FIA F2のシルバーストン戦フィーチャーレースが行なわれ、ニコラ・ツォロフ(カンポス)が前日のスプリントレースに続き連勝。異なる戦略で追い上げたラファエル・ヴィラゴメス(VAR)を振り切った。宮田莉朋(ハイテック)は14位だった。
絶好のスタート決めたのは、3番グリッドのクシュ・マイニ(ARTグランプリ)。5番グリッドのツォロフも好ダッシュを決め、一気に2番手までポジションを上げた。フロントロウのふたりは、ポジションを落とした。
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首位に立ったマイニは、ツォロフを置き去りにして早々に2秒のリードを築き、そのツォロフも後続を引き離していった。宮田はスタートポジションの9番手をキープした。
ほとんどのマシンがソフトタイヤでのスタートを選択したが、6番手ヴィラゴメスや7番手ジョシュア・デュルクセン(インヴィクタ)らはハードタイヤを履いてスタート。6周目頃からハードタイヤの方が明らかに速く、ヴィラゴメスやデュルクセンはどんどんポジションを上げていった。
タイヤ交換の義務消化が認められる6周を消化すると、首位マイニや2番手ツォロフなど、ソフトタイヤでスタートしたマシンはたまらずピットへ。ハードタイヤに履き替えた。
これでヴィラゴメスが首位に立ち、その1.5秒後方に2番手デュルクセンというトップ2に変わった。そしてタイヤを交換したマイニに、ツォロフが執拗にプレッシャーをかけるも、順位は変わらなかった。
ヴィラゴメスのペースは素晴らしく、徐々に2番手デュルクセンを引き離していく。しかもタイヤ交換を済ませたマイニ以下とのペース差もごく僅かという力強いペースを発揮した。
ヴィラゴメスが好ペースを続ける一方、マイニは徐々にペースを落としてしまい、ヴィラゴメスよりもペースが遅くなり始めてしまう。これでは、先にピットストップを行なったメリットを活かすことができない。ツォロフはそれをわかってか、マイニ攻略を目指した。しかしそう簡単には抜けず、どんどんヴィラゴメスに有利な展開となっていった。
20周目、ツォロフがようやくマイニを捉えた。この時点で8番手。まだタイヤ交換を済ませていない首位ヴィラゴメスとは27.8秒差であった。
マイニが前にいなくなったツォロフは、ハイペースで飛ばす。戦略の違うヴィラゴメスとの目に見えない精神戦となった。
ヴィラゴメスがピットインしたのは24周が終了した時点であった。チームは完璧な作業で、ヴィラゴメスをコースに送り返す。
ヴィラゴメスはツォロフの7秒後方、実質的には5番手でコースに復帰した。ソフトタイヤが温まったヴィラゴメスは、ファステストラップを更新しながら次々に前を行くマシンを攻略していった。
しかしヴィラゴメスの追い込みも3.2秒届かず。ツォロフが逃げ切って、前日のスプリントレースに続き連勝し、シルバーストン・ラウンドを完全制覇した。しかも今シーズン14レース目で6勝目。圧倒的な強さを見せつけている。
ヴィラゴメスは2位。3位マイニという順だった。
宮田莉朋は戦略がハマらず、結局14位でのフィニッシュとなった。
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