ハミルトン「フリー走行の順位からするとQ3で7番手はありがたい」フェラーリマシンとの一体化はまだ

　ルイス・ハミルトン（フェラーリ）はF1サウジアラビアGP予選で4番手となった。この結果を、ハミルトンはそれまでの経過もありポジティブに受け止めている。

　フェラーリ移籍後5戦目に臨んでいるハミルトン。中国GPのスプリントで勝利したものの、以降は絶好調とはいかず、フェラーリへの適応に苦心している。

　サウジアラビアGP予選ではチームメイトのシャルル・ルクレールが4番手となる中、ハミルトンは7番手。またしても残念な結果になったが、ハミルトンとしてはフリー走行の経過を考えればポジティブだと受け止めている様子だ。

「いつものように、予選は僕にとってチャレンジングなものだった」とハミルトンは言う。

「今週末を通じて、僕は毎回のセッションで13番手とかそんなところだったと思う。だから正直に言って、Q3に進んで7番手というのはありがたいよ」

「最後のラップもなにか劇的なモノだったわけじゃないけど、週末を通じて改善を進めてきた。最後はより良いラップが求められていたけど、さっきも言ったようにここまで来られてありがたい状態だった。まだ時間はあるんだ」

　そして決勝レースに向けてより良い結果を期待しているのかと訊かれたハミルトンは、こう答えた。

「祈っている、といえばそうだね！　1周でこのマシンと一体化するのは、現時点では凄く難しい」

「でも諦めたりはしないよ。意思があればそこに道は開けるんだ。プッシュし続けてトライし続けていく。素晴らしいサポートもあるから、とにかく懸命に取り組み続けるんだ」

　なおハミルトンは前戦バーレーンGPで5位となったあと、進歩を感じていると語っていた。しかしサウジアラビアでの現状から、そのフィーリングは間違いだったのではないかと、ハミルトンは訊かれることになった。

「前回のレース後、僕はポジティブなフィーリングだったし、それを活かしていければと思っていたんだけど、上手くいかなかった」

　ハミルトンはそう答えた。

「明日は辛抱強く、イエローフラッグやセーフティカーなどチャンスを待つよ」

「とにかくレースを走ってみて、前に行けるかどうかをやってみるつもりだ。前に出られるなら、最高だろうね。上手くいかなかったら、何かが起きることを期待して、そしてそれを活かせればと思う」

「まだ先は遠いけど、諦めずに頑張り続けるよ」