1979年型CB750Fの魅力、歴史と個体詳細徹底解説
2025年5月24日、アメリカで開催されたオークションに、79年式ホンダ「CB750F」スーパースポーツが出品され、落札されましたが、この個体の状態や特徴はどのようなものだったのでしょうか。
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ホンダ「CB750F」は、1979年6月23日に発売された、空冷4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載する大型スポーツモデルです。
最大出力68馬力と発表され、4into2集合マフラーとトリプルディスクブレーキが与えられた高い運動性能が注目されました。
競合がひしめく1970年代末の市場において、バランスと信頼性に優れるパッケージで評価を獲得し、その後「CB900F」や「CB1100F」へ発展する系譜の礎を築きました。
今回アメリカのオークションに登場した個体は、シリーズ初年度に当たる1979年式で、現オーナーが2022年4月に取得したものです。
車体は黒を基調に、赤とオレンジのグラフィックをあしらい、燃料タンク容量は5.3ガロンと記載されています。輪郭が際立つツーアップシートと、跳ね上がったテールセクションが生むスポーティな後ろ姿が印象的です。
エンジンガードやクローム仕上げのミラーに加え、センタースタンドとサイドスタンドの双方を装備し、実用面にも配慮しています。
足回りには、軽量でしなやかなComStarマルチピースアロイホイールを採用し、フロントに19インチ、リアに18インチを装着します。
タイヤはダンロップアローマックスで、ストリートユースに適した性能を示します。
ブレーキは前2枚、後1枚のディスク構成で高い制動力を確保し、サスペンションは空気調整式フォークとプリロード調整可能なツインショックを組み合わせ、路面状況に応じたセットアップを可能としました。
心臓部である空冷749cc DOHC直列4気筒は、京浜キャブレター4連装で混合気を吸入し、ヴァンス&ハインズ製4in1マフラーから排気を放ちます。
公称出力は75馬力とされ、社外マフラー装着により吹け上がりの鋭さと排気音の迫力が一段と強まった印象です。動力は5速トランスミッションとドライブチェーンを介して後輪へ伝達され、加速フィールにはダイレクトな感触が得られる構成と言えるでしょう。
コクピットにはクロームのプルバックハンドルバーがヒューズボックス一体型ライザーで据え付けられ、日本電装製150mphスピードメーターとタコメーターが視認性を支えます。
走行距離計は2万3000マイル(約3万7015km)を示し、そのうち約200マイルが現オーナーの走行分です。年式を考慮すれば、適切な整備が施されていれば十分に実走可能な範囲と言えるでしょう。
社外マフラーと再塗装が落札価格が伸びなかった原因?
外形寸法は全長2190mm×全幅795mm×全高1125mmで、ホイールベース1515mm。低重心レイアウトと短いセパレートハンドルがもたらす前傾姿勢により、ワインディングでの俊敏性が際立ちます。
車両重量は整備247kg、乾燥228kgと公表され、大型ながら軽快さを追求した設計思想が窺えます。
外装の塗装面は、写真から光沢が保たれ、アルミホイールにも大きな腐食は見当たりません。社外マフラーと再塗装グラフィックは、純正度を重視するコレクターには評価が分かれるものの、実走志向のライダーにとって個性と機能性を高める要素です。
クリーンなミネソタタイトルが付属し、登録手続きが容易な点も北米マーケットでは好材料となります。
このCB750Fスーパースポーツは、2025年5月24日に4400ドル(日本円で約62万円)で落札されました。
シリーズ初年度型である希少性と、実用的なアップデートが組み合わさった結果として、手頃ながら確かな価値を示す水準で取引されたと考えられます。
もし低走行かつ完全オリジナルであれば、価格はさらに上昇した可能性がありますが、適度なカスタムが市場評価を穏やかに抑えた格好です。
※ ※ ※
シリーズ黎明期の機械的ロマンを感じさせるCB750F初年度型が、社外マフラーを得て軽快さと個性を両立しました。
走行距離2万3000マイルながら外装の輝きを保ち、タイトルもクリーンです。落札額約62万円は、実走重視の趣味人にとって魅力的で、今後の整備次第で資産価値と走りの充実が同時に高まる余地を残します。(Peacock Blue K.K.)
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みんなのコメント
こんな文章を読んでいると 頭痛が痛くなる
語源を考えれば言わないと思うけどなぁ