F1第7戦フランスGPのフリー走行2回目をトップタイムで終えたのは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だった。
フランス、マルセイユ郊外に位置するポール・リカール・サーキットで開催されるフランスGP。昨年は新型コロナウイルスの影響により開催中止となったため、2年ぶりに“グランプリ”発祥の国をF1が走ることになった。
第5戦モナコGP、第6戦アゼルバイジャンGPと市街地サーキットでの2戦を終え、第7戦フランスGPから常設サーキットでのF1の3連戦が始まる。
気温27度、路面温度は47度という中始まったフリー走行2回目は、シャルル・ルクレール(フェラーリ)以外の19台が早々とコースに駆け出した。多くのドライバーがミディアムタイヤを履く中、アストンマーチン勢がソフトタイヤ、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、遅れてコースに出たシャルル・ルクレール(フェラーリ)はハードタイヤを最初のタイヤセットに選択した。
午前中に行なわれたフリー走行1回目からドライバーやチームを悩ませるのは、コース脇に設置された黄色のソーセージ型縁石だ。このセッションまでにバルテリ・ボッタス(メルセデス)のフロントウイングやフェルスタッペンの左翼端板が犠牲となっている。
セッション中盤からは、新品のソフトタイヤを投入しての走行を行なうドライバーも増えてきた。土曜日の予選が同じ時間帯というだけに、各車予選想定アタックを開始。残り25分というところでフェルスタッペンは、ソフトタイヤでセクター1・3で全体ベストを記録し、トップタイムをマークした。
予選想定アタックが終わると、各車はソフトタイヤやミディアムタイヤを再投入し、決勝に向けたロングランペースを確かめた。
大きなクラッシュもなくセッションは終了し、1分32秒872というトップタイムをマークしたのはフェルスタッペンだが、ミディアムタイヤでタイムを計測した2番手のボッタスとは0.008秒差と非常に僅差だ。セッション中「マシンが正しいと感じられない」と漏らすシーンも見受けられたハミルトンが、ソフトタイヤで1分33秒125を記録し3番手に着けた。
驚きのスピードを見せたのは、母国凱旋レースとなるアルピーヌの2台だ。フェルナンド・アロンソはトップから0.468秒落ちの1分33秒340をマークし4番手。チームメイトのフランス人、エステバン・オコンも6番手タイムをマークしている。グランプリ初日のフリー走行結果ではあるが、期待のできる週末となりそうだ。ただ彼らはレースペースの面で今季苦しんでおり、そこがどう改善されているかが重要だろう。
市街地サーキットでの過去2戦ではポールポジションを獲得していたフェラーリは、常設サーキットでも競争力を増してきたようだ。2台のアルピーヌに割って入ったのは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、ソフトタイヤで1分33秒955を記録して13番手。7番手タイムを記録したチームメイトのピエール・ガスリーに、0.259秒差を着けられた。
金曜日の2回のフリー走行を通じて得た勢いを如何にへ引き継ぐか、逆に宿題を抱えたチームやドライバーがいかに改善を見せるかが、土曜日のフリー走行3回目や予選で見ものになる。
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