F1第19戦アメリカGPで、メルセデスのルイス・ハミルトンは2位に入り、6度目の世界チャンピオンに輝いた。メルセデスは既にコンストラクターズタイトルの獲得も決めており、今季の完全制覇を果たした。
ハミルトンは今季を含めるとメルセデスでのタイトル獲得は5回目となる。チーム代表のトト・ウルフは、浮き沈みのあった今季の戦いの中でも、決勝でのミスを抑えたことが鍵だったと話した。
■圧倒的な気分……歴代2位、自身6度目のタイトル獲得を決めたハミルトン
「どの年のチャンピオンシップも、最も困難なように思える。それは我々が思い出によって守られているからなのかもしれない」
「だが今季は浮き沈みがあったこともまた確かだ。我々は長い間予選日に最速のパッケージは持っていなかった。しかし決勝ではミスを最小にすることができた。恐らくそれがチャンピオンシップを制するにあたっての鍵だったのだろう」
「言うまでもなく、我々にとってハイライトとなったのはオースティンだ。我々はバルテリ(ボッタス)が勝利し、そしてルイスが力強いペースでチャンピオンシップを勝ち取った。それが私にとってのシーズンのハイライトだよ」
ハミルトンは2019年のタイトルを獲得したことで、ミハエル・シューマッハが記録した最多タイトル獲得数の「7」に、あとひとつまで迫った。
2020年もハミルトンはメルセデスに留まるため、シューマッハの記録更新に並び立つ可能性は十分にあり得るだろう。そしてウルフ代表も競争力のあるクルマを作り上げることができれば、7度目のタイトル獲得の可能性が十分にあるという考えを示した。
「シューマッハの記録が打ち立てられたのには理由があるし、(7回のタイトル獲得は)とても難しいモノだ」
「来年良いクルマをドライバーに手渡すことができたなら、我々は競争力があるはずだ。ギャップを埋めるべく取り組み続けて、ミスを少なくする。そうすれば彼は良いシーズンを過ごせるはずだ。そこに7回のタイトル獲得が不可能な理由は何もない」
また何がハミルトンを“特別”な存在とさせているのかを訊かれたウルフ代表は「彼はとんでもなく速くクルマを走らせる。その背景には、彼が常に自己改善への努力と才能が一緒になっていることがある。その組み合わせが彼を際立たせているんだ」と、その姿勢が重要だという考えを示している。
また、今年5月にはメルセデスでノンエグゼクティブチェアマンを努めていたニキ・ラウダが逝去。彼に捧げるコンストラクターズタイトルとなった。彼のチームへの貢献を改めて訊かれたウルフ代表は、その存在の大きさを語った。
「(ラウダの貢献は)莫大なものだった。このチームの強みは個々人が自分のポジションでチームの成功に貢献していることだと思う」
「それがこのチームのバックボーンであり、我々には優秀な人材が多数ついている。そしてニキはその中で大きな役割を果たしていたんだ」
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