初代ジムニーは1970年代誕生!
スズキの主力商品はなんと言っても軽自動車。1955年にスズライトで四輪車に参入し、かつてはアルトやワゴンRといったコスパのよい実用車で市場を席巻した。いっぽうでバリエーションの豊富さも誇り、今や絶大な人気を誇るジムニーをはじめ、個性的なモデルを多数送り出している。ここでは、そんなスズキの四輪車の歴史から、印象深いモデルをピックアップして振り返る。
ジムニー(1970年~)軽ながら本格クロカン、という独自のジャンルを確立したジムニーは1970年誕生。ラダーフレームにリジッドサス、副変速機付きトランスミッションと、本気のオフローダーだ。エンジン排気量を拡大した仕様は海外市場で大人気を博し、日本でも1977年に797cc版のジムニー8を発売。1981年に2代目、1998年に3代目へ移行しコアなファンを獲得してきたが、4代目となる2018年デビューの現行型は、SUVブームにも乗って爆発的ヒットモデルとなった。
フロンテクーペ(1971~1976年)スティングレイ・ルックを謳った3代目フロンテから派生したクーペで、ジョルジェット・ジウジアーロが描いた2ドアセダンのデザインを、社内デザイナーがアレンジして生み出したスタイリングが秀逸だ。356cc水冷2サイクル3気筒をリアに積む後輪駆動で、最初は2シーターのみ、72年に2+2が設定された。3連キャブ仕様はグロス37psを発生し、ゼロヨン19.47秒と、当時の水準では群を抜く速さを誇った。
セルボ/マイティボーイ(1977~1990年)フロンテクーペの実質的後継として、1977年に登場したのがセルボ。エンジンは新規格に合わせ539ccに拡大されたが、2サイクルは継承した。1982年には2代目へ移行し4サイクル化。翌年に発売された兄弟分のマイティボーイは、軽自動車では珍しいスポーティなピックアップスタイルで、スズキのマー坊と呼ばれた。1988年登場の3代目は、FFのアルトをベースに、シューティングブレーク的な4人乗りに仕立てられた。
軽では唯一のFRスポーツ『カプチーノ』
カプチーノ(1991~1998年)軽では唯一のFRスポーツ、カプチーノ。フロントミドシップレイアウトや、アルミとハイテン材を多用した軽量化、四輪ダブルウィッシュボーンなど、走りにこだわった設計だが、クローズドとフルオープンに加え、Tバールーフやルーフパネルレスにもなる4ウェイオープントップも楽しい。リアには、外したルーフを収納できるくらいのトランクも備える。
ワゴンR(1993年~)今や当たり前すぎる存在になった背高系の軽ワゴンも、初代ワゴンRのスマッシュヒットがなければ浸透しなかったかもしれない。全長と全幅をいっぱいまで使い切った規格枠内で、室内空間を稼ぐために全高を引き上げたのはまさにコロンブスの卵的発想。初期型は、運転席側1枚/助手席側2枚の変則3ドアも個性的だった。現在は6代目となるスズキの代表銘柄で、派生車種のスマイルも展開。登録車仕様も存在したが、そちらは独立してソリオとなった。
ツイン(2003~2005年)初期のスマートのような、2シーターのシティコミューターであるツインは、軽自動車初のハイブリッドシステム搭載も話題となった。エンジンと4速ATの間に薄型モーターを挟んだパラレル式で、二輪車向けサイズの12V鉛バッテリーを荷室下に16個積むという、ハイブリッド黎明期らしい設計だった。エンジン車も用意され、5速MTと3速ATを設定。短命に終わったが、現在の技術で復活したらおもしろそうなコンセプトのクルマだ。
スズキを代表するホットモデル銘柄『アルトワークス』
アルトワークス(1987年~)2代目アルトの高性能版として登場したワークスは、64ps自主規制のはじまりとなった、スズキを代表するホットモデルの銘柄で、FFのほか4WDも設定。翌年にはモデルチェンジし、5代目アルトまで設定されるが、6/7代目では姿を消す。諦めかけた2015年、8代目での15年ぶりの復活は、オールドファンの喝采を浴びた。現行モデルはワークスはおろかスポーティ仕様が用意されていないが、今後ぜひとも走り志向のモデルは設定してほしいし、そのときにはワークスの名と、それにふさわしいスペックで登場してもらいたい。
Kei(1998~2009年)軽クロスオーバーというジャンルを切り開いたパイオニア的存在のKei(ケイ)。まずは3ドアのみの設定で、翌年に5ドアを追加。スポーツグレードも複数存在し、アルトからワークスの名を受け継いだ仕様も。また競技ベース車も用意され、ワンメイクレースが実施されるなど、クロスオーバーながら現在のハスラーのようなSUV志向だけでない方向性を模索した。ちなみに、マツダへOEM供給され、ラピュタと銘打って販売された。
MRワゴン(2001~2016年)コンセプトカーの段階では車名のとおりミドシップのワゴンだったが、市販モデルはワゴンRベースのFFレイアウト。空間効率の高いモノフォルムで、MRには『マジカル・リラックス』の意味を持たせた。2代目は2006年に子育て世代、3代目は2011年に若年層と、ターゲットを変えつつ世代交代したが、スーパーハイトワゴンに押され姿を消した。なお、日産はOEM版のモコで、軽市場への本格参入を果たしている。
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みんなのコメント
太陽にほえろのマカロニ刑事思い出したわ
修社長の千里眼。