■ミッドサイズで「RX」と並ぶ主力となるのが「NX」
レクサスの看板モデルのひとつとなるのが、ミッドサイズSUVとなる「NX」です。レクサスのSUVラインナップは、下から上に、「LBX」「UX」「NX」「RX」「RZ」「GX」「LX」と並びます。
この中でNXは、サイズ的にRX、RZとほぼ同等になりますが、RZはEV専用モデルであって、ちょっと毛色が異なります。
全体の中ではRXとNXが近い存在になりますが、2台を比べると「NX」がより都会的&スポーティなキャラで、「RX」がより大柄でスタンダードなキャラクターという違いがあります。
価格は、ちょっとRXが上。トヨタの「RAV4」と「ハリアー」の関係に似ていますが、レクサスの場合はスタンダードなRXの方が格上と設定されているようです。
そんなNXの現行モデルは、2021年10月に“次世代レクサスの第一弾モデル”として発売になりました。第2弾モデルが2022年発売のLXで、その後、レクサスは2023年にLBXとLM、2024年にGXと次々と新型モデルを投入しています。
その現行NXの開発コンセプトは、「生命的な躍動感(Vital)と先進技術(Tech)を融合したスポーツギア“バイタル×テックギア”」というもの。
また、レクサスの電動化ビジョンに基づき、レクサス初のPHEV(プラグインハイブリッド)を導入。他に2種のエンジンにハイブリッドなど、多彩なパワートレインを用意したことも特徴となっています。FFと4WDを合わせると、なんと6種類ものパワートレインが選べるのです。
■2回の一部改良を経て、デビュー5年目を迎えた
2021年にデビューした現行NXは、2023年春と2024年春の2回の一部改良が施されています。
改良内容は、操縦安定性の改良と先進運転支援機能(ADAS)の進化、新グレード「OVER TRAIL」の追加などといったもの。まさに“改良”に留まるものです。
そんな改良を経た現行NXですが、今年2026年は、デビュー5年目。そろそろマイナーチェンジがあってもおかしくない時期を迎えています。ネット界隈などでは、海外でテストされる新型NXらしき姿のスパイショットが話題となっています。
■マイチェンで予想される内容は
では、もしNXがマイナーチェンジを実施するならば、どんな内容になるのでしょうか。
まず、確実に行われると予想できるのがフロント周りのデザインの変更です。発売から時間がたって目新しさのなくなったモデルをリフレッシュするには、顔つきを変えるのが一番だからです。
特に、最近のレクサスはLMのようにグリルとボディの境目をあいまいにするデザインを採用していますから、そうしたグリルが採用されるのではないでしょうか。また、ヘッドライトも、より高機能で新しいデザインにすれば、フレッシュさも格別でしょう。
次に考えられる変更は先進運転支援システム(ADAS)の進化です。ADASの進化は日進月歩ですから、最新の便利な機能をマイナーチェンジで付与されることが期待できます。
具体的に言えば、デザイン変更とあわせた、より高機能なヘッドライトシステムの採用です。LXなどに採用されるブレードスキャンアダプティブハイビームシステム「AHS」の採用が期待できます。
また、渋滞時にハンズオフできる「レクサス・チームメイト アドバンスド・ドライブ」機能の採用も欲しいものです。
そしてパワートレインの整理も可能性の大きい変更です。多彩なパワートレインを揃えるのがNXの特徴でしたが、さすがにモデル後期で6種類は多い気もします。
近年のトヨタの他モデルのマイナーチェンジの様子を見ると、純ガソリンエンジン車を廃止しハイブリッドなどの電動パワートレインのみとする動きがチラホラとみられます。そういう意味でNXのマイナーチェンジでも、エンジン車の廃止は可能性が高いのではないでしょうか。
プラグインハイブリッドの4WD、ハイブリッドの4WDという2種類へ整理されるかもしれません。
使いやすいサイズ感と、スポーティな走りで人気のNXは、レクサスのSUVシリーズの中でも、売れ筋筆頭のひとつ。その人気を維持するために、特にデザイン面でのリフレッシュは重要なポイントになります。どのようなデザインになるのかに期待しましょう。(鈴木ケンイチ)
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