■マットブラックが際立つ精悍な仕立て
トヨタ「ハリアー」といえば、日本では長年プレミアムSUVの代表格として支持されてきました。
しかし、その名を共有しながらまったく別物として進化を続けているのが、インドの自動車大手タタ・モーターズが展開する「ハリアー」です。
両者に技術的・企業的なつながりは一切なく、車名が偶然一致しているだけですが、近年タタ版ハリアーは急速に存在感を高めています。
背景には、インド国内のSUV需要の拡大だけでなく、タタ自身が電動化や高級路線に注力し始めたという時代の流れがあります。
そのタタ版ハリアーに、2025年2月、特別仕様モデル「STEALTH Edition(ステルスエディション)」が設定されました。
インド自動車市場では2024年から新たな安全基準が段階的に導入され、各社が上級装備の充実を進めていますが、この特別仕様車はそうした潮流を象徴するような一台です。
タタ・ハリアー自体は2019年のデビュー以来着実に改良を重ねてきたSUVで、2023年には内外装を刷新する大幅なマイナーチェンジを実施しました。
全長4605mm×全幅1922mm×全高1718mmという堂々たるサイズに加え、2741mmのホイールベースが生み出す広々としたキャビンは、インド市場だけでなく海外展開を視野に入れたパッケージングといえます。
プラットフォームには、タタ傘下のジャガー・ランドローバーと共同開発した「OMEGARC」と「R8アーキテクチャ」が採用され、堅牢性と乗り味の良さを両立しています。
今回のSTEALTH Editionは、ハリアーと3列シート仕様の「サファリ」に設定された限定車で、最大の魅力は名称通り“ステルス”を思わせる外観です。
光を吸い込むような「ステルスマットブラック」塗装は、近年欧州ブランドでも採用例が増えているマットカラーのトレンドを取り入れつつ、ハリアーの引き締まったボディラインをより際立たせています。
19インチのダイヤモンドカットアロイホイールもマットブラックで統一され、フェンダーの「STEALTH」ロゴが限定モデルらしい特別感を演出します。
室内も外観に負けないこだわりが込められています。インテリアテーマは「カーボンノワール」。
深い黒を基調としながら、グラナイトブラックのステッチが入ったレザーシートや、手触りの良いソフトタッチ素材を採用することで、上質さとスポーティさを同時に表現しています。
さらに最新のインフォテインメントシステムに加え、21項目のADASレベル2プラス、7つのエアバッグ、360度カメラなど、2025年の安全装備競争を反映した先進機能が充実しています。
パワートレインは標準モデルと共通で、2リッター直列4気筒ディーゼルターボが最高出力170ps、最大トルク350Nmを発揮します。6速MTと6速ATが選べる点は、依然としてMT需要の高いインド市場ならではです。
価格はデリーで250万9990ルピー(約438万円)からと、特別仕様車でありながら手を伸ばしやすい設定です。
円安が続く日本の感覚からすると割安感すらあり、近年タタが品質向上で高評価を得ていることを考えると、今後インド国外でも注目される可能性があります。
なお、STEALTH Editionはハリアーとサファリ合わせて2700台限定のモデルとして展開されました。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
何回もしつこい。
トヨタに対して悪意を感じるし、こっちもイラつく。