近年のキャンピングカーブームにおいて、特に注目を集めているのが、車中泊の快適性を徹底的に追求したバンコン(バンコンバージョン)タイプだ。その中でも「これからのスタンダード」と呼ぶにふさわしいモデルが「ツェルト キリマ(Klima)」である。
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●文:月刊自家用車編集部
車載クーラー標準装備で夏も快適。「ツェルト キリマ」
12V車載クーラーを標準装備しているので外部電源を必要とせず、大容量サブバッテリーで駆動可能なこのエアコンは、暑い夏の夜でも快適な車内環境を保つ。これにより、これまでエンジンや発電機の稼働に依存していた冷房問題を根本から解決している。
◆デザイン性と機能性を兼ね備えた「スタイルウィンドウ」
エクステリアでもひときわ目を引くのが、ボディ同色塗装が施された「スタイルウィンドウ」である。このウィンドウは単なる外観のアクセントではなく、室内空間を拡張する重要な機能も果たしている。特にリアセクションは、常設ベッドスペースとして広く設計されており、大人2名がゆったりと横になれるサイズ(最大1800×1460mm)を確保している。
また、シートを展開すればダイネットスペースもベッドとして使用可能。こちらも大人2名が就寝できるサイズ(1920×1200mm)を持ち、就寝定員は4名。乗車定員はGLパッケージで最大8名に対応する。
◆自宅のように過ごせる“もう一つのリビング”
室内インテリアは、“もう一つのリビング”をコンセプトにデザインされており、自宅のようにくつろげる空間を実現している。インテリアカラーは「シュタイン」と「ショコラーデ」の2種類から選ぶことができ、自分の好みに合わせて車内の雰囲気を演出可能だ。
レイアウトは使いやすさを重視して設計されており、ルーフサイドキャビネットやサイドキャビネットをはじめ、収納スペースも充実。大小さまざまなキャビネットが設けられており、調理器具や衣類、小物類などを用途ごとにすっきり収納できる。
ダイネットには前後にスライドするテーブルを備え、食事や作業など多目的に活用可能。さらに、ミラー付きウォールポケットやリアベッド上部のネットポケットといった便利な収納も各所に配置されており、実用性と快適性を両立した空間に仕上がっている。
◆キャンプに嬉しい設備が充実
キャンプを快適に楽しむための装備も充実している。キッチンスペースには蓋付きのシンクが備えられており、使用しないときは調理台としても活用できる設計だ。また、蛇口にはシャワーフォーセットが採用されており、車外でのシャワーとしても利用できるため、アウトドアシーンでも重宝する。上部にはコンパクトながら容量に優れたキャビネットが設置されており、調理道具や食材の収納にも困らない。
さらに、USBポートやDC12V電源が車内各所に配置されているため、スマートフォンや電子機器の充電にも便利だ。夜間には天井のLED照明とキャビネット下部のLEDダウンライトが車内を優しく照らし、落ち着いた雰囲気を演出してくれる。
加えて、オプションで冷蔵庫や電子レンジ、MAXXFANベンチレーターの設置にも対応しており、長期滞在型のキャンプスタイルにも柔軟に対応できる仕様となっている。
旅先での利便性を高める装備も抜かり長距離旅行をより快適に、そして自由にするための工夫である。
◆高性能サブバッテリーシステムで電力管理も安心
車内の快適性を支える電力システムも非常に優れている。標準仕様では、大容量の鉛サブバッテリーが搭載されており、車載クーラーや照明、USB機器などの使用にも十分な電力を確保できる。さらに、より高効率かつ軽量なリチウムイオンバッテリーを採用した上級仕様「ツェルト Klima Li」も用意されており、ニーズに応じた選択が可能だ。
バッテリーの充電には、22.5Aの外部充電器を2基搭載した合計45Aの高出力充電システムを採用。これにより、短時間でも効率的にバッテリーを充電することができる。また、高効率な充電管理を実現するC-TEKシステム(D250SE+スマートパス)も装備されており、安心して電力を運用できる体制が整っている。
これらのシステムにより、外部電源が利用できない状況でも長時間の車中滞在や連泊キャンプに対応できる、頼もしい電源インフラが実現されている。
◆優れた断熱性と静粛性
「ツェルト キリマ」の快適な車内空間を支える重要なポイントのひとつが、優れた断熱構造である。断熱材には高性能な「ポリエチレンフォーム」を採用しており、これによって外気の影響を効果的に遮断。夏の猛暑や冬の厳しい冷気を防ぎ、室内の温度を快適な状態に保つことができる。
さらに、この断熱材は高い防音効果も発揮し、路面からの振動音や外部の騒音を大幅に軽減。静かな車内空間を実現しており、長時間の移動や就寝中も快適に過ごすことができる。加えて、優れた耐候性を備えているため、長年の使用でも劣化しにくく、安心して使い続けられる点も魅力だ。
車内全体がこの断熱材でしっかりと覆われており、まるで“動く別荘”のような快適な居住空間を提供してくれる。
「これからのキャンピングカー」に求められるすべてが詰まった1台
ツェルト キリマは、単なる“車中泊対応車”ではなく、まさに移動する住空間である。夏でも快適な空調、大人4人が就寝できる室内空間、豊富な収納、長期滞在を支える電源システム、そして断熱性と静粛性に優れた構造。これらの装備を標準レベルで実現したキリマは、バンコンの未来を示す存在だ。
キャンプ場はもちろん、道の駅や都市部での宿泊、あるいは災害時の避難車両としても高いポテンシャルを持つ。「どこにいても、自宅のようにくつろげる空間が欲しい」。そんなニーズに応える一台として、ツェルト キリマは確実に支持を集めていくだろう。
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みんなのコメント
高級ホテルに一年泊まれる額とか言わんよな。