BMWジャパンは2024年11月28日、4代目となるSUV「X3」をモデルチェンジし発売した。デリバリーは12月以降に開始される予定だ。
新型X3はヨーロッパでは6月にすでに発表されているが、生産開始は2024年秋とされている。生産は従来どおり、アメリカのカリフォルニア工場、南アフリカ工場、そしてロングホイールベース版は中国・瀋陽工場で生産される。
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新型X3は従来からのCLARプラットフォームを継承している。なおEVモデルは専用プラットフォームを採用し、遅れて登場する予定だ。ボディサイズは従来よりわずかに拡大され、全長4755mm、全幅1920mm、全高1660mmで、ホイールベース2865mmは変更されていない。
X3 20 xDriveグレード構成は、20 xDrive xLine、X3 20d xDrive M Sport、X3 M50 xDriveの3車種となっている。
デザインは、キドニーグリルに斬新な斜めのデザインを取り入れ、さらに環状のシグネチャーを2回繰り返すツイン・サーキュラーを進化させ、アダプティブLEDヘッドライトと組み合わせている。
さらに7シリーズや 5シリーズで採用されている、夜間にキドニーグリルの縁をライトアップするアイコニックグローを、プレミアム・コンパクト・セグメントとして初めて新採用している。
リヤは、プレスラインを最小限にし、ナンバープレートの取り付け位置をバンパーに収め、テールライトのデザインを立体的なT型に。リヤトレッドは先代モデルに比べ+45mmとな踏ん張り感を強調。さらに、MパフォーマンスモデルのX3 M50 xDriveには、4本出しのエグゾースト・パイプを採用することで、アグレッシブな印象としている。
インテリアは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ、大型化し存在感が増している。また、シフトレバーは廃止され、センターアームレストに操作系を全て納めることで、モダンな印象にしている。
アンビエント・ライトの演出が施されたセンター・コンソールは、Qi対応機器(スマートフォン)を置くことで充電も可能に。特に夜間の車内を演出するアンビエント・ライトは、コックピット周りだけではなく、ドアパネル内にも配置することで、立体感、躍動感のあるデザインとなっている。
リヤ席は、大人3名が座れる空間を確保するとともに、40:20:40分割可倒シートの採用により、ラゲッジスペースは、大人3名乗車時には570L、リヤシートを前方に全て倒すことで最大1700Lにまで拡大させることができる。
X3 20 xDrive xLineのエンジンパワートレインは、X3 20 xDrive xLineは、最高出力140kW(190ps)/5000rpm、最大トルク310Nm/1500-4000rpmを発揮する2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボガソリンエンジンを搭載。48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせている。
このパワユニットに、8速AT、インテリジェント4輪駆動システム「xDrive」を組み合わせている。
X3 20d xDrive M Sportは、最高出力145kW(197ps)/4000rpm、最大トルク400Nm/1500-2750rpmを発揮する2.0L直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼルエンジンを搭載。このディーゼルエンジンも48Vマイルドハイブリッドを装備している。
トランスミッションは8速ATで、駆動システムはインテリジェント4輪駆動システム「xDrive」を採用。また、シャシーはMスポーツ・サスペンションとし、快適性と操舵性を大幅に高めている。
X3 M50 xDriveX3 M50 xDriveは最もスポーティなMパフォーマンス・モデルである。最高出力280kW(380ps)/5500rpm、最大トルク540Nm/1900-4800rpmを発生する3.0L直列6気筒BMWツインパワーターボ・ガソリンエンジンを搭載。このエンジンも48Vマイルドハイブリッドを装備している。
ダイナミックな走りを生み出す8速AT、xDriveに加え、電子制御式のMスポーツ・デファレンシャル、アダプティブMサスペンション、バリアブル・スポーツステアリング、Mスポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)などを組み合わせることで、ダイナミックなMパフォーマンスモデルに相応しい走りを可能にしている。
装備面では、最新の運転支援システムや、パーキングアシスト・プラスなどを標準装備。オプションのパーキングアシスト・プロフェッショナルを装備すると、時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大200mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることや、リモート・パーキング、操作不要の駐車経路自動誘導機能なども可能だ。
また、通信を利用するコネクテッドドライブ、AIを活用するインテリジェント・パーソナル・アシスタント、AMAZON Alexaも利用できるようになっている。
価格
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