サインツJr.、ウイリアムズF1の新車FW47シェイクダウンは「全て上手くいった」ただ既に改善点も発見？

　2月14日（金）にウイリアムズはイギリス・シルバーストンで2025年のF1に投入するニューマシンFW47を公開。シェイクダウンを実施した。

　FW47の初走行を担当したカルロス・サインツJr.は、「全てが上手くいって良かった」と語る一方で、チームに伝えなければならないポイントも発見したようだ。

　昨年までフェラーリに所属していたサインツJr.は、2025年からウイリアムズへ移籍。チームメイトのアレクサンダー・アルボンやチーム代表のジェームス・ボウルズらと名門チーム復活というミッションに挑むことになった。

　14日のシルバーストンは相変わらずの曇天で、サインツJr.はウイリアムズのローンチイベントで公開されたばかりのFW47に乗り込み、ウエットタイヤでガレージアウト。シルバーストンのショートレイアウトコースを回ってピットへ戻り、短いインストレーションラップを終えた。

　走行中もピットに対して無線で「めちゃくちゃ寒いけど、全て良好だ」と語っていたサインツJr.はFW47を降りた後、2009年のF1世界チャンピオンで、現在は古巣ウイリアムズのアンバサダーを務めるジェンソン・バトンのインタビューに対して次のようにシェイクダウンの感触を語った。

「全てが上手くいったのは良いことだ。生まれたばかりのマシンでのインストレーションラップは、いつだって厄介だ。でも全てが思い通りに動いてくれたので、これで走行プランに入る準備ができた」

　一方でサインツJr.は短い走行ながら、チームに対してフィードバックしたいポイントも既に見つけたという。

「まずは、コックピット内で感じた改善点やフィーリングなど、明らかに話しておきたいことを2、3フィードバックする必要がある」とサインツJr.は続けた。

「このインタビューが終わったら、フィードバックをして、それからスリックタイヤで走る準備をし、少しずつプッシュしていくことになるはずだ」

　なおシルバーストンで公開されたFW47には特別カラーリングが施されており、正式なカラーリングは2月18日（火）にイギリス・ロンドンで開催されるF1合同イベントで明かされる予定だ。