この先乗れない可能性がある大排気量NA車もある
昭和の昔、「スペックと車両価格を見比べて1馬力1万円だとお買い得」という認識があって、いまで言う“コスパがいい”という判断の基準となっていた。たとえばAE86レビンのエントリーグレードは130馬力で130万円くらい、まさに「1馬力1万円」だった。そうしたコスパの良さもハチロク人気を高めていったのだ。
燃料計が動いて見えるほど大ガス喰い……でも楽しすぎる走り屋泣かせの国産スポーツ車5選
それはさておき、令和の現代でも「1馬力1万円」は成り立つのだろうか。さすがに昭和と比べると物価も上昇しているし、10%の消費税もあって、新車で1馬力1万円のハイパフォーマンスカーを探すのは難しい。
とはいえ、中古車であれば意外にも「1馬力1万円」の条件をクリアするモデルは見つかるはずだ。
ここでは、2010年以降に販売された比較的高年式の車両から、ハイパフォーマンスの目安となる「300馬力」を条件に300万円以下で狙うことができる4つのモデルを紹介しよう。
1)SUBARU WRX S4
まず、おすすめしたいのがSUBARU WRX S4だ。すでに生産終了しているが、CVTだけの設定ということもあって、中古車価格は高騰することなく、年式なりの価格で推移している。具体的には、標準グレードであれば2014~2015年式で200万円前後。後期型でも300万円の予算があれば十分に収まる価格帯の中古車相場となっている。
たしかに同じWRXでも6速MTやブレンボのブレーキを与えられたWRX STIと比べるとマイルドに見えるが、WRX S4の心臓部も300馬力を発生する水平対向4気筒ガソリン直噴ターボエンジン「FA20」が搭載されている。さらにAWDシステムにおいても、特別なモデルだけに与えられてきた「VTD」式となっている。そして、STIと異なりS4には先進運転支援システム「アイサイト」が標準装備だ。
そうしたSUBARUのDNAともいえるメカニズムの集合体であることを考えれば、5~6年落ちのWRX S4が200万円以下で買えるというのは見逃せないのだ。
2)日産フェアレディZ(Z34型)
さて、間もなく新型モデルが登場すると発表されている日産のスポーツカー「フェアレディZ」だが、現行型(Z34)は2008年からとモデルライフも長く、多くの中古車を見つけることができる。
そのフロントに収まるのは、もはや登場しないであろう3.7リッターV6NAエンジンで、最高出力336馬力を7000rpmで発生するという高回転ユニットとなっている。トランスミッションは6速MT、7速ATが用意され、もちろん後輪だけを駆動する。伝統を受け継いだピュアスポーツだ。
そんなフェアレディZは現行型とはいえ、2010年以前の前期型であれば200万円の予算があれば余裕で見つけることができる。さすがに2016年以降は400万円を超えることもあり、またMTは若干高値をつけている傾向にある。とはいえ、MT比率も高いクルマなので、MTを見つけるのが難しいというほどではない。
ただし、新型フェアレディZがV6ツインターボになると発表されたこともあって、大排気量の自然吸気エンジンを求めるユーザーからのニーズが高まり、最近相場が上昇傾向にある。中古でフェアレディZの購入を考えているのであれば、決断は早いほうがいい。
最強クラスのホットハッチも射程圏内
3)クラウン・アスリート(S210型)
自然吸気V6エンジンの名機といえば、トヨタの3.5リッターV6エンジン「2GR」系も見逃せない。D-4Sと呼ばれる直噴&ポート噴射を併用するダブルインジェクターのヘッドを持つ縦置きの2GRの最高出力は315馬力にも達している。
そんなトヨタが誇るパワフルなV6エンジンを搭載しているモデルとして、もっともメジャーなのが先代モデルまで設定されていたクラウン・アスリートだ。
最終進化形といえるS210系アスリートでは、2GRエンジンに8速ATが組み合わされ、さらにクラウン初となるパドルシフトも備わった。S210系はクセのある顔つきだが、スポーツサルーンとして見ると、そのアグレッシブさも適切に思えてくる。
3.5リッターエンジン搭載のクラウン・アスリート、中古車の相場観としては走行5万km以下・修復なしで200万円以下がゴロゴロしている。先代クラウンであっても300万円の予算で収まるという嬉しい状況なのだ。
4)メルセデス・ベンツ A 45 AMG
「300馬力300万円カー」の輸入車代表として紹介したいのが、メルセデス・ベンツ A 45 AMGだ。さすがに現行型は300万円では狙えないが、2013年に上陸した先代A 45 AMGであれば十分に射程圏内となる。
今もってなお世界最強といえる4気筒ガソリン直噴ターボエンジンの最高出力は、驚くなかれ360馬力。そこに7速DCTを組み合わせ、前後駆動配分を行なう4WDシステムによって、しっかりとハイパワーを路面に伝えるというパワートレインになっている。
そんなメルセデスの元祖ハイパワーホットハッチは、ギリギリ300万円を切る価格帯で流通している。新車時に600万円を超えていたことを思うと、完全にバーゲンプライスだ。程度次第では、300万円を超えるが、イレギュラーな個体を除いて、ほぼ350万円の予算を用意しておけば買うことができるだろう。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
プリウス後席ドアに13万台のリコール! 暫定的に手動開閉に! ところでプリウス後席ドアって手動でどう開けるの?
ホンダのスゴい「新型軽バン」発売延期! 「100万円台」なるか 斬新「前後2人乗り」で注目も! 6月に価格発表、どんな声集まる?
ゴツすぎる新型「“軽”SUV」実車公開! ワイド化&オシャグレーがカッコイイ! まるで装甲車なスズキ「ハスラー」に反響も
みんなのコメント
ま 乗ったことある人でないとわからないかもね