FIA F2選手権第5戦モナコのレース1が行なわれ、デニス・ハウガー(プレマ)が優勝を飾った。
予選は2グループに分かれて行なわれたが、グループAで発生したクラッシュの影響で、リアム・ローソン(カーリン)と岩佐歩夢(DAMS)が黄旗無視のペナルティを受けてしまった。この影響で予選最速タイムを記録していたローソンはレース1を10番手から、予選3番手相当のタイムを出していた岩佐は19番手からスタートすることになった。
■ルクレール、母国初優勝に向けた1番時計。PP争いは呆気ない幕切れに……角田裕毅11番手|F1第7戦モナコGP 予選
ポールポジションはジェイク・ヒューズ(VAR)、2番手にハウガーというフロントロウだ。佐藤万璃音(ヴィルトゥオーシ・レーシング)は16番手からのスタートとなった。
30周のレースがスタートすると、ヒューズが動けず立ち往生。幸い後続のマシンは接触を避けることができた。これでハウガーが首位。ユアン・ダルバラ(プレマ)が2番手に続いた。岩佐は好スタートで、15番手にポジションアップ。一方、佐藤は18番手にポジションを下げた。
9番手スタートのフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)は1周目の混乱で右リヤタイヤがパンクし、緊急ピットイン。雨雲が近づいていることを踏まえて、レインタイヤに履き替えるギャンブルを敢行した。
しかし雨は降らず。ペースが上がらないドルゴビッチはすぐさま再ピットイン。ギャンブルは大失敗に終わった上、ピットレーンでの速度違反も犯して5秒のタイム加算ペナルティも受けてしまった。前戦バルセロナでは連勝を飾ってポイントリーダーに立ったドルゴビッチだが、最終的にピットに入りリタイアとなった。
ハウガーやダルバラ、マーカス・アームストロング(ハイテック)のトップ3は、4番手エンツォ・フィッティパルディ(チャロウズ)以下を引き離し、先頭集団を形成。中でも首位のハウガーは好ペースで周回を重ねていった。
10周目、岩佐はラスカスで前を走るクレメント・ノバラク(MPモータースポーツ)のインに飛び込んだが、両車が交錯。ノバラクはコース上でストップしてしまい、セーフティカー(SC)出動となった。岩佐はフロントウイングにダメージを負い、ピットイン。これで17番手に後退してしまった上、10秒のタイム加算ペナルティを受けてしまった。
14周目にレースはリスタート。ハウガーは一気にギヤを上げ、ダルバラとの差を広げていく。残り10周となる頃には、5秒のリードを築き上げた。
2番手ダルバラにアームストロング、4番手フィッティパルディにユーリ・ヴィップス(ハイテック)が迫るなど、各所で接近戦が繰り広げられたが、ここはモナコ・モンテカルロ。オーバーテイクは非常に難しく、順位変動のないまま残り周回数が減っていった。
結局、ハウガーは危なげなくトップチェッカー。昨年のF3王者が、F2初優勝を飾った。2位にダルバラ、3位アームストロングという表彰台の顔ぶれとなった。
日本勢は佐藤が15位、岩佐は19位でレースを終えた。
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