6月末に公開される映画『F1』では、世界的な俳優であるブラッド・ピットが主演を務めている。映画スターとレーシングドライバーは明らかに異なる職業であるが、ピットはそこにある種の共通点を見出している。
ピットはGQ誌のインタビューにこう語った。
■公開迫る映画『F1』、試写会参加の現役ドライバーに気になるクチコミを聞く。“突っ込みどころ”はあれど、レース映画史上最高傑作に?
「そこには孤独がある」
「物事がうまくいっていないと感じる時、それが何か素晴らしいものに繋がっていくこともあるし、そこにやりがいを見出せることもある。ただ確かな孤独感がある。それはネガティブなことではなく、自分自身と常に向き合いながら続けていく挑戦なんだ」
彼はさらに続ける。
「たしかに僕たちも大変だ。でも彼ら(F1ドライバー)だってとても厳しい目で見られているし、クルマをブッ飛ばすだけだから自分達にもできるだろう……そう多くの人から思われている」
「彼らはとても酷いことを言われている。これはショッキングなことだ。僕たちよりももっと打たれ強くないといけない」
ピットの言う通り、どのドライバーも激しい批判や厳しい評価からは逃れられない。これは単にレース中のパフォーマンスやチームの戦略にとどまらず、もっと広範囲に及ぶ。
たとえば、ランド・ノリスは精神的な強さを疑問視され、マックス・フェルスタッペンはその態度や無線での発言が度々話題に。ランス・ストロールに至っては、父親がチームオーナーであることを揶揄され、ルイス・ハミルトンはファッションや政治的な発言まで批判されている。
ピットが映画『F1』で演じるのは、落ちぶれた元F1ドライバー、ソニー・ヘイズ。映画の予告編では、アスリートたちにかかる重圧を表すセリフが数多く登場する。
たとえば、ハビエル・バルデム演じる架空のチーム『APXGP』のオーナーは、ピット演じるソニーのキャラクターについて「バンで暮らしている」「ギャンブル狂い」と表現する。またピットクルーのケイトは「人々はあなたを“過去の人”だなんて言ってない。“最初から何者でもなかった”と言ってるのよ」とまで言い放つ。このような描写は、実際のF1ドライバーたちの経験と通じる部分がある。
今作では現役ドライバーたちが映画にカメオ出演するが、監督のジョセフ・コシンスキーはmotorsport.comに対し、グリッド全体が「本当に優雅だった」と語り、さらにこう続けた。
「彼らはみんなとてもハンサムで魅力的で……そしてフレンドリーな人たちなんだ。彼らがどうやってここまで登り詰めたかがよくわかるよ」
「“映画を作る”と言うと最初は警戒されるけど、我々がどれだけ本気で、F1を最高の形で表現したいと考えているかを理解してもらえたとき、彼らは我々を受け入れてくれたんだ」
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