累計生産台数1100万台 地域を支える大工場
日産は6月8日、英国のサンダーランド工場における累計生産台数が1100万台に達したと発表した。英国に工場を置く自動車メーカーとしては、最速の達成になるという。
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遡ること1986年、日産は英タインアンドウィア州のサンダーランド市に工場をオープンし、ブルーバード(日本名:オースター)をはじめとするさまざまなモデルを英国や欧州向けに生産してきた。これまでに9車種と22の派生車種が生産されたが、記念すべき1100万台目はキャシュカイeパワーで、フランスの顧客に納車される予定だ。
現在、サンダーランド工場ではキャシュカイやジュークなど日産の欧州事業を支える人気車種のほか、EVのリーフも生産している。日産によると、同工場のラインでは毎日2分間に1台のペースで新車が生産されていることになるそうだ。
特にキャシュカイは、英国での人気が高い。初代モデルは日本でデュアリスとして販売されていたが、欧州ではキャシュカイとして独自の進化を遂げ、これまで3世代にわたり400万台が生産された。最新型は1.3Lマイルドハイブリッドのほか、シリーズハイブリッドの「eパワー」を欧州で初めて導入した。
サンダーランド工場は英国の自動車工場としては最大規模を誇り、約6000人の従業員を雇用するほか、サプライチェーン全体では約3万人の雇用を支えているという。
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