IMSAが統括する北米スポーツカーシリーズにおいて、2014年と2016年、そして2019年の計3回シリーズチャンピオンに輝いたデイン・キャメロンにとって、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツともに達成したデイトナ24時間レースでの優勝は初めての経験となった。
ポルシェワークスドライバーであるキャメロンは、1月27~28日に決勝レースが行われたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦『ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間)』で、フェリペ・ナッセ、マット・キャンベル、ジェセフ・ニューガーデンと7号車ポルシェ963をシェア。運営者の誤りによりわずかに24時間に満たなかったレースで総合優勝を飾った。
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アメリカ・カリフォルニア州出身の彼は、これまでに14回デイトナに挑戦してきたが、一度も勝利に手が届くことはなくトップ3の経験もなかった。
「僕が初めてデイトナ24時間を走ったのは2009年で、以来いろいろなカテゴリーで走ってきたが、ここではどんなかたちであれ幸運が訪れることはなかったようだった」とキャメロンは語った。
「ここでは表彰台に上ったことすらないんだ。正直なところ、リードラップ(トップ車両と同一周回)でフィニッシュしたことがあるのかどうかもわからない」
「残りの1年がどのように進んでいくのか、選手権ポイントで優位に立ってシーズンをスタートを切るのを楽しみにしている。いつもより少しは楽になるはずだからね」
「チャンピオンシップでさまざまなチームやブランドと一緒に達成できたすべてのことは、間違いなく僕の誇りだ。けれど、デイトナでの24時間で成功していないのは何か物足りないような気がしていた。その気持ちを持っていたことは間違いない」
「(初優勝を達成し)僕はこのことを非常に非常に誇りに思っているし、とても幸せに感じている」
彼はポルシェ・ペンスキーのマネージング・ディレクターであるジョナサン・ディウグイドを含め、アキュラDPiプログラムに遡る数年間、ペンスキーの何人かのクルーと一緒に仕事をしてきたことから、この勝利は特別なものだったと述べた。
「もう何年もここで働いている。このチームと一緒にレースをできるのは素晴らしいことだ」とキャメロン。
「アキュラ時代には、たしかに指をすり抜けたようなものだった。JD(ジョナサン・ディウグイド)はあの頃の僕のレースエンジニアだったし、他の多くのメンバーもあのプログラムから引き継がれている」
「当時できなかったことをやり遂げるために、また多くの同じ人たちとたくさんの仕事をしてきたので、この勝利は本当に素晴らしいことだ」
「このプログラムはゼロからスタートしたようなもので、実現するまでには数年しかなかった。短い期間でWEC関連のものや、あらゆるものが登場した。JDが主導してきたこれらのプログラムを基本的に実行に移すのは大変な作業だったよ」
「その結果として起こったすべてのことを僕は本当に誇りに思っている。そして、ここにいることに非常に感謝しているんだ」
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