車名を表現する“X”のデザインにひと目惚れ
トヨタの「マークII」、「クレスタ」、「チェイサー」といえば、1980年代以降に発生した“ハイソカーブーム”を牽引した兄弟車です。1968年の「マークII」誕生以降、トヨタの主要車種としてユーザーに支持されてきましたが、2004年の大改革によって登場した後継車が「マークX」でした。初代は2009年まで、2代目は2020年まで生産されましたが、これを最後に51年間続いた「マークII」からの歴史に幕を下ろすことになりました。しかし、この最終世代の「マークX」は、今でもセダン好きから注目される人気車なのです。
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初の出会いは母親の付き合いで行ったトヨタ ディーラー
「母親がクルマを買い替えるというので、一緒にトヨタのディーラーについて行ったのが、マークXとの出会いでした」
そう話し始めてくれた“ねこ”さんは、このトヨタ「マークX」で2025年11月30日に開催された「VIPスタイルミーティング」に参加。200台近くのエントリー車両のなかで、オーナーである“ねこ”さんと厳つさではなく清廉さが漂うスポーティな雰囲気とのギャップがとても魅力的だった。
「このマークXを購入する前の愛車は、ダイハツのムーヴでした。クルマの改造などにもとくに興味はなく、ノーマルで乗っていたのです。そんなときに、たまたま母親に付き合いで行ったディーラーのショールームにマークXが停まっていました。名前のとおり、バッテンに見える顔付きがカッコいい! と思い、それからこのクルマのことが頭から離れなくなってしまいました」という。
“ねこ”さんが語っていたこのデザインこそ、2代目「マークX」のアイデンティティ。とくに、2012年にマイナーチェンジされた中期の顔付きは、その“バッテン”がより強調されている。イケメンが世の女性のハートを射止めるのは、クルマも人間も変わらないことが、まさに証明されたわけだ。
純正のカッコよさを無駄にしない上品さにこだわる
ひと目惚れから始まった片思いのおかげで、「マークX」に対する知識も少しずつ増えた“ねこ”さん。大切なのはやはりその「顔」だ。そして、数あるグレードのなかから選んだのが「250G Sパッケージ G’s」となる。これは、GAZOO Racingのテストドライバーにより、ハンドリングや足まわりの性能、ボディ剛性などを高めつつ、各種専用デザインが施されたモデルだ。2016年のマイナーチェンジ以降は「GR SPORT」へと引き継がれた。
「このG’sならではの顔がカッコいいですよね! 基本的にはこの純正の雰囲気が好きなので、今後も大胆に変えることはないと思います。マークXに乗っているユーザーさんでカッコいいカスタムをしていた方に憧れていたので、許可をいただいてホイールは同じエンケイのRS05RRに変更して、車高調はブリッツを使っています。今はリアスポイラーも注文しているので、それが届くのが楽しみです」
スポーティな外観を活かし、運転に支障がないように上品に、というのが“ねこ”さんのカスタムテーマ。そのため、選んだホイールもスポーティ重視だ。本当はTRDのリアスポイラーが欲しかったそうだが、製造が終了していて購入が難しいため、できるだけシンプルで似た雰囲気を持つエイムゲイン製をチョイス。間もなく届く予定だ。
車両が生まれ持った特性を理解し、その個性を自分なりに昇華して楽しむ“ねこ”さん。こんなオーナーさんに見初められた「マークX」は、それこそクルマ冥利に尽きるのだろう。
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