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ホンダ×アストンマーティンのF1プロジェクトがついに始動!! マシンには新しいHマークに【Powered by Honda】の文字!! 市販車共同計画についても言及!?

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ホンダ×アストンマーティンのF1プロジェクトがついに始動!! マシンには新しいHマークに【Powered by Honda】の文字!! 市販車共同計画についても言及!?

 F1は時代の最前線を映す鏡だ。燃料が変わり、電気が主役になり、速さの意味さえ塗り替えられていく2026年シーズン。その転換期に、ホンダは再びもっとも難しい場所から挑戦する。新しいHマークを掲げ、アストンマーティンとともに。これは単なる復帰ではない。技術と情熱を、もう一度世界最高峰で証明しにいく物語の始まりだ。

文:ベストカー編集部 鈴村朋己/写真:本田技研工業、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】Powered by Hondaとは泣かすぜ!! ホンダがF1の舞台に戻ってくるからよーく見て!!(18枚)

2026年のF1グリッドにカムバックする”ホンダ”の名前

 冬の静けさの向こうで、F1は「新しい時代に向けた」準備をしている。轟きだけではない。電気の立ち上がり、燃料の匂いの変化、そして効率という言葉が、速さと同じ重みで語られる時代だ。

 F1は2026年から、車体とパワーユニット(PU)の両面で大きなレギュレーション刷新を迎える。PUは電動出力が従来の約3倍へ。内燃機関にはサステナブル燃料が義務化され、「電動技術」と「脱炭素」を同時に追いかける次世代モータースポーツへ進化するという。

 さらにPU供給に関する年間支出上限コストキャップ)も、開発の速さそのものを問う。限られた資源で最大の成果を出す、開発効率の戦いがスタートするのだ。

 その転換期に、「Powered by Honda」の名前が戻ってくる。タッグを組むのは、共に多くの成功を収めたレッドブルではない。新しい相棒はアストンマーティンF1チーム。ワークスパートナーとしてPUを供給し、ホンダF1第5期が幕を開けようとしている。

「復帰」という言葉は簡単だが、ホンダにとってF1は、そもそも挑戦の原点に近い場所だ。四輪販売から間もない1964年にF1へ挑み、勝利と挫折を重ね、黄金時代を築き、そして近年も頂点を獲ってきた。その歴史は「最も困難なものへ挑戦せよ」という精神と重なっている。

 では2026年、ホンダに求められるものは何か。鍵は、熱をどう捌き、エネルギーをどう回生し、そしてサステナブル燃料の性質まで含めて、クルマ全体を“ひとつのシステム”として高効率に成立させることだ。

 ホンダのレース運営子会社HRCは、新型PU「RA626H」を開発。その全貌を公開した。

「ライバルたちが揃うバーレーンのテスト。そして勢力図が見える開幕戦のオーストラリア・メルボルン。そこまでは信頼性を重視してプログラムを進めていく必要があります」

そう語るのは、アストンマーティンF1チームのチェアマン、ローレンス・ストロール氏だ。

 慎重な言葉にも聞こえる。だが、2026年のF1はすべてが新しく、2025年の勢力図は当てにならない。いま上位にいる者が上位のままとは限らず、逆に沈んでいる者が一気に浮上してもおかしくない。アストンマーティンは2025年のコンストラクターズランキングで10チーム中7位にいるというが、ここから先は“完成度”が順位表を塗り替える。

新Hマークを刻む覚悟

 そしてもうひとつ、象徴的なニュースがある。2026年、アストンマーティンのマシンには新しいHマークが掲げられることも発表された。ホンダの四輪シンボルマークといえば、つい先日、新デザインが公表されたばかりだ。

 つまりこれは、単なる意匠ではない。F1で鍛えた技術と人を、再び市販車へと生かしていく。そんなサイクルを、これまで以上に明確にしていく合図でもある。

 ホンダは、高効率燃焼、熱マネジメント、高出力モーター、大型ターボ、サステナブル燃料といったF1で培った技術が、次世代ハイブリッドやEVだけでなく、eVTOLや航空機エンジンなど空のモビリティにも応用されていると語る。

 速さのために磨かれた技術が、やがて街へ、空へ。そんな技術の帰還が、2026年の舞台には確かに用意されている。

 さらに、東京オートサロン2026では「シビックタイプR HRCコンセプト」がお披露目されたばかり。レースゆかりのモデルを市販化していく方針も、いよいよ現実味を帯びてきた。

 となれば気になるのは、F1だけにとどまらないその先だ。市販車ビジネスにおいても、ホンダとアストンマーティンの可能性はあるのか。2023年の復帰会見の際、ホンダの三部敏宏社長に同じ問いを投げかけたところ、答えはきっぱり「ありません」だった。しかし今回は、少し違う。

「まずはF1で結果を出していくのが最優先ですので、量産のビジネスについての話は現時点ではしておりません。ただ、アストンマーティンとホンダのレース活動がブランドになっていけば、量産化には非常に価値があると思っております」

「タイミングは分かりませんが、市販化ビジネスへの拡大が両者にとってメリットがあれば、可能性としては十分、今後考えられると思っています」

 ストロール氏も、根本の考えは同じだった。

「私たちのプロジェクトは言うまでもなくF1であり、関係の始まりだと言って差し支えありません。実際、量産車計画について一緒に話し合ったことはまだありません。ですが、今後“不可能である理由”はまったくありません」

「現状のパートナーシップを踏まえれば、アストンマーティンはそのアイデアにとても前向きになるでしょう。もちろん私も、市販化計画の話にはワクワクすると思います。つまり、あらゆる可能性が開かれているということです」

 実現への道のりは決して容易ではない。2年後、3年後といった近い将来の話でもないだろう。けれど、両者が市販化のコラボ”をネガティブに捉えていないこと。そんな夢のような話が、確かにこの場で語られた。ふたつのブランドがタッグを組んだ意味は、そこで一段深くなったように思える。

変わらない勝利への執念

 F1が変わる。ホンダも変わる。ただ、唯一変わらないものがあるとすれば、勝つために最も難しい領域へ踏み込むという姿勢だろう。

 電動化が加速し、サステナブル燃料が義務化され、コストキャップが開発の現実を縛る2026年。そこで問われるのは、速さだけではない。知恵と効率と連携で、それでも最速を手に入れられるか。

 ホンダとアストンマーティンが“ひとつのパッケージ”として挑む新章。それは、F1の未来像そのものを映す鏡になる。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
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みんなのコメント

1件
  • かんぺ
    タイプRってHマークの周辺が赤いんだよね。どうすんだろ?
    HRCブランドに切り換えるのもありかもね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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