ルノーは今季のサマーブレイク以降、戦闘力を向上させたように見える。ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグは共に、安定して予選Q3に進出。ベルギーGPとイタリアGPでは、決勝でも好結果を残した。
しかしシンガポールとロシアでは、レース序盤の混乱に巻き込まれるなどし、この2レースではわずか3ポイントしか手にすることができなかった。
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日本GPでは、リカルドはリヤサスペンションのトラブルに見舞われ、予選16位。ヒュルケンベルグも油圧トラブルにより15番グリッドと揃って下位に沈んだ。しかし決勝レースでのふたりは強力なパフォーマンスを発揮。リカルドは6位、ヒュルケンベルグは10位とダブル入賞を果たした。
「確かに予選後には、『これまでと同じだ。うんざりだ』と思っていた。そして僕らはそういう問題やその他のことで、本当に気を休めることができないとも思っていたんだ。でも最終的には、当然の結果を手にできたように感じている」
そうリカルドは語った。
「僕らは今、本当に背中合わせだ。楽しいこともいくつかある。だからポイントフィニッシュを続け、チームのために何かを手に入れられることを願っている」
「僕らは立ち直ったと思ったら、その後また躓いてしまった。それで少し項垂れてしまったんだ。そしてまた、僕らは立ち直ろうとしている。だからみんな、シーズンが始まる前のようなポジティブな姿勢を保つようにしなきゃいけないんだ」
日本GPでは、残り10周というところで、リカルドがヒュルケンベルグの後ろに追いついた。いずれも1ストップだったものの、リカルドはミディアムタイヤでスタートしてソフトタイヤに交換する戦略、ヒュルケンベルグはソフト→ミディアムという戦略だった……ふたりが接近遭遇した際には、ソフトタイヤを履くリカルドのペースの方が圧倒的に速かった。
そしてリカルドはチームに、自分を前に行かせるよう、ヒュルケンベルグに指示して欲しいと無線で訴えた。
「全員がDRSのトレインの中で走っているのは分かっていた。彼は(ランス)ストロール(レーシングポイント)の後ろでかなりの周を過ごしていた。それを無線で知らされていたんだ。僕はいつもなら、何かを頼むのはあまり好きじゃない。でも『彼が(ストロールを)抜けないのなら、僕を前に行かせてくれ』と言ったんだ。僕ならきっと、抜くことができるだろうと言っただけだ」
「その2周後に、彼は僕を前に出してくれたと思う。そしてチームを安心させるため『みんな、僕は彼らを抜くよ。僕らは正しい決断をした。それを信じていてくれ』と言ったんだ。結果的に、確かにそれを成し遂げることができた。みんなに感謝しているよ。その決断は正しいことだったと、今でもハッキリと思う」
「いつも何かを頼むわけじゃない。だって、ほとんどの場合彼らは最善の形を検討してくれていると思うからね。でも今回は明らかに、ペースも良いし、タイヤも良いと信じていた。ポジションを譲ってくれれば、すぐにライバルたちを抜くことができると確信していたんだ」
6位と10位で日本GPを終えたルノーだが、違法な”ブレーキバイアス調整システム”を使っていたのではないかとして、レーシングポイントからの抗議を受けている。この審議の結果次第では、今回の順位が変わる可能性もある。
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