■新型は高級感と力強さが大幅アップ!
北米では日産のコンパクトSUV「キックス」が2024年9月にフルモデルチェンジしました。
現行型のキックスが今も売られる日本市場に新型はいつやって来るのでしょうか。
【画像】めちゃカッコいい! 日産の「新型“小さな高級SUV”」を画像で見る(30枚以上)
初代キックスは、日産が三菱から軽SUV「パジェロミニ」のOEM供給を受けて2008年から2012年まで販売されたモデルが始まりです。
初代のスペルは「KIX」でしたが、2代目は「KICKS」と、異なる系譜のクルマであることが暗に示されています。
2代目キックスは、日産が新興国向けに開発したコンパクトSUVとして、2016年にブラジルから販売が始まりました。
日本市場では、100%モーター駆動のシリーズ式ハイブリッド「e-POWER」専用モデルとして、2020年に発売されました。
3代目(コンパクトSUVとしては2代目)の新型キックスは、先代とは大きくイメージを変えて登場しています。
エクステリアデザインは日産の新しいデザイン言語を取り入れ、フロントマスクは水平のボーダー状で構成されたダイナミックなものとなりました。
現行型では全体に丸みを帯びたフォルムでしたが、新型は水平基調で力強い造形です。
ボディサイドでは、現行型キックスの特徴のひとつでもあったキックアップしたリアクォーターウインドウが新型にも引き継がれていますが、ダイナミックさはさらに増しています。
最上級グレード「SV」では19インチアルミホイールを装着、より力強いスタンスを表現しています。
リアまわりも、大地をがっちりとつかむような力強いデザインに変わっています。
リアウィンドウ直下の太いブラックの水平状のラインは、ボディ両端で縦に配置されたリアコンビネーションランプと繋がって地面に向かい、ブラックアウトしたリアバンパー上部と繋がってロの字を描いています。
インテリアでも日産の最新のデザイン手法が用いられ、「アリア」や「ノート」に採用された「モノリス」デザインのセンターディスプレイ一体型のメーターが採用されています。
居住空間もしっかりと取られており、助手席側インパネでは、ボディサイド前方奥に向かって切れ込むような形状にして、実質的な室内空間と視覚的な広さの両方を演出しています。
北米仕様のボディサイズは、全長4366mm×全幅1801mm×全高1631-1626mm、ホイールベースは2657-2664mmです。
現行型のボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm(日本仕様)で、新型がひと周り大きいことがわかります。
充実した装備と上質かつ力強い造形の内外装で「小さな高級SUV」と呼ぶにふさわしいモデルに発展しました。
北米仕様のパワートレインは、最高出力141馬力、最大トルク1540ft-lb(約190N・m)を発生する2リッター直列4気筒ガソリンエンジンとCVTの組み合わせで、駆動方式はFFと4WDが選択可能となっています。
現地での車両価格は、2万1830ドル(約341万円)から2万7680ドル(約432万円)となっています。
日本市場の日産車は、キックスをはじめ、「ノート」「ノートオーラ」「エクストレイル」ともに全車がe-POWERのみの設定です。
新型キックスを日本導入するには、e-POWER導入が前提となるでしょう。
ただし国内のライバル車となるトヨタ「ヤリスクロス」やホンダ「ヴェゼル」には、廉価なガソリンモデルも用意されています。
ライバル車に対抗するためには、200万円台の安価な売れ筋モデルを導入し販売拡大を狙うのも必要でしょう。
事実、激戦が繰り広げられているミドルクラスミニバン「セレナ」は、フルモデルチェンジの際にも全車e-POWER化されず、ガソリンモデルも併売されています。
現行型の販売が必ずしも成功とはいえない状況で、かつ販売不振が叫ばれている現在の国内市場を鑑みると、廉価モデルの導入にも大いに期待したいところです。
なお2025年10月には、国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が東京で開催されます。
ショーの目玉として、新型キックス“e-POWER”がお披露目されることを大いに期待したいところです。
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