現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ニッサン・フォーミュラE、絶好調のままホームの東京E-PRIXへ「素晴らしいファンの前で表彰台を」

ここから本文です

ニッサン・フォーミュラE、絶好調のままホームの東京E-PRIXへ「素晴らしいファンの前で表彰台を」

掲載 更新 4
ニッサン・フォーミュラE、絶好調のままホームの東京E-PRIXへ「素晴らしいファンの前で表彰台を」

 5月16日(金)から18日(日)にかけて、東京・有明の東京ビッグサイト(東京国際展示場)周辺にて開催される2024/2025年ABB FIAフォーミュラE世界選手権第8&9戦『東京E-Prix』に、唯一の日本国籍チームであるニッサン・フォーミュラEチームが参戦する。

 ニッサンが開発したパワートレインを搭載するNissan e-4ORCE 05をドライブするのは、今季すでに3勝をあげているオリバー・ローランドと、ノーマン・ナトのふたり。なかでもローランドは、初開催だった昨年の東京大会でもポールポジションと2位表彰台を獲得しており、今年も優勝候補のひとりだ。

フォーミュラE東京大会へ向け、公道サーキット設営工事がスタート。施工前には祈願祭も実施

 前戦モナコE-Prixでは、ローランドが第6戦で優勝、第7戦ではポールポジションを獲得後2位でゴールし、ドライバーズランキングで首位を維持。毎戦勝利を争う好調で、初のシリーズチャンピオンへ向けて邁進中であり、シーズン後半戦の流れを掴むためにも東京大会での勝利を渇望しているだろう。

 そして現在、ニッサン・フォーミュラEチームはチームランキングで2位に立っており、ふたりのドライバーが揃って活躍することができれば、7ポイント差の首位タグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームを上回ることも見据える状況となっている。

 そんな第8&9戦の舞台となる東京ストリートサーキット(全長2.582km)は、東京ビッグサイト(東京国際展示場)を囲むようにコースが設定されている。全18のコーナーからなるこのコースは、コーナーが続くテクニカルセクションと3つのストレートが特徴だろう。フォーミュラEのレースは、順位変動がひときわ多いことも特徴だが、ストレート後のコーナー1、10、15、17では、ひときわ白熱したバトル展開が予想される。

 また、初開催時にはジャンプスポットとしても注目されていた区間は、再調整が施される予定とされている。

 そして、今年の東京大会は土曜日に第8戦、日曜日に第8戦が行われるダブルヘッダー形式での開催となる。そのうち第8戦は、レース中にピットインして給電を行う“ピットブースト”が導入される。ニッサンは、これまでピットブーストが導入されたジェッダ戦で2位、モナコ戦で1位を獲得しており、成績としては相性が良いチームのひとつでもある。

 母国E-Prixへ向けて、チームのバイスプレジデント兼マネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペ氏、ドライバーのローランドとナトは、それぞれ次のように意気込みを語っている。


■トマソ・ヴォルペ(バイスプレジデント兼マネージングダイレクター)

「昨年、好成績をあげた東京大会にふたたび参戦することは、チームにとって特別なことだ。今回はホームでのダブルヘッダーとなるため、非常に意義深いイベントである。地元のチームとして、日本の素晴らしいファンの前でレースができることはもちろん、日産自動車のトップマネジメントが応援に来てくれるこの重要な瞬間を迎えられることが嬉しい」

「このレースはファンやドライバーのお気に入りであり、昨年はポールポジションと2位を獲得した実績があるが、コースレイアウトが改良されたことで、さらに速いペースとなるだろう。また、土曜日のピットブーストと日曜日の追加ラウンド(第9戦)は新たな課題となる」

「主な目標は、両車でポイントを獲得することだ。今シーズン、5回の表彰台を獲得した唯一のチームとして、さらに獲得回数を増やすために全力を尽くす」


■オリバー・ローランド(23号車)

「今シーズンは好スタートを切り、ドライバーズランキングの首位を維持しているが、個々のレースに集中することは変わらない。シーズンの半分も進んでいないため、保守的になりすぎてはいけない」

「このコースのチャレンジや緊張感が大好きで、レイアウト変更によってさらに速いペースでドライブできるだろう。週末の目標は、デュエルに参加して上位5番手を狙い、確実にポイントを獲得することだ。ホームE-Prixでのサポートは素晴らしく、プレッシャーもあるが、それも力になる」


■ノーマン・ナト(17号車)

「東京はタイトなコーナーやシケインがあり、運転が難しい一方で非常に楽しめるサーキットだ。マシンには満足しており、ポイントを多く獲得できる自信がある」

「ダブルヘッダーにより、レース間の準備と適応が必要で、一方はエネルギー管理に重点を置くことになるだろう。目標は、シーズンの初戦以来、17号車が獲得すべき表彰台を東京の素晴らしいファンの前で達成することだ」

[オートスポーツweb 2025年05月12日]

【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【成功の鍵は適切な製品】三菱自動車が英国市場への復帰を検討
【成功の鍵は適切な製品】三菱自動車が英国市場への復帰を検討
AUTOCAR JAPAN
国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2025年6月20日時点
国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2025年6月20日時点
カー・アンド・ドライバー
バイク乗り必見!この夏ツーリングに行きたい都道府県でティア表を作ってみた
バイク乗り必見!この夏ツーリングに行きたい都道府県でティア表を作ってみた
WEBヤングマシン
【黒木美珠のクルマTALK】Z世代のクルマ選び、新旧フォレスター比較試乗。先代ーSTI Sportから新型X-BREAKへ。走りも使い勝手も進化した「本命SUV」の魅力
【黒木美珠のクルマTALK】Z世代のクルマ選び、新旧フォレスター比較試乗。先代ーSTI Sportから新型X-BREAKへ。走りも使い勝手も進化した「本命SUV」の魅力
カー・アンド・ドライバー
ダイハツの“リッター30km”走る「軽クーペ」に反響殺到!「これは売れそう!」「完全にライバル不在」「2トーンが良いね」の声も! 3ドアで“超・低燃費”実現した斬新「イース」コンセプトとは!
ダイハツの“リッター30km”走る「軽クーペ」に反響殺到!「これは売れそう!」「完全にライバル不在」「2トーンが良いね」の声も! 3ドアで“超・低燃費”実現した斬新「イース」コンセプトとは!
くるまのニュース
海自の「最新ステルス艦」が“本州最北”に配備! ベテラン艦が多い基地に久々の新顔
海自の「最新ステルス艦」が“本州最北”に配備! ベテラン艦が多い基地に久々の新顔
乗りものニュース
【英国】トヨタが新型「“2人乗り”ランドクルーザー」発表! 後席なしのフルフラット荷室×豪華インテリア採用! 新型「コマーシャル」約1039万円で発売へ
【英国】トヨタが新型「“2人乗り”ランドクルーザー」発表! 後席なしのフルフラット荷室×豪華インテリア採用! 新型「コマーシャル」約1039万円で発売へ
くるまのニュース
ビビッドカラーとレトロなシルエットが融合! ナイキの伝説的なテニスシューズ「エア テック チャレンジ 2」に夏にさわやかな新色が登場
ビビッドカラーとレトロなシルエットが融合! ナイキの伝説的なテニスシューズ「エア テック チャレンジ 2」に夏にさわやかな新色が登場
VAGUE
2026年春あたり登場か!? ランドクルーザーFJに期待しかない件
2026年春あたり登場か!? ランドクルーザーFJに期待しかない件
ベストカーWeb
NAエンジンのスズキHA36型「アルトバン」をターボのワークス仕様に! 東北660ターボGPでいきなりの大金星をあげる
NAエンジンのスズキHA36型「アルトバン」をターボのワークス仕様に! 東北660ターボGPでいきなりの大金星をあげる
Auto Messe Web
ラリージャパン 体験フェスin池袋を開催
ラリージャパン 体験フェスin池袋を開催
Auto Prove
なぜトヨタは米国で「4万円」値上げに踏み切ったのか? 佐藤社長「ジタバタしない」発言に秘められた企業戦略の真意を探る
なぜトヨタは米国で「4万円」値上げに踏み切ったのか? 佐藤社長「ジタバタしない」発言に秘められた企業戦略の真意を探る
Merkmal
待ってた!! SHOEI「WYVERN Ø」が予告通りの復活、早くもグラフィックモデル登場!
待ってた!! SHOEI「WYVERN Ø」が予告通りの復活、早くもグラフィックモデル登場!
WEBヤングマシン
ファンティック「キャバレロ スクランブラー125/デラックス」【1分で読める 原付二種解説 2025年現行モデル】
ファンティック「キャバレロ スクランブラー125/デラックス」【1分で読める 原付二種解説 2025年現行モデル】
webオートバイ
和の十二支を折り紙モチーフに! SHOEI「Z-8 ORIGAMI 2」を9月発売
和の十二支を折り紙モチーフに! SHOEI「Z-8 ORIGAMI 2」を9月発売
WEBヤングマシン
アルファロメオ 「ジュニア」遂に日本デビュー!情熱たぎる、革新のイタリアンデザイン
アルファロメオ 「ジュニア」遂に日本デビュー!情熱たぎる、革新のイタリアンデザイン
グーネット
アウディ「A5/A5アバント」待望のディーゼルモデル追加 最新MHEVで走りに磨き
アウディ「A5/A5アバント」待望のディーゼルモデル追加 最新MHEVで走りに磨き
グーネット
この夏はスマホも“熱さ”対策!クールな車載ホルダーを新たにリリース サンコー
この夏はスマホも“熱さ”対策!クールな車載ホルダーを新たにリリース サンコー
グーネット

みんなのコメント

4件
  • ギガマックス
    スーパーgt苦戦中の今、フォーミュラーeの期待は大!応援してます。
  • hnr********
    赤字が酷くてリストラしてるのにレースなんかしてる場合か
    早く撤退すべき
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村