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ダイハツのスライドドア・プチバン「トール」に注目。ライバル「ソリオ」に燃費は負けるが税制面では逆に有利!

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ダイハツのスライドドア・プチバン「トール」に注目。ライバル「ソリオ」に燃費は負けるが税制面では逆に有利!

2021年度販売2位「ルーミー」の姉妹モデル
2021年度、日本における登録車の販売ランキングは1位が「トヨタ ヤリス」、2位が「トヨタ ルーミー」でした。ハイブリッドを用意しないルーミーが年間で13万台以上も売れているというのは、パッケージとしての魅力があるからにほかなりません。

ご存知のようにルーミーは、コンパクトなスライドドアの2列シート車。乗車定員5名なのでミニバンとは呼びづらいのですが、スライドドアの使い勝手の良さもあって「プチバン」というカテゴリーに分類されることもあります。

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そんなルーミーの姉妹車が「ダイハツ トール」。販売ネットワークの違いもあって、年間で約13万台を売るルーミーに対して、1.2万台程度と1/10の規模感ですが、クルマとしてはエンブレムを除いて同じものといっていいでしょう。グレード構成やメーカー希望小売価格も同等となっています。

そもそもトールもルーミーも、ダイハツが開発も生産も担当していますから、素性からすればトールがお姉さんで、ルーミーが妹という関係が正しいかもしれません。

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価格は156万円~210万円。ターボとNAをラインアップ
エンジンはダイハツ開発の996ccの3気筒。最高出力69psのNA(自然吸気)エンジンと、最高出力98psのターボエンジンの2種類がラインナップされ、どちらもCVTを組み合わせ、駆動方式はNAがFFと4WD、ターボはFFのみの設定となっています。

<グレードと価格>
X:FF 156万6500円/4WD 174万2500円
G:FF 175万3500円/4WD 192万9500円
Gターボ:FF 187万4500円
カスタムG:FF 192万4000円/4WD 210万円
カスタムGターボ:FF 205万6000円

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魅力的な装備が標準装備されるのはカスタム
デザインはスポーティな標準系と、メッキグリルが主張するカスタム系に外観がわかれます。

装備面での大きな違いは、電動パーキングブレーキ(オートホールド機能付き)の有無。カスタム系は標準装備ですが、標準系は足踏み式ブレーキとなります。このあたり、日常的な利便性においても差がつくといえるでしょう。

また、カスタム系には本革巻きステアリングが標準装備だったり、カスタムGターボのみ15インチアルミホイールが標準装備(他のグレードは14インチ)だったりと、価格なりの差別化もあります。

先進運転支援の面でも、カスタム系は全車速追従タイプのACC(アダプティブクルーズコントロール)で、ヘッドライトも対向車などを検知して照射範囲を変えるアダプティブドライビングビームが備わります(その他のグレードはオートハイビーム)。

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装備の満足度が高いのはカスタムGターボ
プチバンの購入層は予算にシビアな方が多いのですが、機能だけを考えると、カスタムGターボという最上級グレードを選ぶのがベストとなりそうです。

一方で、走りの余裕を求めるだけであれば、標準系のGターボでもいいでしょうし、とにかく安価に欲しいというのであればXグレードも有力候補にあがるでしょう。ただし、Xグレードはエアコンがマニュアル式(他グレードはオート式)という違いもありますので、必要な装備などを吟味した上で、満足いくグレードを選びたいものです。

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ライバル「ソリオ」との装備の違いをチェックすると…
購入を検討するとなると気になるのはライバルです。プチバンカテゴリーにおけるライバルは姉妹車ルーミーを除くと、「スズキ ソリオ」の一択といえます。

ソリオも標準系とカスタム系という2つの外観があり、カスタム系には「ソリオバンディット」という独自の名前がつけられています。

標準系:151万5800円~214万8300円
ソリオバンディット:200万6400円~213万1800円

どちらも1.2L自然吸気エンジンの設定でターボエンジンの設定はなく、上級グレードはマイルドハイブリッドのパワートレインとなっているのがトールとの違いといえます。

また、全車速追従型ACCはソリオでもバンディットや標準系の上級グレードには標準装備されます。ただし、パーキングブレーキは足踏み式です。トールカスタムが標準装備するオートホールド機能付き電動パーキングブレーキは、この2台を比べるときのポイントとなりそうです。

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トールとソリオは自動車税が5500円違う!
ランニングコストに直結する燃費性能は、トールのNA・FFが18.4km/L、ターボエンジン車が16.8km/Lです。一方、ソリオはマイルドハイブリッド車で19.6km/Lとなっています。

つまり、ソリオのほうが経済的に思えますが、エンジンの排気量にも注目したいところです。ソリオは1Lを超えているので、トールとは自動車税率が変わります。具体的な数字でいえば、1L以下のトールは年額2万5000円ですが、1L超1.5L以下に分類されるソリオは3万500円となります。

走行距離にもよりますが、年間5500円という自動車税の違いと燃費性能を天秤にかけてランニングコストを考える必要がありそうです。

ちなみに、燃料タンク容量はトールが36L、ソリオが32Lで、いずれもレギュラーガソリンが指定です。どちらのクルマにとっても5500円は、おおよそ満タン一回ぶんに相当するくらいの違いというイメージで捉えることもできそうです。

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文:山本晋也
写真:
1~4枚目:ダイハツ トール Gターボ
5~8枚目:ダイハツ トール G
9~12枚目:トヨタ ルーミー カスタム G-T
13枚目:スズキ ソリオ バンディット ハイブリッドMV
14枚目:スズキ ソリオ ハイブリッドMX

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  • ソリオGだと車重が1トン以下だから、重量税が安くなり税金との差が無くなります。
  • 重量税はソリオの方が安いので車検費用は安くなります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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