イタリア最大級のバイク旧車イベント会場を彷徨ってみた
前回もミラノ近郊の北イタリアで行われた「Mostra Scambio」(物々交換ショー)での屋内外でのイベントの様子を紹介しましたが、本当に多種多様な二輪旧車とその関連ブースが出展されていました。そして今回はその後編として、広い会場を見て回った中から、ちょっと気になったものや変わった車両を中心にご覧いただきましょう。
【画像26点】イタリアの部品交換会で見かけた不思議バイクたちをじっくりチェック!
なお、当イベントはイタリア国内ではかなり大きなクラシックバイク関係の交換会で、毎年11月と2月にそれぞれ3日間行われています。ご興味のある方は一度、訪問されてみるのはいかがでしょうか?
どっこい生きてる(売られてる!?)ジャパニーズクラシックバイク
【イタリアでも当時は売れたんです】
■イタリアでも人気だった80年代半ばのヤマハTZR250。会場にあった物件は3500ユーロ(≒57万円)というなかなか強気の値札が付いていましたが、まだ買い手はついていない様子でした。
【不思議な外装はイタリアン!? イメージを覆すカスタム・カタナ】
■不思議な外装をまとったスズキ・カタナ(GSX1100S)。大きなカウルとシート&テールカウルは、欧州では流行したのでしょうか。
【イタリア生まれのホンダ2ストスポーツ】
■89年には一度日本へも輸入販売されたホンダイタリア製のNSR125F。写真はその後の型? ヘッドライト下のダクトが非常に独特。会場の物件は1800ユーロ(≒29万円)となかなか強気の値付けでした。
【日本へは未導入? キャストホイール仕様のCB125単気筒スポーツ】
■昔懐かしのホンダ。日本販売モデルならCB125JX系の単気筒に相当しそうですが、キャストホイールは欧州専用? 70年代後半~80年代前半のモデルか。
【欧州版はカラフル!? ホンダベンリィCS90系モデル】
■ホンダ製の小排気量車は、クラシックなものがけっこうちらほら見かけられます。これは日本で言うところのベンリィCS90系スポーツでしょうか。
【カワサキの70年代トリプルは、いらんかね?】
■70年代のカワサキ500SS(マッハIII)が売りに出てました。おそらく71年型のH1Aでしょうが、パーツも一緒売り?
この地ならではと感じる、名車・珍車イタリアン
【50年代の息吹を感じる、赤い小排気量イタリアン】
■会場に入ってすぐに出迎えてくれた小粋な赤色イタリアン。手前は往年のイタリアメーカーMOTOBI(モトビ)その奥はベネリ。50年代のモトジロ・デ・イタリアを想起させる小排気量イタリアンスポーツ。
【ベベルドゥカティのLツイン量産第1号モデル】
■屋内に展示されていた極上のドゥカティ750GT。ドゥカティLツイン量産第1号となったGTは71~73年に生産されたスタンダードスポーツモデル。売り物かどうかは未確認。
【イタリア版のラッタッタ?】
■日本の昔のラッタッター(ホンダ・ロードパル)によく似ていますが、これはイタリア製CIMATTIの50ccモペッド。70~80年代前半に生産されたミナレリ製エンジン搭載車か?
【ヤマハBW’sのイタリア版モデル】
■日本ではヤマハのBW’sとして販売されていたものでしょうが、イタリアでは同社の子会社だったMBK(モトベカン:元はフランスの企業でイタリアでも生産)製としてBoosterの車名で販売、80&90年代に爆発的な人気を誇りました。
【イタリアの名ブランド「パリラ」のSLUGHI(グレイハウンド=狩猟犬)】
■パリラの革新的なバイク「SLUGHI」。車名は狩猟用の犬種グレイハウンドに由来するようで、確かにそんな雰囲気のデザイン。4スト水平エンジンを非常に独特な車体に吊り下げ、フルカバードしたマシン。1957年ごろに登場し、当時のイタリアで一時人気を博したとか。
【イタリアにあったISOってメーカーのバイクです】
■戦後間もなくオートバイ生産に乗り出したISOの2サイクル車。125ccの2気筒でしょうか。ISO社の生産モデルでは、後にBMWでライセンス生産された三輪のミニカー、イセッタが有名。
【これもイタリアの中小メーカー「モトジタン」製】
■50年代から70年代前半にかけて存在したMOTO GITAN(モトジタン)というイタリアンメーカーのモデル。中小メーカーながら、50~175ccまでのモペッドからスポーツモデルまで出していた模様。写真は175ccの4ストモデルか。
【やっぱイタリアンと言えばこのブランド】
■フェンダーライトのごく初期の型から、その後のモデルまで、イタリアを代表するクラシックベスパの揃い踏み。
【まさに補助エンジン付きの自転車はビアンキ製】
■まさに原動機付きと呼ぶにふさわしい補助エンジン付き自転車。ビアンキ製の50ccモペッドは、1950年代から60年代にかけて生産された模様。
【ランブレッタの異色(!?)スクーターは後部に工具箱付き】
■51年から55年まで生産されたランブレッタのモデルD。125と150cc2ストエンジンが搭載されたようですが、写真のモデルの排気量は不明。一応スクーターカテゴリーながら、前後が独立した鞍型シート、前シートの下にむき出しで置かれるエンジンなど、今の目で見ると非常に独特。
【日本でも一時期売られていた異色のアプリリア製モデル】
■アプリリアのモト6.5。95年に登場した同車はシンプルなのに奇抜なスタイルが話題を呼びました。デザインはフランスの著名な建築家兼デザイナー、フィリップ・スタルクが担当。スタルクの建築では東京・浅草のアサヒビール本社横にある不思議な金色の構造物が有名ですが、なんとなく共通の雰囲気が漂います。
【イタリア版のモトコンポ・もしくはスカッシュ?】
■かつて日本で80年代に販売されたホンダ・スカッシュやモトコンポのようなモデルなのでしょうか。折りたためそうなハンドルで、ペダル付きのモペッドはイタリアメーカー製でしょうが、詳細不明。
会場で見つけた希少車・珍光景
【かつてはイタリアの街の働きモノ】
■これはかつてイタリア人の生活に欠かせなかった、ピアッジオAPE。50~175ccの2ストエンジンを搭載した配達用のミニ三輪トラックとして活躍しましたが、今ではほとんど見られなくなりました。
【異色の移動販売車!?】
■なんと3輪車の上が鉄板で焼ける屋台になっていますが、初めて見ました。何を焼いて販売しているのか不明でしたが、もう店じまい?
【第二次世界大戦で活躍したBMWバイク】
■イタリアの官公庁関係の展示ブース。これは第二次世界大戦時に活躍したBMWの軍用モデルR75 サイドカー。新開発の空冷OHV水平対向2気筒745ccエンジン搭載車は、当初からサイドカー付きを前提に開発されたようです。
【モトグッツィのポリスバイク】
■イタリア道路警察の往年のポリスバイク。ベースはモトグッツィのファルコーネでエンジンは水平単気筒の498ccを搭載。同社初期の成功モデルと言えるファルコーネは、50年から67年まで生産された模様。
文と写真●酒井 博 まとめ●モーサイ編集部・阪本
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