2025年F1シンガポールGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは11位、リアム・ローソンは15位という結果だった。
ハジャーは、スタート直後、オリバー・ベアマン(ハース)との軽い接触があり、3周目にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)にかわされて9番手に落ちた。20周目のピットストップの直前にはトラブルが発生、それにより、ペースが低下した。
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セカンドスティントでは、背後のアロンソと激しく争った後に、ハジャーは破れ、14番手に。それでも他車のピットストップにより48周目にはポイント圏内10番手に浮上した。しかし新品ソフトタイヤに履き替えたカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が背後から近づき、59周目にハジャーは抜かれて11番手に落ち、その位置でフィニッシュした。
ローソンはミディアムタイヤで誰よりも長いファーストスティントを走り、一時8番手まで上がるが、期待したセーフティカーは出動せず、48周目にピットイン。最後尾近くまで順位を落とし、15番手まで挽回するにとどまった。
チーム代表アラン・パーメインは、ハジャーのトラブルについて、次のように語った。
「今日は我々にとって非常に厳しい一日であり、シルバーストン以来初めてポイントを逃した。アイザックのパワートレインに問題があり、1周あたり0.5秒を失うことになった。すべてがタイトななか、その状態で走るのは、ほぼ不可能に近い。それでも彼は素晴らしい走りを見せ、できる限りのことをやり切ったが、最終的にはポイント圏を維持するにはあまりにも大きなハンデだった」
「チームとして再び立て直し、アイザックのマシンに起きた問題の原因を徹底的に突き止める。そしてオースティンには強くなって戻ってくるつもりだ」
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=11位(61周/62周)8番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード
「今日は僕たちの日ではなかった。ピットストップ直前にマシンにトラブルが発生し、それがレース後半ずっと続いたせいで、ポイントを逃した。後ろのドライバーたちがすぐには追いつかないことを祈っていたけれど、彼らはあっという間に近づいてきて、ブルーフラッグもマイナスになった。コーナーでは速かったが、ストレートですべてを失ってしまい、打つ手がなかった」
「今日何が起きたのかをチームと一緒に分析し、その後はオースティンに気持ちを切り替えるつもりだ。夏休み明けから続いていた良い流れを維持したいと思っている」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=15位(61周/62周)12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
「レースのほとんどをミディアムタイヤで走り続けたが、ピットストップ後にマシンの隊列の後ろにつくことになった。もしもっと前のグリッドからスタートできていれば、このペースならポイントを獲得できた可能性もあったと思う。でも予選で苦しんだので、レースが難しい展開になるのは最初から分かっていた」
「コンディションも難しく、全体的に厳しい週末だった。今は気持ちをオースティンに切り替えている」
[オートスポーツweb 2025年10月07日]
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