あまりEVを強調しないスタイリング
スズキのBEV世界戦略車第一弾となる、BセグメントSUVの『eビターラ』。インドのグジャラート工場で生産されるが、日本仕様に関しては昨年6月に袖ヶ浦フォレストレースウェイでプロトタイプ試乗会、9月16日に発表会が行われ、そして今年1月16日から発売が開始された。
【画像】エンジン車から乗り換えても違和感なし! スズキのBセグメントSUV『eビターラ』 全69枚
この度、日本仕様が発売されたことで、満を持してメディアに向けた公道試乗会が開催された。個人的には袖ヶ浦での試乗会にも参加したが、サーキットと公道では走り方も違うし印象も異なるはず。早速乗ってみることにしよう。
『ハイテク&アドベンチャー』をテーマにしたデザインは、EVの先進感とSUVの力強さを併せ持ち、力強さを感じる。とはいえ、EVを強調しすぎる奇をてらったようなスタイリングではなく、永く付き合えそうな印象だ。
サイズ的には、全長は4275mmとトヨタ・ヤリスクロスより少し長いくらいだが、全幅は1800mmでBセグSUVとしてはけっこうワイド。それでもSUVならではで目線は高く、視界が良く車両感覚はつかみやすい。
試乗車は上級グレードの『Z』で、まずは2WD(61KWh)から。電動アジャストでシートポジションを合わせ、ステアリングポスト左下のスイッチをオンにしてシステムを立ち上げ、ダイヤル式のセレクターをDに入れて走り出す。
ちなみにこのセレクターはトヨタbZ4Xやスバル・ソルテラと同じ形状だが、個人的に試乗序盤はDとR表示を確認しながらの操作になった。これは多少慣れが必要だろう。
袖ヶ浦で試乗したときと変わらぬ印象
セレクター右のスイッチで、ドライブモードはエコ/ノーマル/スポーツの3段階に切り替えられる。アクセルペダルをベタ踏みすると、エコでも十分以上に速く、スポーツと加速感はほとんど変わらない。パーシャルスロットルだと加速の違いは分かるが、それでも市街地走行ならエコでもさして不満は感じない。ただ、エコはエアコンの効きなどを制御するので、夏場は少し辛いかもしれない。
市街地を走っての印象は、袖ヶ浦で試乗したときと大きくは変わらなかった。発進時や加速時などに、BセグメントのSUVとしては少し重めな1800kg近い車両重量を感じるものの、ボディの剛性感は高そうだ。これにEVならではの静かさも加わって、走りは終始快適だ。
メーターとセンターディスプレイを同一平面上に配置した『インテグレーテッド・ディスプレイシステム』や、フローティングタイプのセンターコンソールなど、運転席の前に広がるインターフェースは今までのスズキ車より先進性を感じさせるが、さほど未来志向ではなく、普通のエンジン車に乗っていた人が乗り替えても違和感はないだろう。
乗り味についても、同じことがいえる。もちろん、シームレスな加速や、エンジンサウンドのない静かな室内はエンジン車とは違うが、『電気自動車に乗っている』と身がまえることなく気軽に乗れそうというのが第一印象だった。
公道でも4WDの乗り味は2WDより良く感じる
2WDでの好印象の後、続いて4WDに試乗した。外観はほとんど同じで、テールゲート右に『ALL GRIP』のエンブレムが付くくらい。室内もセレクターの右にトレイルモードスイッチが付くだけだ。
2WDの128kW/193Nmに対し、4WDは合計で135kW/307Nmを発生するが、車両重量は100kg重く、市街地で普通に走っている限りは極端にパワフルになっているとは感じない。
ただ、これは袖ヶ浦で試乗したときにも感じたのだが、乗り心地は4WDのほうが良く感じられ、静粛性も4WDのほうが多少高く感じられた。
今回の試乗は市街地走行のみだったが、流れの良い一般道で少しだけACCを試してみた。すると加減速ともスムーズで、レーンキープも安定しており、高速走行も快適に過ごせそうであった。
ひとつだけ気になったのは、イージードライブペダル(いわゆるワンペダル)のスイッチで、セレクターのそばにあって分かりやすいが、強度の切換はタッチスクリーンで階層を下げて設定しなければならないこと。走行中での切換は難しく、このあたりは好みが別れそうだ。
短い時間ではあるが両車に触れてみて、都心住まいでたまにレジャーに出かけるような使い方なら、2WDでも十分に感じた。しかし乗り味も含めて、じっくりと付き合ってみたいという方には4WDがオススメだろう。
価格はZグレードで、2WDが448万8000円、4WDが492万8000円と、価格差は44万円。経産省や自治体の補助交付金もあるから、予算と使い方を考えながら、初めてのEVとして『スズキeビターラ』を検討するといいだろう。
スズキeビターラのスペック
スズキeビターラZ 2WD []内は4WD
全長×全幅×全高:4275×1800×1640mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1790[1890]kg
モーター:交流同期電動機[同×2]
最高出力:128kW[前128kW、後48kW:合計135kW]
最大トルク:193Nm[前193Nm、後114Nm:合計307Nm]
バッテリー総電力量:61kWh
WLTCモード航続距離:520[472]km
駆動方式:FWD[4WD]
タイヤサイズ:225/55R18
価格:448万8000円[492万8000円]
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