語った。
「この数ヵ月にわたって僕らは苦戦している。特にこの2戦では2回もリタイアしてしまっていた」
「この表彰台は、チームとファクトリー全員のものなんだ。僕らは最終ラップまで戦い続けるつもりだ」
「僕らはこのマシンについて、まだ学んでいるところだ。このクルマは、空力的に非常に複雑なんだ」
「今年もまだ、戦っている最中だということを忘れずに、来年の方向性を見つけるために、少し実験してきた。だからこの結果には満足している」
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