ついに決着か!? 知るほどに[フロンクス]と[WR-V]がイイとこしか見当たらない問題

　サイズも似ていて同じインド製ということもあり、ありとあらゆる所で比較され続けるWR-Vとフロンクス。実は比べてみると様々な点で違いを打ち出しているのだが、今記事では異なる点を実際の走行感も含め徹底調査。双方の特徴をしっかり掴み、終止符を打つ!!

※本稿は2024年10月のものです
文：渡辺陽一郎／写真：奥隅圭之、ホンダ、スズキ、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2024年11月10日号

【画像ギャラリー】「買うならどっち!?」の直球ど真ん中対決!!　ホンダ WR-V vs スズキ フロンクス（30枚）

■両車インド生まれの帰国子女対決!!

2023年登場のホンダ WR-V。コンパクトSUVだが車内は広い

　WR-VはコンパクトSUVだが、ヴェゼルと同様に車内が広い。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半だ。荷室容量も大きく、ファミリーカーとして使いやすい。

　ただし内装はシンプルで、パーキングブレーキもレバー式だ。車間距離を自動制御できる運転支援機能は、時速25kmを下まわると解除される。

　フロンクスは生産国となるインドの税制に合わせて全長を4m以下に抑えた。インパネなどはWR-Vよりも上質だ。車内はWR-Vよりも狭いが、後席の膝先空間は前述の測り方で握りコブシ2つ分だから、4名乗車は充分に可能だ。

　動力性能は両車とも同程度で、ステアリングの操作感はフロンクスが少し正確に仕上げた。WR-Vは若干緩い印象だが馴染みやすい。

　WLTCモード燃費は、マイルドハイブリッドのフロンクスが19km/Lで、WR-Vは良好なXでも16.4km/Lに留まる。価格はWR-Vは209万8800円のXが買い得だ。フロンクスは250万円を超えるが、カーナビを含めてフル装備される。

渡辺陽一郎氏の評価

●ホンダ WR-V……コンパクトだが背が高くSUVらしさがある
●スズキ フロンクス……全長4m以下のコンパクトサイズが魅力的

＊　　　＊　　　＊

●ホンダ WR-V Z
・価格：234万9600円
・WLTCモード燃費：16.2km/L
・全長×全幅×全高：4325×1790×1650mm
・ホイールベース：2650mm
・車両重量：1230kg
・エンジン：直列4気筒DOHC
・総排気量：1496cc
・最高出力：118ps/6600rpm
・最大トルク：14.5kgm/4300rpm
・トランスミッション：CVT
・サスペンション：F＝マクファーソン式　R＝車軸式
・タイヤサイズ：215/55R17

●スズキ フロンクス
・価格：―
・WLTCモード燃費：―
・全長×全幅×全高：3995×1765×1550mm
・ホイールベース：2520mm
・車両重量：1035kg
・エンジン：直列4気筒DOHC＋モーター
・総排気量：1462cc
・最高出力：103ps/6000rpm（※エンジンのみ）
・最大トルク：13.9kgm/4400rpm（※エンジンのみ）
・トランスミッション：6AT
・サスペンション：―
・タイヤサイズ：―

【画像ギャラリー】「買うならどっち!?」の直球ど真ん中対決!!　ホンダ WR-V vs スズキ フロンクス（30枚）

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Comments

[not********]

フロンクスは後席がプリテンショナー付きシートベルトでないことが文字通り致命傷。後席に座って事故が起きたときシートベルトが後席の人を殺すかもしれない。10年以上前の仕様ですよ。

[けすけ]

フロンクスの行灯記事はもういいよ…