52歳のHRT代表フバート・ハウプトがDTM第4戦ニュルブルクリンクに自ら参戦へ

　DTMドイツ・ツーリングカー選手権は、8月20～23日にニュルブルクリンクで開催されるDTM第4戦ニュルブルクリンクに、ハウプト・レーシングチーム（HRT）のチームオーナーで、52歳になるフバート・ハウプトがメルセデスAMG GT3で自チームから参戦すると発表した。

　ハウプトは1969年生まれの52歳。不動産業を営むグループのオーナーであるとともに、長年モータースポーツへの挑戦を続けており、現在もニュルブルクリンク24時間をはじめ数々の耐久レースに参戦。またHRTのチームオーナーとして、欧州屈指の実力をもつ強豪チームを率いている。

　そんなハウプトが、2021年からGT3規定で争われるDTMに、52歳ながらスポット参戦することになった。ハウプトは1991～92年にアウディでDTMに参戦。91年のアブスでは3位表彰台も獲得した。さらに2001年にはオペルでDTMに参戦した経験があり、1996年までのDTM第1期、2000年から2020年までの第2期、そしてシリーズ自らが“第3期”とする2021年からのDTMに参戦する最初のドライバーとなる。

　チームはもちろん自らがオーナーを務めるHRTで、マキシミリアン・ゲーツ、ヴァンサン・アブリルがチームメイトとなる。また車両はDTMではおなじみのプレイボーイカラーに彩られることになった。

「また僕は夢をひとつ叶えることになる。DTMに自らのチームで参戦することはひとつの夢だったが、そのシリーズでステアリングを握ることになるんだからね。このシリーズにはたくさんの思い出があるが、レーシングドライバーとして、これ以上の機会はないね」とハウプト。

「スポーツの面から言うと、若いプロドライバーたちとハードな環境で自分自身を試すことができるのは魅力的なことだ。僕たちは十分な準備ができているので、良い結果が得られると信じている」